漫画 いくえみ綾「プレゼント」感想

漫画 いくえみ綾「プレゼント」感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

 他のいくえみ綾さん作品を中古で買った時に送料の関係でついでに購入。
3つの短編。

 


・プレゼント
主人公の女の子、亜希が13、18、21歳の時の男女の恋愛、友情の人間関係のゴタゴタのエピソード。
18の時の彼氏、井原くんがかわいそうだった。

井原くんがくれようとして亜希が受け取らなかったプレゼント。
何をくれたのか「聞きたいけど、いーや」
「あなたに(x3)会いにゆくから」
っていうモノローグがラストの方にあるんだけど、あんまり意味がわからなかった。
主な友だち3人に会いに行くから、あの時のプレゼントの中身を聞かなくてもいいってこと?
あまりおもしろくなかった。

・おうじさまのゆくえ
主人公の男の子が全然好みのタイプではなかった。かっこよくなかった。
他の主要な登場人物も興味がわかなかった。
だからあまりおもしろくなかった。

・あなたにききたい
早田くんが、「潔く柔く」のハルタに似てた。
見た目も性格も。
そしてよく見ると主人公の沙英もカンナにちょっと似てる。
アユミって女の子がちょっとした復讐っぽく近づいてきて怖かったね、っていう話だけど
ハルタとカンナに似た早田くん沙英がカップルになるので、ハルタとカンナがカップルになれたと脳内補完してちょっと読めるなと思った。
残念ながらだいぶ短い話なので、2人の部分はちょっとしか見れないけど。
潔く柔く」よりもだいぶ前に描かれた作品。

早田が高3の時にアユミから手紙をもらった、なんだか気味悪いから無視したっていうのが、大声で「うぜえんだよ、おまえ」と罵倒した理由として、それだけの意味を持つのかな。
あの時の、ボディタッチが嫌だったとして(足もくっついてたっぽいとして)、そこまで言っちゃうの?そしてその理由説明で手紙の内容がもっと気味悪いとか言うのかと思ったら、ただ手紙貰って気味悪かったってだけなの?って思った。

ハルタとカンナの代わりとして、もうちょっと早田くんを見たかったな。

その意味で、この3編の中では一番良かった。
でもその意味でだけ。
内容的には、この本に載ってた3編はどれもいまひとつだった。

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