漫画「彼女が公爵邸に行った理由」作画:Whale 原作:Milcha 感想

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【2019.1.27更新】
大学受験中の浪人生だった花咲凛子が、ある日、橋で誰かと話している時に突き落とされ、気付いたら小説の中の登場人物に転生していたというお話。

日本ではピッコマでしか読めないようです。
元は韓国のマンガみたいで韓国版なら無料で読めるようです。

https://funitoon.com/bbs/toon_detail.php?seq=3412

転生前の名前は日本名に置き換えられてるけど、転生先が西洋文化の世界のようなので、他はあまり韓国っぽい文化もでてこないし、日本に置き換えられておかしくなる事はなさそうです。

ピッコマにて。金曜更新で連載中。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

 

1〜15話

主人公が転生したのはレリアナ・マクミランという女性。
父、ジョーデン・マクミランは石油事業に成功し男爵の地位を買ったいわゆる成金だが、母、兄、妹がいる優しい幸せな家庭。

だがレリアナはこの小説の女主人公が帰国するきっかけとなる「友人の死」の友人で、近い内に命を落とす予定。原因はレリアナの婚約者フレンチ・ブルックスが毎晩淹れるお茶に混ざっていたヒ素。
自分の死を回避するため、婚約を破棄できないかと考え、ブルックスに直接別れようと言っても無視され、嫌われようと嫌な行動をとっても効果がない。

そこで小説の男主人公であるノアボルステア・ウィンナイト公爵に婚約者のふりをしてもらい婚約を破棄しようと、ノアに取引を持ちかける。
この小説の舞台、チェイモス王国は西洋の貴族社会っぽい世界だが中世よりは進んでいて資本主義が台頭してきて王権が弱まり、お金で爵位を買った新貴族の勢力が強まってきている。
旧貴族たちは爵位の譲渡を禁止する法律、別名「成金禁止法」を作ろうとしていたが、制定に必要な玉璽が行方不明になったため、制定できずにいた。

 

ノアボルステア・ウィンナイト公爵は、現王の弟で皇位継承権1位。前王妃の長男。王権争いから退いた後、ウィンナイト家門のトップとして旧貴族たちの期待を集める保守派の最高権力者。

レリアナは読者として玉璽の在り処と実は旧貴族派ではなく王の側だと知っているので、それを伝えて取引材料としようとしたが、ノアに興味を示されず帰らされそうになる。
なんとかしようとノアの近くにあったチェスボードがチェイモス王国の情勢を示していると気付いたレリアナは、「そのビショップ、右に置いてください。ゲール家門は公爵様の下につくことになるでしょう」という話をして、取引に応じてもらえることになる。

ここでレリアナが、ゲール家門がノアにつくと言ってノアに取引に応じてもらえることになったっていうのがなぜなのかよくわかりませんでした。
チェスがわかるっていうのも日本じゃ一般的じゃないし、チェスを例え話に出しても普通は相手に通じません。
たまたま知ってる人だったとしてもおかしいという程ではないけど・・・と思ってましたが、この後の展開で転生先のレリアナの知識も持っているようなので、レリアナがチェスを知ってるってことなのかな。

チェスを知ってればわかるところなんでしょうか?
ゲール家門の話をしてなんで?この世界の情勢を知ってるよアピールで、成功したってこと?

 

レリアナは半年の間、婚約者のふりをしてほしいと言い、ノアは私が必要な時には必ず婚約者としての役割を果たしてもらう、という条件で、契約が成立。
レリアナはウィンナイト公爵家に花嫁修業をしに行くことになり、また護衛、彼女の専属騎士としてアダム・テイラーをつけた。アダムは18才と若いが少年兵出身で武芸の天才。北の方に多い赤い目を特徴としたアルササという少数民族出身で、彼らは好戦的で剣の才が優れている者が多いが、王国では血を好むため目が赤い等、悪い印象を持たれていた。

レリアナは侍女がそういった偏見でアダムを悪く言うのを聞いて、出身は関係ないと彼を擁護した。

レリアナとノアはお互いに完璧な婚約者としては期待していないから適当にやってほしいと言う。
レリアナの花嫁修業は茶道、舞踏、刺繍などは元のレリアナが裕福な貴族令嬢としてたしなんでいたので、苦労せずにできたし、学問は元受験生の彼女にしたらとても簡単なものだったので、一番大変なのはこの国の歴史だったが、そこも元受験生なので勉強するのは苦ではなかった。
そのため、ノアによると、非の打ち所がない完璧な新婦だとすごい評判らしい。

 

そしてノアに言われてレリアナはノアと舞踏会に出ることになる。
おねぇな感じのニック・マダックスにヘアメイクをしてもらい、ノアも目を見張るくらい美しく変身する。とはいってもマンガの絵的には元々きれいなので、かっこいい素敵な衣装だねっていう感じ。

舞踏会でも「公爵様がブルックス家と対立する理由がようやくわかりました」とみんなに美しいと言われるレリアナ。
ノアにしつこく言い寄ってたけどふられて今は王妃候補として王宮で教育を受けているビビアン・シャマルが舞踏会にやってきたところで、15話はおしまい。

 

15話までの感想

レリアナは小説の筋を最後まで知っているようですが、物語中ではまだ小説の全ストーリーを明かしてはいません。政情だとかチェスの話だとかよくわからないところもありますが、そういうストーリー的な部分よりも、レリアナとノアがおそらく本当のカップルになっていくんだろうと思われる、そこのやり取りなんかの部分がおもしろそうです。
絵柄も好みで、レリアナはキレイだし、ノアもアダムもかっこいい、かわいいし、好きです。

韓国版では今現在、60話以上あるようなので、まだまだ序盤っぽい(女主人公も登場してないし)ですが、今のところ楽しみです。ただ、やっぱり毎週読んでいくには、話の進みが遅いなぁとは思います。

 

16〜22話

ノアに契約の条件の「婚約者としての役割」を果たす時だと言われ、エリティール侯爵の妻、フリスから、旧貴族の夫人たちが定期的に行っている会合の招待状をもらってこいと指示される。

レリアナは、わざとエリティール侯爵夫人にぶつかって飲み物をこぼし話をしようとするが、そこへシャマルが絡んでくる。
レリアナとシャマルは嫌味などを織り込んだ会話で戦いを繰り広げる。
シャマルがレリアナに礼儀がなってないと言い出したところでニックが割って入ってきて、レリアナに助け舟を出し、レリアナとエリティール侯爵夫人は二人を残して一緒にその場を後にする。

レリアナの護衛として来ていたアダムを始めとした数人の騎士が付いて来るが、エリティール侯爵夫人が落ち着かない様子なので、席を外してくれと頼むがアダムは首を振る。
女性騎士のエンスリーだけ残して他の人は宴会場に戻ってほしい、ノアには休憩室で侯爵夫人と会っていると伝えてほしいとレリアナがアダムに言うと、アダムは承諾する。

エリティール侯爵夫人の実家の領地はここ数年災害が酷かったらしく、おそらくお金をもらう交換条件で20才以上年の差がありそうな侯爵と結婚したと思われた。
レリアナは会合の話をだして、他の人と仲良くしたいと言って、うまく会合への招待状を送ってもらう約束を取り付ける。

 

宴会場に戻ろうとしたところで、煙に包まれ、レリアナはさらわれてしまう。
犯人はフレンチ・ブルックスだが、ブルックスにレリアナ殺害を指示した黒幕がいた。

女たちの愛を金に変えるのがブルックス唯一の特技。
ジェイク・ラングストンの妹ソフィーもその中の一人で、彼のために借金まで抱えて尽くして捨てられたが、他の女達とは違いブルックスを簡単には諦めなかった。
ソフィーはナイフを自ら首に突きつけ、それを止めようとしたブルックスは誤ってナイフでソフィーの首を刺して殺してしまう。それを兄のジェイクに見られ、金目当てにレリアナ・マクミランと婚約して殺せと指示された、という事情があった。

レリアナが目覚めると小屋のようなところにいた。ラングストンがレリアナが目覚めたか確認に来て狸寝入りもすぐ見破られ、最初は強気な態度にでたレリアナだが、ラングストンにナイフで顔に傷をつけると脅され大人しく謝る。妹を殺された補償がほしいというラングストンに、レリアナは「妹はこんなことをして喜ばない」と泣きで説得しようとしたが、お金が好きなんだというラングストンには全く通用しなかった。

ブルックスが入ってきて後ろから何かが来るらしく、ラングストンは馬車を捨てて林に入るから、ブルックスにレリアナを見張るように言う。
小屋かと思ったけど、どうやらこの世界の巨大な馬車だったらしい。
ブルックスの隙をついてレリアナは林に逃げ込み、ここで脇役として死んでたまるかと思う。道の方へ行こうとした時に誰かに捕まり、見るとアダムでホッとするレリアナ。

 

そこへすぐにラングストンがナイフで攻撃してくるがアダムは剣で防ぐ。レリアナはアダムにラングストンを生け捕りにするよう言うが、ラングストンが周囲の魔物を誘い出す秘薬を投げつけてきて、すぐに巨大アンコウが現れ、その隙にラングストンは逃げる。

アダムは表情を変えないままアンコウに剣を振る。レリアナとアダムの後方は崖で、レリアナは落ちて死を覚悟するがノアが下でレリアナを受け止めた。アダムが後ろを見て頷いているので、おそらくノアがいるのをわかってレリアナを落としたと思われる。
レリアナは「早くアダムを助けないと」と騒ぐが、ノアは涼しい顔。
アダムは難なくアンコウを仕留め、ここではこれが珍しくないのかとレリアナは驚く。

エンスリーが馬で駆けつけ、途中で見かけた怪しい奴を捕らえて連れてきており、それはラングストンだった。ラングストンに向かって首切りのジェスチャーをし、「フフフフ」と笑っているレリアナを見て、エンスリーはサァーっと血の気が引いていた。

やっぱりアダムカッコいいな。こういう感じのあまり喋らないキャラなのも好き。