漫画「永遠の愛は誓いません」漫画:寿シン/原作:Rickey 感想


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漫画「永遠の愛は誓いません」漫画:寿シン/原作:Rickey 感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

ピッコマにて。ピッコマの話数で全51話。
全26話、全4巻。完結。
10話までは「マンガきゅんとplus」(web)で完全無料で読めます。
大企業の会長の孫娘が、お見合い結婚をさせられそうになり、それを阻止するため、男装して会社の新人研修にまぎれこんで・・・というお話。
たぶん韓国のマンガ。
ドタバタな感じの恋愛ドラマです。


主人公は二階堂馨(かおる)29歳。大企業のNSグループ会長の孫娘。
両親は早くに亡くなっている。
自分も会社の役に立とうと知識や技術を磨いてきたが、会長である祖父に自社へも他社へも就職を許してもらえず、今また結婚も、お見合い結婚をするように言われてしまう。何も自由に自分で決められないのかと反発するが、祖父は「私を信じてくれないか」と言い、聞く耳を持ってくれない。

祖父がお見合い結婚の話を出したのは、自分に胃ガンが見つかり、早期発見なので手術をすればほぼ治ると言われているが、万が一の時に馨を一人にしないため。
薫には胃ガンのことは内緒にして、アメリカに2ヶ月行き、手術をする予定。
2ヶ月後に戻ったらお見合いをする、ということになっている。

会長秘書のおじさんに聞くとお見合い相手は、森直人(なおと)という名前だといい、祖父の恩人の孫で馨も知っているはずで、入社試験をトップで合格した人物らしい。
それは馨が小学生の頃に一時期一緒に過ごしたことがあり、ブサイクで太っていて意地悪をされた記憶のある同い年の男の子だった。
馨はお見合い相手を確かめるため、入社式にやってくる。すると森直人という人物が、小学生の頃と全く変わっておらず、そのまま大人になったような人物だとわかる。
森直人との結婚は絶対に嫌だと思った馨は、森直人の正体を暴いて(ダメなところをいろいろみつけて)祖父に報告し、結婚を考え直してもらうために、おじさんの協力を得て、新入社員研修に男装して潜入することにする。
新入社員研修は3週間の合宿で2人部屋。馨はおじさんに頼んで森直人と同じ部屋にしてもらったが、同室の相手はイケメンで、入社式で見た人物とは違っていた。新入社員に同姓同名の森直人が2人いることがわかる。
部屋を変えてもらおうとするが無理で、せめてと思い出身地を教えてもらうと、イケメンはアメリカ帰り、ブサイクは青森出身とわかり、やっぱりブサイクな方がお見合い相手の方に違いないと、馨はがっかりする。

 

同姓同名でまぎらわしいので、イケメンで背が高い方を「大森」、ブサイクな方を「小森」と呼ぶことにする。更に、小森について探りを入れるために、新人研修のチームを小森と一緒に組む。プラスそれぞれの同室者で全部で4人(大森、柳)。優勝したチームはヨーロッパ旅行に行けるらしい。

研修中は毎朝、運動場を5周しないといけない、チーム内で一人でも完走できないと連帯責任で、朝食はお粥になるというルール。初日、小森も柳も遅刻して4人は朝食のお粥になる。
研修のチーム課題は、新しいブランドを立ち上げると想定して販売展開からデザインまで考えるというもの。

柳は「ファッション業界の女性ってかわいい子が多いから」という理由で入社していて、研修への態度も不真面目。
馨は大森を誘って小森&柳の部屋に遊びに行くが、部屋はゴミでいっぱいで汚いし、研修への態度が不真面目でプライベートな質問を不躾にしてくる柳に気分を害したりして、気まずい雰囲気に。
その後、馨は大森に今のように無理して仲良くしようとするのにはつき合えない、なぜ小森近付こうとするのか、どういう関係なのか、ときつく言われ、小森は小学生の頃の親友だったがケンカ別れしてこの会社で再開し小森は自分のことを覚えていないようだが仲良くしたいと思っている、と説明し、仲良くなるのを手伝っほしいと大森に頼む。

大森は経営学が専門でアパレル業界には詳しくない、馨はずっと会社の役に立とうと勉強してきたので詳しいから何でも聞いてくれと言い、二人で遅くまで話をしてしまい、翌朝寝坊してまた朝食がお粥になる。

研修で同室のペアでヨガをするが、柳が小森が重いのを文句を言っていたので、気を利かせて、大森が柳とペアを組み、馨が小森とペアを組むように申し出る(小森と仲良く〜のため)。
が、馨は小森を背負う時に腰を痛めてしまう。

小森はヨガでのことを気にしてか昼食に食堂に来なかったので、気になった馨が小森の様子を見に部屋に行くと、部屋は掃除されキレイになっていた。そして小森が書いたデザイン画を見て、その完成度の高さに驚く。馨は祖父の会社でデザイナーとして働きたいと思い、パリに留学していたことがあるが、企画とマーケティングの成績は優秀だったが、デザインの才能はないと言われていた。
長くこの業界に関わってきたのでデザインを見る目はあり、馨は小森にはデザインの才能があると言う。

 

研修でラフティング(川下り)をすることになり、4人一組でボートに乗り、馨&小森&女性2人、大森&柳&女性2人が同じチームになる。
馨チームは途中で転覆してしまい、馨はボートの下に入ってしまい、ライフジャケットのせいで潜って移動することもできず、ピンチになっていたところを、大森が察して川に飛び込み、馨を救助する。
救急車を呼ばれそうになるが、男装がバレてしまうので、大丈夫と断る。

ここ、ライフジャケットが逆に邪魔になるっていう状況もあったりするんだと思うと、怖いなーと思いました。こういうのやったことないですけど。インストラクターもいて「安全なはず」でやってるのに、大森が気付かなかったら、馨は死んでたかもしれないので、ほんとに怖いな〜と思います。

馨と一緒のボートに乗っていた小森は自分のせいではと落ち込む。
翌朝、小森は5周でいいマラソンを16周走っていて、夕食も抜いたらしく、朝食も残していた。

馨は小森に「昨日のことを気にしてダイエットしているのか、あれは事故だから気にすることはない」と言うが、小森は「もう帰りたい」と言う。馨は「痩せることは誰でもできるけど、才能は誰もが持っているわけじゃない、ここで諦めたらもったいないからがんばろう」と小森を励まし、小森はそんな馨にドキドキしてしまう。

朝食後、馨はチーム課題のプロジェクトの進捗具合を確認しようと大森と約束していたが、小森のところへ行っていたため、遅れてしまい、大森に苛立たれてしまう。
大森は、ここまでの間、度々、馨にドキドキしていて、馨が小森にばかり構うことにヤキモチをやいてしまっていた。

そこへ家族から緊急の電話だと馨が呼ばれて行く。
いつも連絡していた馨から全く連絡が来なくなったので、祖父が馨に電話をしようとしたのを秘書おじさんが止めて、馨から連絡するように伝えると言ったのだった。そして秘書おじさんは、祖父が胃ガンで手術のためにアメリカに来ているという事情を馨に伝えたが、馨はそれを知らないふりをして、祖父に電話をして話をした。

馨は祖父に働きたいと言った時、「お前は好きなことをして結婚すればいい、仕事なんてして体を壊したら困る」といわれ、「私は自分を活かせる場所で働いて好きな人と結婚しますから」と答えると、「わしを信じてはくれないかね」と祖父に言われたことを思い出していた。

 

馨の主張は最もなことだと思います。
ただ「信じてくれ」と言われ、働かずに結婚しろと言われてもねぇ・・・。
働くだけの能力があったら、それを活かしたいと思うのも当然で、ただ自分の言うとおりに、お見合いで結婚しろ、自分を信じろなんて、横暴ですヨ!!
信じるとかの問題じゃないから!
いくら家族でも考え方は人それぞれなんだよ!あんたの考えを人に押し付けんな!
っていう典型的な例ですね。
女性が働くのが珍しくて大変だった時代は、そうだったかもしれないけど、今は女性が働くという、それだけで苦労するってことはないんだし、能力がある人だったら余計にそんなことじゃ納得いかないだろうなぁ。言ってることが通じない感がスゴくて、こんなこと言われたら腹立たしくてしょうがないネ。

一方で、唯一の家族で、祖父を大事に思う気持ちも強いから、馨にとってはツライところ、なんでしょうね。病気だと知ったら余計に。

ところで、会長秘書の辻さん、馨が「おじさん」と呼んでいるので、親族の「叔父」なんだと思ってたけど、名字違うし、親族じゃなくてただの会長秘書なのか?
たぶん「おじさん」呼びは韓国文化なのかな。
日本だったら、こういう関係の場合、「おじさん」って言わないと思う、辻さんとかかな。

電話が終わったら戻ると言っていた馨がなかなか戻らないので、大森は心配になって、馨を探し回ってしまう。ただの同僚なら待っていればいいのにと思い、大森はそんな自分に戸惑う。
馨が部屋に戻っているのをみつけ、馨の祖父が病気だという話を聞く。
そして自分も子供の頃、両親が海外にいて祖父と暮らしていたが両親の元に行くことになってから祖父にあまり連絡をとらず、次に会ったのは祖父が亡くなる直前だったのでそのことを後悔しているが、馨はまだ祖父が近くにいるんだからチャンスはある、元気をだしてと励まされる。

 

馨はラフティングの時も大森に助けてもらったし、大森には助けられっぱなしで、今時こんな人はいないと思い、礼を言う。馨の笑顔にまた大森はドキドキしてしまう。

小森は同室の柳に部屋の掃除等こき使われつつ(柳は手伝わない)、「馨は女性じゃないか」と考えていた。

研修も残り少なくなり、プロジェクトも大詰めになってきた。
大森はますます馨にドキドキし、小森も馨が女性じゃないかとドキドキしていた。

会長秘書の辻がデスクから離れていた時に、新入社員のファイルを会長(祖父)に見られてしまい、馨が新入社員研修に潜入していたのがバレてしまう。
おじさんから馨に電話がきて、会長にバレたので研修途中だが今すぐに帰ってくるように言われてしまう。
後はプロジェクトの発表を残すのみだったが、今までのお礼と急に帰ることの謝罪と資料は完成させてパソコンに保存してあるということをメモに残して、馨は大森達に挨拶もできずに去っていく。

はっきりした記述がなかった気がするけど、たぶん祖父の手術は成功している。
馨が祖父に会いに行き、会長秘書から頼まれたこともあって、馨は1年間だけ会社で平社員として働いていいことになる。

ここの、馨が研修を途中で抜けて、会社で働き始めるまでの間の話は、時間軸が前後したり、説明不足だったりして、なんだかわかりにくいです。
だけど、たぶんこんな展開。
会社で働くことを許されたけど、馨はすぐには働き始めず、半年間、祖父の療養に付き添って介護する。
大森たちのチームは優勝して優勝賞品で、ヨーロッパ旅行をした(飛行機に乗ってる描写しかないけど)。
会長(祖父)は、馨の意志の強さに負けたようで、本当に好きな人と結婚するのがいいのかもしれないと思うようになった。(やっとか!)
小森は馨が女性だと確信したと、大森、柳に話すが、柳は馨がトイレで用を足している時にアレを見たし、着替えの時も筋肉ムキムキだったのを見ているから、それはありえないと否定する(そんなはずはないので、柳の思い込み&勘違い)。
馨が男でも女でも関係なく、小森は馨のことが好きだと二人に告白する。

 

14話からは馨がインターンとして会社で働く編。
企画2チームに配属された馨は、そこで大森、小森、柳と再会する。
柳は相変わらず、ダメなやつで、馨がどこかの御曹司らしいという噂を耳にして取り入ろうと変にかまってくるが、お尻をたたいてセクハラしたり、馨のコーヒーを勝手に飲んだり、馨が痔だと勘違いして勝手に気を使ったり、的外れなことばかりして、馨を怒らせ、馨は絶対、柳が入社した秘密を暴いてやると思う。

小森はこの半年ですっかり痩せてイケメンになっていた。
・・・ということになっているけど、細身にはなってるけど私基準でいくとイケメンではない・・・。
馨は、小森がお見合い相手だったと思っていて、今は祖父の言う通りにしてあげたいと思っているので(=小森と結婚)、ブサイクからイケメンで細身になって、喜ぶべきところだけど・・・、と思いながら大森の顔が浮かぶなど、大森を意識してしまう。

小森は大森、柳に馨のことを女性だと思ったことを話したが柳に否定されたこと、それでも馨のことを好きだと言ったことを馨に話した。
(これって告白したも同然だと思うけど電話がかかってきたせいでか、それで何ということになってない)

馨が遅くまで仕事をしているのを大森が手伝うことになり、朝の5時までかかってしまい、帰宅してもほとんど時間がないので、会社で仮眠をとることになる。
仮眠室の狭いベッドで二人で一緒に寝て、お互いドキドキするが、大森が気持ちを抑えきれず、眠っている馨の頬に手をやり、体を抱く形で手を回し、向い合せで寝る。
目覚ましで気付くと、二人は向い合せで抱き合って寝ている形になっていて、二人共照れる。

馨はドキドキするが、今は仕事をがんばらないとと思い、気を引き締めようとする。
大森は、アメリカにいた頃、ルームメイトのボビーに告白されていて、その時は同性愛者じゃないからと断ったのに、馨への気持ちを自分はゲイなのかと思い悩む。

馨が大森と一緒に徹夜して作った報告書のことで、柳事業部長が、「売上が落ちたのを販売部のせいにするとは何事だ、企画部は企画だけしていればいいんだ」と怒鳴り込んできて、馨に怒るが、大森が間に入って馨をかばう。

大森は馨を外回りに連れ出し、アイスを一緒に食べながら、社内恋愛についてどう思うか、馨に尋ねる。
馨は、研修のときから大森にモーションをかけていた姫野のことを言っているのかと思い、社内恋愛には反対だと答える。
そこへ祖父が倒れたと馨に電話がかかってくる。仕事の途中だが、すぐに行くように大森に言われ、馨は祖父に会いに行くが、大事には至らず、安静にしていれば大丈夫だという。

会長秘書おじさんに柳事業部長のことを聞くと、あの人は会社のガンだが、大株主の父親のコネで今のポジションにいるらしい。

 

小森は大森に話があるからと飲みに誘い、「馨のことを心から愛している 僕たち二人は障害が多いが協力してほしい」と言う。
大森はその告白を聞いてビックリ。そして馨は社内恋愛には反対だと言っていたこと、まだ告白もしていないのに自分たち二人に協力してくれと言うのは気が早いということ、二人の交際には反対だということを言う。

大森は、小森が馨のことを好きだっていうのは研修終わりに聞いて知ってるはずなのに、そんなにビックリするの?と思ってしまいました。あまり本気だと思っていなかった?改めて聞いて自分も馨が好きだからショックをうけたってこと?

大森は小森との会話で、自分が馨のことを好きになっていたことを自覚し、小森にも言う。
(え?今だったのか。まだ気付いてなかったんだ・・・。)

馨は柳に「先日、柳事業部長を怒らせた件は、柳の叔父だからとりなしておいたからあとでおごれよ」と言われ、柳事業部長が柳をコネ入社させたんだと気付く。

大森と小森は飲みすぎて会社に遅刻し、馨に怒られる。
大森も小森も会社に辞表を出す。たぶん、馨が社内恋愛には反対だという話を聞いたため?
会社の創立記念パーティーの準備中、倒れてきたデカイ鉢から馨と小森をかばって、大森は頭を打って病院に運ばれる。そこで馨が側についていて、目覚めた大森とちょっといい雰囲気になり、馨は大森への自分の気持ちを自覚する。

会社の創立記念パーティーがあり、会長と一緒に馨も出席するように言われ、馨は普通ならドレスアップして出席するところだが、会社の人たちにバレないように、地味な黒いスーツにメガネの姿で、出席する。

パーティーの後、会長(祖父)が馨に紹介したい人がいると言って、森直人と引き合わせると、現れたのは大森だった。馨は小森が会長の親友の孫だと思っているので、会長に同姓同名がいてもう一人の方だと耳打ちするが、祖父(会長の親友)の名前や子供の頃青森に住んでいたこと、馨を預かっていた時期があることを覚えていることから、大森が親友の孫で、勘違いしていたのは馨の方だとわかり、馨は愕然とする。

大森と馨が二人でコーヒーを飲みながら会話して、大森には好きな人がいるから、お見合いは断るつもりなので、心配する必要はないと言われ、馨はその相手が姫野ではないかと思い、ショックを受ける。

小森は馨から創立記念パーティーは欠席するというメールをもらい、心配して馨のマンションまで行く。大森も会長と孫としての馨と会った後、小森から連絡をもらい馨のマンションに行く。
知り合いという確認が取れないので、警備に止められ本人が帰宅するまでロビーで待つように言われ、待っていると、女の姿の馨が帰ってくる。
その場では人違いだったということで、二人は帰っていくが、帰る途中で大森は「もしや?」と何かを思い当たる。

翌日、会社で大森は、出社してきた馨に話があると言い、電話をして馨の携帯が鳴ると、昨日会長に教えてもらった番号にかけたのになぜ馨の携帯が鳴るのかと問い詰める。
馨はごまかそうとするが、大森はブログの顔写真等も調べて確認していて、馨が会長の孫だと確信していた。そして、大森のことを調べようとして男装して潜入していたこと、だから森直人が二人いて最初の頃混乱して苛立っていたこと、小森がその相手だと思っていたから小森に近付こうとしていたということも、推測して言い当てた。

途中から影で小森が二人の会話を聞いている。
馨は、結婚なんて考えてなかったのに祖父にお見合いを押し付けられたので結婚相手を知りたかっただけだと説明する。そして会社を辞めるのは姫野と関係あるのか、姫野のことが好きなのか、自分が大森のことが好きだから考え直してほしい、と告白するが、「今の君の言葉は信用できない」と言われてしまう。
馨は信じてほしいと言うが、今まで嘘をついていた人のことを信じられない、と大森は言う。
そして「僕が誰のことを好きか知りたいのか?教えてやる。君だよ。
研修のときからずっと気になっていた
なのにいきなり僕の前からいなくなって眠れなくなるほど心配させて
同性愛者じゃないかと悩むほど好きだったのに
それが会長の孫で ボクのことをうんざりだって言ってたあのコだったなんて
会社をやめようと思ったのも そのせいだった
そばで見守ってるだけじゃつらくて これ以上自分の気持を隠せなかったからなのに
これで終わるとしても告白してアメリカへ帰ろうと思ってたんだ」
と言って、馨も小森も振り払って、自分の会社の荷物を持って辞表を受理してくれと上司に言って帰ってしまう。

馨は自分のことしか考えてなかった、どうしたらいいんだろうと泣く。
そして小森にも迷惑をかけてしまったと今までのことを謝る。
部署に戻ると大森が帰ってしまったことを知り、追いかけていこうとするが、
小森に「二階堂さんのことが好きなんだ 愛している」と会社のみんなの前で大声で告白される。
馨は小森と二人で話をして、馨は「大森のことが好きだから小森とは結ばれない、私のことを好きなってくれてありがとう」と言って、小森をふる。

翌朝、大森は目覚めると馨から大量の着信履歴があるのに気付く。姫野からメールがきていて、小森が馨に告白した話を聞き、小森と馨が結ばれる想像をしてしまい、イライラしてしまう。
玄関の配達された牛乳を取ろうとして、ドアの横に馨が座っているのに気付くが、そのままドアを閉める。馨がドアの音に気付き、どんどん叩いて話をしたいからと、なんとか部屋に入れてもらう。
馨はトランクがあるのに気付き聞くと大森は明後日アメリカに帰りもう戻らないかもしれないと言う。
馨は「もしも私の正体がバレる前に私が告白してたら二人はどうなってたのかな?」と言うが、大森が答えられないでいると、「朝から騒がしくしてすみません」と言って馨は帰る。

馨は会社で小森に会い、大森に会えたか聞かれるが、会えたがアメリカに戻るらしいと答える。小森に大森のことをあきらめるのかと問われる馨。

 

大森がアメリカ行きの便を待つ空港に馨が女性の着飾った姿で現れる。
馨が大森に「行かないで」と言うと大森は「もう決めたことだから 明日までにニューヨークに着いていないといけないんだ」と言い、馨が何も言えないでいると「別にニューヨークにずっと住むわけじゃない 10日後には戻ってくる グリーンカードの更新に行く 親にも会ってきたいし」と言う。
それを聞いて馨は、「私のせいでアメリカに行くんじゃないんじゃない」と思い強気の姿勢に転じて「ずっと待ってるから10日後にまたここで会いましょう」と言う。
そして、いってらっしゃいと大森の頬にキスする。

大森がアメリカに立つ前、大森が辞表を出したと聞いた会長が大森の部屋を訪ねていて、「馨があんなに泣いているのを見たのは初めてだ 頼む 日本を離れること もう一度考え直してくれないか」と言われていた。

株式総会で、柳事業部長は今までの不正を問われ、裏口入社させた柳と一緒に解雇される。
(コネでといったら馨もそうだと思うんだけど・・・実力もあったからいいのか?)

大森がアメリカから戻り、空港で馨と小森も一緒に来ていて、小森はデザインの勉強をしにアメリカに行くという。馨は仕事を半日で切り上げてきていて、今のプロジェクトが終わるまでは男装のまま正体を明かさずに仕事を続けるといい、空港にも男装で来ていたので、大森はこれからつき合ったり結婚してもまさか男装なのかと心配してしまう。

この後、会長に会いに来るように呼ばれているということで、二人で会長の家に行くが、早くも結婚式はいつにするのかと言われてしまい、付き合いもまだこれからの二人は困ってしまう。

その後、大森に馨に伝えたいことがあるので明日二人で会いたいと言われる。
仕事でギリギリの到着になった馨は男装のまま、約束のレストランへ。
サプライズで楽器演奏等をレストランにお願いして用意していて、大森は馨にプロポーズする。
「二階堂さん 好きだ ボクと結婚してほしい 君を幸せにしたい いつまでも君だけを愛します」
馨が男装姿なので、従業員には男性同士のカップルだと思われた。

次の場面はもう森直人(大森)と馨の結婚式。
馨の髪が長いので、それなりの時間がたっているのか、カツラなのか。

次は数年後、二人の家で、二人の間に男の子と女の子の子供がいる。
男の子の裕太は直人の子供の頃にそっくりで、太らないようにとんかつを食べ過ぎないよう、直人が注意するが、裕太は馨に言いつけて、食べ物のことで口を出さないよう馨は怒り、プチゲンカ。
そこへ娘が起きてきて、直人は娘に甘々なのがわかる。
その日は結婚記念日で、直人は忘れていたが、罰として今晩3人目を作ることと、馨は言う。
そこへ小森から電話がかかってくる。

小森の結婚に呼ばれて二人が行くと、小森の相手は直人の元ルームメイトのボビーだった。
新婚旅行に旅立つ小森&ボビーを見送る直人&馨。
「幸せそうでよかった 直人も今幸せ?」
「当たり前ですよ 馨さん」
「直人 私も今とても幸せよ こんな愛しい人に出会えたことは すばらしい奇跡
 私はこの奇跡に感謝して あなたに 永遠の愛を誓います」

最後は、直人、馨、子供二人の4人の姿でおしまい。
(最後の決め絵なのに娘の腕と足の細さ、サイズ感がおかしいが・・・)

 

後半は、なんか話がわかりにくい感じがしました。
どうして大森、小森が会社をやめると言い出したのかよくわからないです。
小森ははっきり説明がないまま。馨が社内恋愛は反対だと言ったからなんだとしたら、馨に告白して返事を聞いてからでいいんじゃないの?うまくいったとしてもそうじゃないにしても、社内恋愛が関係あるのかそこで聞いてからでいいんじゃ?
大森は「そばで見守ってるだけじゃつらくて」というけど、それも馨に告白してからの返事次第なんじゃないの?大森の場合は、OKもらえれば辞める必要ないんじゃないの?なぜ先に辞める。

大森は会長の孫として馨に会った時に、名前くらいきいてるはずだよね。
電話番号まで教えてもらったなら。
だったら、同僚の二階堂と同姓同名だって気付くはず。それに二階堂っていう名前って珍しいので、馨が二階堂と名乗っちゃってる時点で、会長の親族?って思われちゃいそうなもんだと思うけど(元の韓国名だと珍しくない名字だったのか?)。
馨を待っていたマンションで鉢合わせた時点でピンときてもおかしくないのに、その後で小森と会話しててピンときてるけど、逆にそこのどこでピンときたのかよくわからない。

小森はみんなの前で馨に告白する前にもほぼ告白してるようなものの会話の時があったのに、馨にスルーされてるのはなぜなんだろう。

大森は馨が会長の娘で女性だとわかった時(この時、それまで全然気付かなかったくせに、やけにするどく推理して言い当てている)、なぜあんなに怒ったのかいまいちわからない。
いろいろと突然のことで、混乱してカーッとなってしまうのはわかるけど、冷静に考えれば、馨は性別を偽って正体(会長の孫)を隠してはいたけど、大森に悪意のある裏切りをしたわけじゃないよね。
騙したといえばそうだけど、男だと思わせていたからって、それで騙して何かをしたってわけじゃない。
惚れさせて何かするつもりだったとか、そういうのでもないし、ただ正体を隠していたっていうだけなんだよね。会長の言うように、好きな相手に隠し事をされていたのはショックかもしれないし、同性愛かと悩んだのにっていう気持ちもあるんだろうけど、結果的には馨が女性でよかったんだし、何か酷いことをされたってわけじゃないんだよね。
だから冷静になれば、たいしたことじゃないんじゃない?って思うんです。

それで、なのか、まあなんとなーく許すことになるんですが。
そこら辺の大森の気持ちの流れも、なんか明確な理由なく怒って許したって感じで、もやーんとしました。

大森がアメリカに行く話の時も、最初、馨に話した時は、そのまま戻ってこないかもしれないと言っていたし、飛行機の中でもそのままアメリカに住むか迷ってたけど、って思ってるのに、空港では馨に「アメリカにずっと住むわけじゃない」と言っていたり、なんかちょっと「ええ?」って感じ。
最初は怒ってたからそう言ったんだとしよう、馨が引き止めにきてくれたから考え直して、ずっと住むわけじゃないと言ったんだとしよう、でも、自分で「戻らないかも」と言ったくせに、「ずっと住むかと思ったんですか?」とか馨に言っちゃうのって、馨の気持ちを弄んで仕返ししてるの?
それに空港では馨が来るのを期待してたようだし。
大森はこの辺り、ものっすごく気持ちがゆれてたってことなのかなぁ。
なんかまあ、馨に騙された感があって、口では馨に冷たいことを言ったけど、内心はやっぱり好きだから馨が追ってきてくれてうれしい、だからすぐにほだされて許すっていう感じだったってことなのかなぁ、と思うけど、ちょっとわかりにくかった。

馨は大森の部屋に入れてもらって水を出されて水しかないのかって言ったり、空港で靴の代わりにスリッパを買ってこられたことを突っ込んでたけど、今そんなこと気にするところ?っていう大事な局面でなんでそんな細かいこと気にすんの?
空港でだって靴を買いに行ってもらう時間があったらその間に話を聞いてもらう所じゃないの?
時間ないって行かれそうになっちゃってたんだから、悠長に靴待ってる場合じゃないじゃん。

小学生の頃の、直人と馨が一緒に暮らしてた頃のエピソードがちょいちょい出てくるけど、二人ともちょっと嫌なヤツなんだよね。最初は直人が嫌なヤツっぽく言われてるけど、馨も高飛車な感じでそんなにいい子じゃないんだ、どっちもどっち、お互い様なんだよね、結構。

そして大森がアメリカから帰ってきてからは、ものっすごく急展開。
まだこれから付き合うっていうこともはっきり言ってないまま、プロポーズ。
もう今まですごく好きだったから、お付き合いこれからなのにいいのか?

お付き合い期間の描写なく、次の場面では結婚式。
そして次の場面では二人の子供がいる家庭生活で、はやーっ。

馨はあれだけ仕事うんぬんいってたのに、プロポーズ後に仕事をどうしたのかの話が一切ない。
あの後、馨は会社の人たちに正体を明かしたのか、その上で仕事をしたのか、辞めたのか、気になるけど、一切全くどうなったか出てこない。
直人は、会長にまた会社で働いてくれるよねと言われてたので、会社に戻ったんだろうけど、直人の方も含めて会社の話は一切なし。
ちょっと「えー?」じゃないですか。

最後は打ち切りとか何かそういう事情なんでしょうか?
あまりの急展開すぎて。
もうちょっとお付き合い期間も描いてほしかったんですが。

そしてちょうど相手がいなくてかわいそうな感じだった人たちをくっつけた安易な小森&ボビーカップルだけど、これはおもしろいからいいんじゃないかなと思う。
真面目に言ったら二人とも男が好きなわけじゃなかったのに、だけど。
このまま何もなく終わりだったら小森はどうなったんだろうって思っちゃうし。
デザイナーになったよーっていうのがチョロっと出てくるでもいいけど、結婚で終わるのもこのマンガのタイトルに合ってるからいいんじゃないだろうか。

馨も直人も美形で、キャラもわりと好きなタイプだったので、メインの二人が好みだったから、よかったです。話もまあまあ面白かったんだけど、後半は雑だった気がします。

 

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コミック 4巻
1話毎 1〜26話