漫画「きのう、隣の席の彼とキスをした」栗生つぶら 感想


<↑コミックの試し読み>

漫画「きのう、隣の席の彼とキスをした」栗生つぶら 感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

 

ピッコマにて。完結。ピッコマの話数で全12話、最後の3話は有料。
普通の紙のコミックスの分量で言うとたぶん1冊分くらいです。
高校生の恋愛物語で、絵柄はわりと好みだし、話もわりと好きでよかったです。
そして、主役の男の子と女の子がどっちも好みなタイプのキャラで、そこもよかった。
ちなみに表紙絵の印象と中身の絵柄の印象は結構違います。

男の子は、イケメンで、勉強もスポーツもなんでもそつなくこなし人あたりもいい優等生、川瀬晴二(はるじ)。女の子は、同じクラスで川瀬くんの隣の席の花巻ゆにこ。
隣の席の川瀬くんがあまりに完璧でうさんくさいから何か欠点はないのかと粗探しをしようと、ゆにこは、川瀬くんをいつもじーっと観察している。

ゆにこが友人と帰宅途中に行列のできる人気のお店にいくと、そのお店で川瀬くんがバイトしているのをみかける。ゆにこは並ぶのは嫌だからと店に行かずに帰るが、翌日の昼休み、学校で川瀬くんに「よかったらたべて」と昨日川瀬くんがバイトしてたお店のチョコを渡される。
チョコを突き返そうと川瀬くんを追っていくと、川瀬くんが誰にも知られていない学校内の外の空きスペースで一人でレジャーシートを広げているところに遭遇。「そっちもってくれる?」と言われ流れで一緒に座ってお昼ご飯を食べることになる。川瀬くんの手作り弁当の卵焼きをもらったらすごくおいしくて、それを作ったのが川瀬くんだと知って、ゆにこはすごく驚く。そして昨日バイトしてたのは川瀬くんのおじさんのお店だというのもわかり、女の子に人気の店でバイトするナルシスト=川瀬くんの欠点をみつけた!と思っていたゆにこは、がっかり&やっぱり欠点のない川瀬くんに直接苦手なものはないのかと聞くと、スキーとカエルだとわかる。そして川瀬くんにいつもすごく川瀬くんを見てることを指摘され、ゆにこは何か欠点はないかと観察していたのだと白状する。
これ以降、川瀬くんと話をする機会が増えていく。

ゆにこは友人から、川瀬くんが「うちのお姉ちゃんの友達」と不倫していて相手が本気になったら別れたという話を聞く。そして川瀬くんは不倫か彼氏がいる相手とばかり付き合っている、ひとのものじゃないと燃えなくて自分のものになると冷める性分なんだろうという話も聞く。

 

昼休み、携帯が行方不明になったらから、この番号にかけてみてとゆにこは川瀬くんに携帯の番号を渡される。たぶんあそこだから(いつも川瀬くんがお昼ご飯を食べてる場所)と言われその番号にかけるがなかなか出ないので、ゆにこも電話をかけながらあの場所に行く。そこでゆにこが大量のアブラムシに驚いて飛んだり、仕返しにカエルだと嘘をついて川瀬くんが固まったり等のたわいのないやり取りが楽しいと感じる、いい感じの雰囲気になる。
携帯を見つけられたお礼をすると言われ、ゆにこは卵焼きがいいと言い、翌日川瀬くんがゆにこの分のお弁当も作ってくることになる。が、ゆにこはその日なかなか眠れず、翌日寝坊して慌てたせいでおデコを強打してしまい学校を休む。するとお昼に川瀬くんがゆにこにお弁当を届けに来てくれた(母に渡される)。ゆにこは急いで追いかけるが声をかけようとした時に川瀬くんは別の人から声をかけられる。ピアノ教室をやっている人妻で6年ぶり(小学6年生以来)の再会らしい。その様子を見てなんとなくゆにこは声をかけられなかった。

翌日、学校で階段から落ちそうになったゆにこを支えて川瀬くんは足を捻挫してしまう。保健室に行こうと言うが川瀬くんは嫌がるのだが、保健の先生がちょうど通りかかったので事情を説明すると、ゆにこにはすぐに教室に戻るように言う。ゆにこが保健室の前で今日の川瀬くんとの出来事(触れ合うことが多かった)を思い返してぼーっとしていると川瀬くんが出てくる。「食われるかと思った」と言い、頬に口紅の跡をつけている。だから嫌がってたの?そんなことになると思わなくてと謝るゆにこ。男子だって好きでもない人にそんなことされたら不愉快だよねとゆにこは言うが、川瀬くんは学校じゃなかったら拒まなかったかも、オレって「背徳感がないと燃えないヘンタイ」だし?(前にゆにこの友人が言ってるのを川瀬くんに聞かれた言葉)、あながち間違ってない、という川瀬くんの言葉を聞いて、間違ってないのか、嘘ならいいと思ってたのに本人の口からきいちゃったよ、もしかしたらって期待ももてないな・・とちょっとショックを受ける。
足を痛がる川瀬にゆにこが謝っていると、ほんとに悪いと思ってるなら今日うちに来てと言われる。

川瀬くんのおじさんのお店に連れていかれ、おじさんから試作品を食べて正直な感想を聞かせてほしいと言われる。以前から川瀬くんに女の子を連れてきてと言っていたが連れてきてくれていなかったらしい。
そして川瀬くんが病院に行っている間におじさんと話をして、川瀬くんの母親は11歳の時に亡くなり、父親がすぐに再婚したせいで折り合いが悪くなり、おじさんと一緒に暮らすようになった、お店のすぐ裏のマンションでおじさんとの二人暮らし、おじさんに気を使って完璧ないい子でいないとと思っている、その反動で恋愛方面がおかしくなっちゃったんじゃないか、子供の頃ピアノを習っていてピアノの先生が川瀬くんの初恋の人、当時から人妻だった、もしかしてその先生が原因なのか、ということを聞く。

川瀬くんが戻ってきて全治1週間だという。土日に川瀬くんがお店の手伝いをできないのは厳しいとおじさんは言い、ゆにこは手伝うと言うが、ホールは男子じゃないとだめなんだと言われ、代わりのイケメンを探してきてとおじさんに頼まれる。
川瀬くんには言うこと聞かなくていいと言われるが、ゆにこは友人に話をして学校のイケメンのリストを作りバイトを頼めないか尋ねていく。写真部の部長、エロ船と呼ばれる入船が写真を取らせてくれるならという交換条件で承諾してくれる。入船をおじさんのお店に連れていき、おじさんに頼まれて入船の髪の毛をしばってあげるゆにこ。

翌日、川瀬くんの様子がいつもと違うことに気付くゆにこ。川瀬くんと会話してもちゃんと目を合わせてくれない。私の気持ちに気がついて「やべぇなかまいすぎたか」ってなったのかな、でもそうかこれが今までどおりで最近がちょっとおかしかったんだよね、距離がちぢまった気がしてたけどほんとは何もないんだから等を思い悩む。目をそらされるのが怖くて顔が見られない。

 

約束通り、入船が昼休みや放課後、ゆにこを呼びに来て写真を撮るようになる。入船は顔は撮らない、パンツとか谷間とか直接的なのは撮らないという。普通に制服をきたままのゆにこに「ブラウスが光に透けるように」といった感じの指示をして撮る感じ。
「川瀬くん」という声が聞こえてゆにこが川瀬くんの方を見て思いにふけっている様子を見て、入船はおそらくゆにこの川瀬くんへの気持ちに気付いている。
川瀬くんとはあいさつしかしなくなって半月くらいたった。
入船に川瀬くんてどんな人か聞かれ、川瀬くんのことを話しているうちに「川瀬くんとどうにかなれるとは思ってなかったよ、あのままでよかったのに それもダメなのかなあ・・・」と(おそらく泣いて)顔を手でふさいでしまうゆにこ。

学校帰り、急な雨で傘がないゆにこ。川瀬くんに方向がいっしょだから入ってく?と言われる。
すぐにあのピアノの先生のところへ行くんだとピンとくるが、どこに行くのか聞けず、行ってほしくないけどどうしようと思っていると、ピアノの先生が迎えに来たのに出会い、一緒に来ないかと誘われゆにこは行くことにする。ピアノの先生と川瀬くんが昔一緒に習っていた生徒のことやピアノを弾いてないなんてもったいない等という会話をしているのを聞いているうちに、自分はここで何をしているんだろうと気持ち悪くなりトイレを借りる。その間に川瀬くんが先生に強く勧められピアノを弾いているのが聞こえてきて、ゆにこはすごい疎外感を感じる。帰りたくなるが今帰ってしまうと先生と川瀬くんが二人きりになってしまうし、と部屋の外でいろいろ考えをめぐらせる。ガラス付きのドアで二人がピッタリ寄り添って座って話しているが見えるが何を話しているか聞こえない。こんなの見たくないのに入れない、と思っていると先生に電話がかかってきたので、今だと思い部屋に入る。先生のご主人からで着替えを会社に持っていくけど30分ぐらいで戻るということなので川瀬くんは帰ると言うが、待っていてと強く言われる。
ゆにこと川瀬くんは二人でソファに腰掛け、川瀬くんに先生のことを知ってた?と聞かれ、先日川瀬くんが弁当を持ってきてくれたときに追いかけて見かけたのだと言う。
川瀬くんはゆにこはすぐに顔や態度に出てわかりやすい、そういうところをいいと思うと言う。
ゆにこは川瀬くんはわかりにくいと言うと、川瀬くんは自分でもよくわかってないからね、と言う。
ゆにこはでもさすがに今はわかるよ、私に早く帰ってほしいと思ってるよね?と言う。
不倫はよくない、おじさんだって困ってたよと言うが、川瀬くんはゆにこの方を見つめるだけで何も言わないので、帰ろうとすると「ここのカギ空けたまま帰れないよ」と川瀬くんに言われる。
ゆにこ「いや だから 川瀬くんがいるでしょ」
川瀬 「花巻さんが帰ったら オレ 先生とふたりきりになるよ?」
ゆにこ「? ?? そのつもりで来たんじゃないの?」
川瀬 「そーだよ でも水さされてシラけたから 花巻さん 責任とってよ」
と、川瀬くんに詰め寄られ、制服のリボンとシャツのボタンを外されていく。
(第1話冒頭のシーン)

ゆにこ「わかった あれでしょ わざと嫌なことしてきらわれようとするあれだ そんなのムダなのに」
川瀬 「嫌? オレこういう男だよ?」
ゆにこ「嫌っていうか・・・イヤイヤだっておかしいじゃん ここひとんちだし 先生ももうすぐ帰ってくるし」
ゆにこ「川瀬くんはかしこいから 絶対そんなことしない」
川瀬 「・・・ごめん」
いつの間にかボタンもリボンもきちんと元に戻してくれていた。
そしておそらくしばらく会話のないまま座って待っていて、先生が帰ってくると川瀬くんは彼女送ってぼくも帰ります、とゆにこを家まで送った。
川瀬 「あのさ 入船さんとここんとこよく一緒にいるみたいだけど困ったことにはなってない?」
ゆにこ「ああ! あはは だいじょうぶだよ? ぜんぜん」
川瀬 「そっか ほんとみたいだね」
ゆにこ「だって つきあってるから!」
川瀬 「それはウソだね」
ゆにこ「でももしそうなら川瀬くん 私にも ちょっとは興味持ってくれた?」
(そんなもしなんて 意味ないんだけどさ)
川瀬くんはゆにこを抱きしめてキスをする。
川瀬 「今度はあやまらない じゃあね」
川瀬くんは帰るが、先生が川瀬くんを待ち構えていた。
(そしてどうなったかは何も描かれていない)

 

翌朝、登校中のゆにこを先生が待ち構えていて、忘れ物を川瀬くんに渡してくれと紙袋を渡される。
学校で、川瀬くんが来ても顔を見れない。川瀬くんは今日はネクタイを忘れてきた。
ゆにこと川瀬くんの目が合った時に目をそらされてしまう。
結局、忘れ物を渡せないまま放課後になり川瀬くんは帰ってしまい、忘れ物の入った紙袋は川瀬くんの机の中に入れておくことにした。
昨日キスしたとは思えず、川瀬くんがなにを考えてるのか全然わからずゆにこは頭を抱えるが「自分でもよくわかってないからね」と言っていた川瀬くんの言葉を思い出し、そっかじゃあ私にもわかんなくて当然か、と思う。

家で皿を割ったりコーヒーの粉をこぼしたり冷蔵庫の扉にぶつかったりの川瀬くん。
おじさんに大丈夫か?お前がダメダメになるの中1の時の修学旅行のスキー以来だ、珍しくてと大笑いされる。川瀬くんもまさにその時の気分だと言う。
恋わずらい中ってことだね、今まで女の子ともテキトーにうまくやってきたはずなのに 実は本気で誰かを好きになった事なかったからどうしたらいいかわからない、ってとこだろ?とおじさんにズバリ指摘される。

お風呂で考え事をするゆにこ。先生に渡された忘れ物と川瀬くんが今日していなかったネクタイが結びついて、泣いてしまう。翌日、泣き腫らした顔で登校するゆにこ。
川瀬くんはお昼休みになっても来ない。
ゆにこは入船に呼ばれて写真部の部室に行き、入船に「どうしたんだその顔は」「あーあ 悪いなぁ川瀬は」と言われる。
ゆにこの友人たちが、ゆにこはまだ入船と写真を撮っているのか、川瀬くんの穴埋めの交換条件にしては長いねという会話をしていると、川瀬くんに「花巻さんは?」と聞かれる。
川瀬くんが写真部の部室に現れて、ゆにこの写真を見せてくれと言う。写真を見て「入船さんこれはダメです 今すぐ消して下さい」と言うが、入船は間違えた隣のフォルダだから落ち着いて(たぶんわざと間違えて見せた)と言い、「はぁ!?なんですかそれ」と言う川瀬くんに「へー川瀬くんでも声荒げたりするんだね」とシレッとして言う。
川瀬くんは写真を見て今度は静かに驚いた表情をする。
「入船さん 入船さんにはカメラがあるからいいですよね?」と言ってゆにこを連れ出す。
入船「フーン やっぱするどいねー ゆにやんなんて 全然気づかねーのにさ」
ゆにこの表情のアップの写真がいくつもある。

秘密のランチスペースで一緒にお昼ご飯を食べることになる。
おじさんに家事軽減令出されてヒマでたくさんお弁当を作ってしまい、そしたらこりすぎて来るのが遅くなったらしい。二人でも食べきれないくらいの量を作ってしまった川瀬くんにゆにこは大笑い。そして川瀬くんの卵焼きをおいしそうに食べる。
川瀬 「ごめん わけわかんない態度とってふり回しちゃって 反省してるよ」
   「自分が花巻さんをすきなんだってことがよくわかってなくて」
   「で気付いたら気付いたで急にどうしたらいいかわかんなくなって」
   「オレ 自分が信用できないから」
   「花巻さんのきもちにも気づいてたけど こたえることできねーなーって思ってて そしたらおじさんが」
ゆにこ「ちょっとまって 今 すっごく大事なこと さらっと言わなかった?聞き間違い?」
川瀬 「花巻さんが好きなんだ」
ゆにこ「なんで?ひとづまじゃないのに・・・?」
川瀬 「それもさ おじさんが言うには」
おじさん(言っとくけど お前がしてきたもんなんか恋愛じゃねーからな 自分がどっか本気じゃないこと気づいてるから フッた時に罪悪感少なくてすむ相手を選んでるだけだよ そりゃすぐ冷めるよ 相手を落とす だけで満足するゲームだもんな そんなもんとゆにこちゃん ごっちゃにしてんじゃねーよ このクソガキが バーカ バーカ クソバカ)
ゆにこ「でも いつから?全然わかんなかった・・・」
川瀬 「チョコ 渡したときにはすでにかな」
女子にチヤホヤされたくてチョコレート屋でバイトしてるわけじゃなくておじさんの店なんだと言い訳したかったらしい。自分ではよくわかってなかったんだけど、ゆにこによく思われたかったんだろうと。
ゆにこ(イヤイヤイヤ 話す前の私のいったいどこを? イヤ後でもわかんないけど!)
川瀬 「まー完全に観念したのはおとといだけど 遅」
ゆにこが先生から預かった忘れ物を見たか聞くが、教室にカバンおいてすぐ出てきたからみてないと川瀬くんは言い、おもむろにポケットからネクタイを取り出して、時間なかったからとネクタイをしめる。そして昨日は完全にボケボケで忘れてたとのこと。
忘れ物の中身を見ると、ゆにこのハンカチだった。
川瀬 「これのどこがオレのなんだろう やられたな」
   「あ もしかして これのせいか? 目はれてたの」
   「うたがわれたんだね オレ・・・」
ゆにこ「だって あの時は まだ・・・」
川瀬 「うん わかってるよ ごめん 泣かしちゃって」
キスされると思ってゆにこはギュッと目をつぶるが、川瀬くんがにやっとした表情で見ているだけなのに気付いて、かあっと顔が赤くなり、ひどい、バカバカと川瀬くんをバシバシたたく。川瀬くんはその腕をつかみ今度は本当にキスをする。
川瀬 「花巻さん かわいい くそーかわいい かわいーかわいー」
川瀬 「ハー ずっとこれが言いたかったんだ あースッキリした」
ゆにこ「なんで? あ もしかして・・・胸?」
川瀬 「は!?」
ゆにこ「だって 私も川瀬くんの横顔とか手とか外見から入ったからおんなじじゃない?」
川瀬 「あ あ ああ・・・そっか・・・」
ゆにこ「うん」
川瀬 「ハッ って でもちがうから!」
ゆにこ「べつにいいのに・・・」

信じられないんだけど 隣の席の男子が恋人になっちゃったらしい
それはそれで また やりづらい☆

教室で今度は川瀬が仕返しとしてゆにこをじーっとみつめている。
たぶん最後のページで背景がグレーなのが回想で、まだ川瀬とゆにこが話をする前、「完璧すぎてうさんくさい」と思いながらじーっと川瀬を見ているゆにこを「かわいい」と思っている川瀬が描かれている。

 

また後半になるにつれどんどん細かくストーリーを書いてしまいました。セリフ付きで。
この何かを言われてもすぐに何かを言い返すのではなく、じっと見つめてたりとか、セリフなしで何かを考えているというか、じっと見つめるような表情だけで表現しているのが、なんか好きだなと思った。

でも川瀬くんは、ここは何を考えているんだろう、どういう意味なんだろうとよくわからないところも多かった。最後まで読むと物語冒頭からもう川瀬くんはゆにこのことを好きだったらしいけど、保健の先生に襲われそうになった時になんでゆにこに「学校じゃなかったら拒まなかったかも」って言ったんだろうとか。
ピアノの先生に会いに行った時は、前に先生から連絡先を渡されていたけど先生は「ぜんぜん連絡してくれないんだもん」って言ってたし、やっと連絡をくれたってことなのか、それとも、先生は自分でおじさんのお店を知り合いに聞いて探したようなのでおじさんに言われてチョコ持参で先生の家に言ったのか、ゆにこに言った「そのつもりだった」のは本当なのかどうなのか、よくわからなかった。
あの時点では川瀬くんはゆにこが好きという自分の気持ちには気づいていたはず、でもどうしたらいいかわからない時で、観念したのはたぶんその後ゆにこにキスした時。
だからまだ先生と寝ようとするとか不安定な行動をとってもおかしくはない。
先生が傘を持って迎えに来る途中だったから約束していたはずで、ゆにこのためにウソをついて傘に入れてくれた、ということではないと思う。
先生の方もただ才能ある昔の教え子に会えて喜んでるだけなのか、浮気する気満々だったのか。
部屋にいた時の態度はどちらともとれて微妙だけど、敬語萌えするとか言うのはあやしいし、ゆにこを送った川瀬くんを待ってたのは、だいぶあやしい。そしてゆにこの女物のハンカチとわかりそうな物を川瀬くんの忘れ物としてゆにこに渡す、という行動の意味も一体何だったのかよくわからなかった。
おじさんのお店を知っているんだからそっちに持っていくこともできたので、わざとあえてゆにこに渡したんだろうし、川瀬くんのじゃないってわかってて川瀬くんに渡すように言ったんだろうけど、川瀬くんに渡せばすぐにゆにこの物だってわかって、その場でゆにこに渡しただろうし、そんなすぐにわかる物をゆにこに渡させた意味は?
今回はゆにこがすぐに渡せなくて、たまたま川瀬くんがネクタイをし忘れてたから、ネクタイかと思って、ゆにこを送った後、川瀬くんが先生の家に戻ったんだと思って泣いたけど、ゆにこがすぐに渡していればその場ですぐわかったはず。学校に行って渡すまでの間だけでもヤキモキさせたかったとか?
先生の態度は全体的にあやしかったし(ベタベタしてる感じ)、川瀬くんを待ち伏せていたのはやっぱり決定的に先生にはその気があったってことなのかなぁ。そしてちょっとだけでもゆにこをヤキモキさせようとしたってことなのかなぁ。
先生のとこには行ってないから誘われたとしても断ったはずだし、それが悔しくてちょっとは何かしてやりたかったってことなのかなぁ。

おじさんの方は川瀬くんの気持ちに気づいてて、でも本人がまだわかってないことも気づいてて、それであえてゆにこにイケメンの代打を探させたのかもしれない。だって数日代わりに手伝うだけなら女の子だっていいじゃんね、個人の店なんだし。そして入船の髪をまとめるのをゆにこにやらせたのは絶対わざと。その後の川瀬くんの様子を見てニヤニヤしていた。

入船は、最初にバイトの話をされた時に好みじゃないけど〜と言ってたけど、あれは本当だったのかどうなのか。どっちにしても、川瀬はするどい、ゆにこは全然気づかない、と最後に言ってることと、ゆにこの表情のアップを撮ってたことから推測すると、ゆにこのことを好きになってたんだろうな。でもゆにこが川瀬のことを好きなのも最初の頃から気づいてたようだから、結構気に入ってたけど、相手はそうじゃないのはわかってたから、川瀬ほど本気にはなってなかったというか、ダメなのを覚悟していたというか、最初から諦めていたというか、そんな感じなんだろうな。

川瀬くんは、ゆにこが入船に呼ばれて行くのとか、髪をやってあげてる時に聞こえてくる楽しげな声を気にしている様子なのとか、ゆにこにお弁当を作っていくのを約束したら喜んでるのを影から見てて「ぷっ」と吹き出してるのとか、ちょいちょい川瀬くんがゆにこを見ているのが描かれている。

川瀬くんが言うように、ゆにこの気持ちはわかりやすいけど、川瀬くんが何を考えてたのか、というのはわかりにくかった。話をするようになってから、ちょいちょい川瀬くんがゆにこに「ぷっ」と吹き出す様子が描かれているので、ゆにこのことは今まで付き合ってきた人とは違うタイプで気に入ってるんだろうなというのはわかったけど、最初からだったとは。
ゆにこがじーっと見つめてるのをかわいーって思ってたんだね。(胸じゃないんだよね)
入船にヤキモチをやいて入船がバイトに来た翌日からゆにこを避ける感じになっちゃったりしたんだろうけど、ゆにこの気持ちにこたられないと思ってたとか、それってどういうことなのとか思うけど、まあとにかく自分でもよくわからなくなって変な行動をしちゃってたってこと、と解釈しておこう。

川瀬くんとゆにこがカップルになった後に、ゆにこの友人たちが出てきてないんだけど、コミックとしてまとまる時は番外編とか何かオマケで書かれるだろうか。

何度か読み返してるとやっぱり川瀬くんもゆにこも見た目すごく好みだなーと思う。
そしてゆにこみたいにちょっと変わってると思われる子というか、素直でまっすぐな子好きだなぁ。
川瀬くんも過去の女性遍歴の行動はチャラいようでチャラい感じの子じゃないし。
二人とも見た目も中身も好きなタイプで、恋愛物語でカップルがどっちも好みっていうのがやっぱりすごくいい。

でもちょっといろいろわかりにくい感じが全体的にあったような気がする。最後のページの川瀬くんがゆにこをかわいーって思ってるのが回想だって、読み返して気づいたし。あのページの回想と現在はわかりにくと思う。

<↓コミックの試し読み>

読み終わった後、この作者さんの他の作品を調べてみたけど、これより後に書かれた「先生のメガネからみえる優しい世界」を読んだことがあった。でも主役キャラが「先生の〜」よりこっちの「きのう〜」の方が好き。

<↓1話毎の試し読み>