アニメ「交響詩篇エウレカセブン」「エウレカセブンAO」感想

アニメ「交響詩篇エウレカセブン」「エウレカセブンAO」感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

交響詩篇エウレカセブン」はもう10年以上前に放送されたアニメ。
エウレカセブンAO」はそこからだいぶたって2012年に放送された続編。
いつもは詳しくストーリーを書いてますが、もうその当時見ただけのうろ覚えなのでストーリーは書かず感想だけです。ストーリーはウィキペディアに載ってます(が最後の方はなかったです)。

交響詩篇エウレカセブン

交響詩篇エウレカセブン」はSFです。
結構複雑な設定や人物の背景があって、そこら辺はおもしろかったです。ただちょっと難しくて、全部を理解できてなかった気がします。主人公のレントン達が住んでいる世界は、不思議なエネルギー?トラパーを使ってスケボーみたいなのに乗って移動できて、トラパーはサーフィンで波に乗るみたいな感覚で描かれてます。
が、終盤でそこが実は地球の上を丸ごと覆って作られている世界だった、この世界の地下(にあたる位置)に地球があったってことがわかるとか、なかなかおぉ〜って感じの世界が作られていてすごいです。
エウレカというもう一人の主人公の女の子は、この地球に昔やってきたスカブコーラルという生命体が人間と意思の疎通をしようとして作り出したものだったりとか。ただ、そこは納得なんだけど、それでどうしてエウレカセブンに出てくるロボットまで必要なのか(これもスカブコーラルが作り出したもの)というところの必要性は弱かった気がします。つまりロボットはロボットアニメを作るためなだけで、この物語の中での必然性はなかった気がしました。

最初の話で、主人公のレントンニルヴァーシュ(ロボット)に乗った時に何かが反応して、おお、この子は何か特別な存在なんだって感じを見せるんですが、それが最初だけで、その後続いてどんどんそういう展開になっていきません。全50話のアニメでだいぶ長い話なんですが、レントン少年の成長を丁寧に描いている、のかもしれないけど、その後のストーリー展開はテンポが悪く、たまーにまた特別感を見せるものの、まだまだ未熟な普通の男の子でずっと進んでいくところが、なんか最初期待したのと違ったってのと、テンポの悪い進み具合がいまいち感がありました。
たぶん、うまくまとまってなかったんじゃないかと思います。

レントンゲッコーステイトというグループの仲間になって、月光号という大きい飛行機(という言い方でいいのか)で戦闘したりしつつ生活しますが、このグループ内でのレントンの扱いが結構酷くてそこにかなりムカつきました。グループの人達はたぶんだいたい20代くらいの若いけど大人で、レントンはまだ中学生くらいの子供なのに、レントンにあまり優しくない。特にホランドというリーダーが、実はエウレカのパートナーの座を狙っていたのをレントンがパートナーになりそうなのでライバル視、嫉妬していたらしく、妻のような彼女もいる大人なのに、レントンを殴ったりすることもあって、ものっすごく嫌だったし、ムカムカした。他の人達はみんなが冷たいわけじゃなかったけど、そういうホランドを強く止めるわけでもなく、さすがに殴ったりした時は制止するようなことを言った気がするけど、たいしてかばってくれるわけでもない周りの態度もなんで?って思ってた。

だから、途中、レントンが月光号を出て、チャールズとレイ・ビームス夫妻と一緒になり、彼らにはすごく暖かく迎えられていたのはすごくよかったのに、長くは続かず、彼らは月光号と敵対する存在だったらしくて結局二人共ホランド達に殺されてしまい、すごく悲しかった。
ストーリー的にビームス夫妻とずっと一緒ってことはないんだろうけど、レントンに優しくしてくれたいい人の彼らが死んでしまうのはショックだった。
またレントンは月光号に戻ることになるけど、なんか納得いかない感じだった気がする。

一番良く覚えてるのは、ホランドレントンへの暴力が腹立たしかったこと、月光号の一応仲間なんだけど、彼らのレントンの扱いがひどくてムカついたってことです。

そしてレントンエウレカが通じ合って実は地球だったってことがわかる地下世界への道が開かれるんですが、ここに行ってから、通じ合ったはずのレントンエウレカの仲がいまいちになってしまい、「えーまた関係が戻るの?」って思った気がします。
その後、どういう展開で最終回を迎えたか、忘れてしまいましたが、最後は、スカブコーラルに取り込まれていたレントンの父と姉にスカブコーラルの精神世界みたいなところでレントンと再会して、スカブコーラルと一緒に宇宙に旅立ちたい人類は取り込まれて一緒に行く、みたい感じだったような。

設定は面白かったんだけど、なーんかダラダラと話しが続いて、いやーな感じの印象(レントンに冷たい)が残った作品でした。
だいぶ後に作られた別世界という設定の映画版も見たけど、そっちもほとんどストーリーの違いとか覚えてないけど、映画版の方がまとまってた気がする。まあ全然時間が違うし。

エウレカセブンAO

だいぶ後になった作られた続編。
といっても、エウレカレントンの前作のすぐ後の話、続きの話とかではなく、つながりはあってエウレカレントン(ちょこっと)は出てくるものの、ほぼ別の話です。
でも「交響詩篇エウレカセブン」よりはまとまってて、おもしろかった気がします。
そして、最後の終わり方が、ものすごい切ない感じだったので、その終わり方のせいで印象的だったのもあるし、はっきり描かれてないのでやきもきするというか。ちょっとどうなるんだろうって感じで終わるので切なくて苦しかった。
調べてみたらこの最終話あたりをもっとちゃんと描いた「ロード・ドント・スロー・ミー・ダウン」という話があるらしいけど、パチスロの公式サイトで公開されてたとか。

ストーリーの方もダラダラした感じだった前作より、テンポよく話が進んで、どちらかというとSFっぽいお話メインで進んだような気がする。タイムスリップ?、それによって世界が変わるというのもあって、話は複雑でそういう部分ではちゃんとしっかり理解できたかと言うと、微妙だったかも。
トゥルースってなんだったんだとか、よくわからなかった気がする。

が、ですね、このAOの設定の根本に関わる部分で、すっごく疑問に思ってしまった部分があるんです。
これが一番言いたかったこと。このために「交響詩篇エウレカセブン」の感想もついでに書きました。
主人公のアオは、エウレカレントンの子供です。アオの前にも子供が生まれていましたが、レントン達のトラパーのある世界では生きられませんでした。だから、エウレカはアオがお腹にいる時にエウレカ達の世界よりもずーっと昔のまだトラパーがなかったこの世界にきて(来たのは意図してというより事故みたいな感じで)、アオをこの世界で生んで、アオを残して元の世界に戻っていきました。(レントンエウレカはスカブコーラルのない世界を作ろうとしてて、エウレカは犠牲になるつもりだったって感じだったと思う)

ですが、エウレカはスカブコーラルが作り出した人型のスカブコーラルです。スカブコーラルは地球に来て地球の環境に適応し、人間とはなかなか意思の疎通ができなかったけど、タイムスリップする能力まで身につけちゃうほどの適応力を持った生命体がですよ、自分たちが作り出したトラパーのある世界で生きられないような生命を作りますか?あれだけの適応力を持ったスカブコーラルのエウレカの子供が、自分たちが作り出してる環境に適応できないわけないでしょって、ものすっごく思って、そこがすんごい疑問でした。
でもそこを否定しちゃうとこの物語は始まらなくなっちゃうんですが。
でも、それはないんじゃない?って思うんですよね。なんで、スカブコーラルとのハーフでそんな適応力ないの?

あと、AOではレントンが大人になってるんですが、その声優さんがあのホランドと同じ人で、あの憎っくきホランドレントンが同じ声になっているってのが嫌で納得いかなかったです。(その声優さんは好きですよ、いい声です)

見返したわけでもないのに何故感想を書いたかというとエウレカセブンの漫画版を書いた作者さんの「デッドマンワンダーランド」というマンガを読んで(最初の方だけ)、調べたらエウレカセブンのことが出てきて、アオの適応力のなさはないんじゃないってとこを書いておきたくなって、です。
デッドマンワンダーランド」はピッコマで配信されてて最初の方読んでみたんですが、あらすじを調べてみて、もうこれでいいかなと思いました。

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