アニメ「グランクレスト戦記」感想


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アニメ「グランクレスト戦記」感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

原作は水野良の小説(ライトノベル)。
私はアニメしか見てません。
混沌という化け物みたいなのがいて人々を襲ったりする、魔法がある、多くの国があってそれぞれに王様がいるような世界。
魔法師のシルーカ(女)がテオという青年に出会って、テオに仕え、故郷の島システィナを君主の圧政から救いたいと願うテオを助けながら、世界の動乱に関わっていくお話。

ストーリーは、テオがどんどん偉くなっていって最終的には皇帝になってこの世界の国を全部まとめます。
元々冒頭で、同盟と連合という二大グループが婚姻によってまとまり、全部の聖印を統一した皇帝聖印というのが生まれ、混沌をなくす予定でしたが、混沌をなくすことに反対する者たちが邪魔をして、二大グループの長が二人共死亡、婚姻もなくなり、皇帝聖印の誕生が阻止されます。
その後、戦闘によって統一を目指し、皇帝聖印を作ろうとする勢力、戦闘を反対する勢力が出ますが、結局、戦乱になり、戦いを繰り返しつつ、実は影の黒幕だった魔法師協会を倒すということで王達はまとまります。
三大勢力の盟主だったマリーネ、アレクシス、テオは、テオを初代皇帝とする、皇帝聖印を誕生させた後、混沌をなくし、アレクシスに皇帝の座を譲り、マリーネはその摂政とする、テオは故郷のシスティナの領主になる、ということ約束をして、一致団結して魔法師協会を倒します。

小説の方は読んでないのでどんな感じかわかりませんが、おそらくアニメでは細かいところはいろいろ省かれてるんだろうなと思います。でもサクサクと物語が展開していって、そこはすごくよかったです。
でも国も多いし、登場人物も多いしで、「〇〇公が〜」と名前だけ出てきても、誰だっけ?って感じになりがちでした。世界情勢の話もきっちり理解しながら見たわけじゃないですが、わりとおもしろかったです。
ただやっぱり淡々と進んでいくな〜って感じる部分もありました。
最後、魔法師協会の一番偉いやつのとこに行きますが、なぜ混沌を消すのを阻止しようとするのか、というのがわかった後、テオがそれでも考えは変わらない(混沌を消す)と言うと、魔法師協会の一番偉いやつは服毒死してしまい、あっさり終了するのが、えーそれで終わりなんだーってちょっと驚きでした。
最後に戦ってももう周りは抑えられちゃってるので悪あがきにかならないけど。

魔法師協会がなぜ混沌を消すのを阻止しようとするのかというと、昔、今よりもっと文明が栄えていた時代があって、新エネルギーを発見したけどそれを武器に利用して世界が破壊されてしまったので、その当時の人が適度に人類に打撃を与えてまたそこまで文明が進まないように、混沌というものを作り出したため。
それと混沌を消してしまうと魔法が使えなくなる。

戦いの話なので仕方ないことではありますが、結構キャラが死んでいってしまったりするのが、残念でした。
名前忘れたけどいい人だと思ってたちょっと個性的な君主とか。特にヴィラールは死ぬと思ってなかったので、えー死んじゃうんだーびっくりーでした。
最後は人狼の兄さんも、母のかたきを討って死んじゃうし・・・イケメンなのに。(T_T)

前半はちょっと夢中になって見てたけど、一旦自分の見るタイミングが空いてしまって、数ヶ月たってから後半を見たときはそれほど熱くはならず、淡々と見てしまいました。(録画して見ている)

シルーカはできる魔法師らしいですが、最初に登場した時の自信満々な感じからして、スーパーできちゃう人なのかと思いきや、戦闘時にやられそうになって助けてもらうっていうのが結構あって、あれ?そうでもないの?っていう、ちょっとガッカリ感がありました。
もっと魔法をバンバンやって向かう所敵なしみたいな感じを期待してたけど、違った。
あと喋り方がなんか平坦な感じがして(つまり声優さんが・・)淡々としすぎているというか、下手というほど変なわけじゃないけど、ちょっとイマイチ感がありました。

ちょっとwikipediaでも調べてみると、シルーカの姉弟子アイシェラとシルーカの養父アウベストが最後カップルになるらしく、アニメではたぶん全然でてこなかった話だと思うのでちょっとびっくり。

まとめてなんといったらいいか、もうこれ以上感想が出てこないんですが、サクサク展開していって、それなりにおもしろいアニメだったと思います。

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