三浦乃里子は夫で、デザイナーの順平の会社で順平の仕事を補佐し、家では家事の一切を担っている。
乃里子も元々はデザイナーだが、順平の補佐や家事で手一杯で自分のをする余裕がないのに加えて、夫が乃里子を対等に扱わず、モラハラされる日々。
そんなある日、夫のスマホ画面に浮気相手から送られてきた、ベッドで二人で写る写真を見てしまう。
kindle unlimitedにて。
雑誌「無敵恋愛S*girl」のバックナンバーで読みました。
ちょうど最終話まで読めたのでよかったです。
ジャンルがTLなので、Hシーンがちゃんと描かれてるマンガです。
以下、ネタバレありなので、ご承知の上。
1〜18話
乃里子は夫からのモラハラに加え、義母からは会う度に子どもはまだかと言われ、ストレスを感じていました。
本当はデザインの仕事もしたいけど、夫は自分の事を下に見ていて、家政婦状態。
夫の態度に不満を感じつつも耐えていましたが、そんな夫の決定的な浮気の証拠を見てしまい、ショックを受けます。
そんな時に、仕事の取引相手で、年上の優しい男性、田島紳一郎と話をするうちに、順平の浮気の事で感情的になって一夜を供にしてしまいますが、順平の自分本意なのとは違い、乃里子の感じ方を確認しながらしてくれるセックスに心地よさを感じます。
乃里子は自分も同じ事をしてしまったと後悔し、乃里子は紳一郎からデザインの仕事を頼まれていましたが、紳一郎と直接会うのをしばらく避けます。
そして順平から仕事相手として紹介された女性が、写真に写っていた順平の浮気相手の世羅で、紳一郎と夫婦だと知ります。
記念日でもなんでもないのに指輪をプレゼントしてくれた順平に、順平が自分を愛してくれるならと思い直そうとしますが、その指輪は順平の浮気相手、世羅がいらないからと順平に渡した物でした。
順平が世羅と指輪の事を電話で話しているのを聞いてしまった乃里子は、やはり愛されてはいないと思い、こんなプレゼント一つで舞い上がってしまった自分に虚しさを感じてしまいます。
そこへタイミングよく紳一郎から連絡があり会うことに。
世羅は外で自由に恋愛をすると公言している人ですが、紳一郎は、世羅との夫婦の関係は既に破綻している事、若い頃に映画を作っていて妻にはその援助をしてもらった縁で結婚した事を話す。
そして、紳一郎は乃里子と恋愛をしたいと考えていると言います。
ですが、乃里子が世羅と順平が浮気をしていると言うと、紳一郎は夫婦で乃里子を苦しませてしまった事を謝罪し、世羅に順平と別れるようにいうと言って、さっきの告白は忘れてくれと言います。
紳一郎は言葉通り、世羅に会って、順平と別れるように言いますが、指図されたくないと拒否。
デザインの仕事をした事で、家事がおろそかになりがちになると、順平はこれじゃ結婚した意味がない、俺がずっと我慢しているのに気づいた?、がっつり仕事をするなんて求めてない、俺のフォローをしてくれればいい、と乃里子に言います。
乃里子が自分も我慢していると言い返すと、「じゃあ離婚する?」と言って、すぐに冗談だと言いますが、ずっと悩んでいた乃里子は軽々しく離婚を口にする順平に愕然とします。
乃里子は順平に愛されてないと思っても、別れた後、仕事はどうするのか、生活はどうするのか等考えると、踏み切れずに悩んでいました。
けれども順平に言われた事をきっかけに、自分は裏切られた事にショックを受けただけで嫉妬はしていない、自分は順平に愛情はもうないんだと自覚します。
乃里子と順平と友人たちとで約束していたバーベキューにでかけ、偶然、乃里子は紳一郎に会います。
そこで紳一郎は世羅に話して取り合ってもらえなかったが、世羅は順平とは遊びで本気で奪おうとはしていないから心配しないでほしいと乃里子に言いますが、乃里子は順平を取り戻したいわけじゃないんだと言います。
それを聞いて紳一郎は乃里子に片思いを続けていいか、周りの状況等何も関係なかったら順平と自分のどちらを選ぶかと聞き、乃里子は答えられませんでしたが、紳一郎との関係を終わらせたくないと思い、紳一郎と一緒に出かける誘いを受けます。
乃里子が出かける服を選んでいると順平が久しぶりにHに誘ってきますが、その気になれず断ります。
代りにデートに行かないかと誘いますが、面倒くさい家でのんびりしたいと断られます。
エッチはしたいけどデートはしたくない、それが順平の気持ちなんだと更に乃里子の順平への気持ちは冷めていきます。
紳一郎と乃里子が二人ででかけていると、世羅が救急車で運ばれたと連絡が入ります。
デートを中断して二人で病院に行くと、病院の前には順平がいて、世羅の病室に4人が顔を合わせることになりました。
世羅は過労で倒れただけでした。
すぐに順平が乃里子を連れて病院を出ます。
紳一郎は世羅に乃里子とは本気なんだと伝えます。
帰り道、乃里子は世羅がバスローブ姿な事を言及しますが、「勘違いするな、乃里子のくせに」と乃里子をバカにする言い方をしてくる順平にカチンときた乃里子は、「世羅と順平が不倫していた事は知っていた、順平の事はもうなんとも思ってないから、終わりにしよう」と言って、順平と別れ、紳一郎の部屋に行きます。
その日は紳一郎の部屋に泊まりますが、翌日は仕事に行き、順平と顔を合わせます。
辞表を手渡し、引き継ぎがあるから1ヶ月後に辞める事、離婚届は早めに用意することを伝えます。
二人きりになった時に、順平は乃里子に「頭を冷やして冷静になれ、離婚なんて簡単に口にするな」と言います。俺の浮気が原因なのか、乃里子にも問題があるだろうと乃里子を責めます。
仕事先には謝れるのに、もっと大事なはずの身内に謝れないのかと乃里子が言うと、図星を突かれて言葉につまり、最後は「離婚でもなんでもすればいい」と怒鳴って、出ていってしまいます。
「離婚なんて簡単に口にするな」ってどの口が言うかって感じで、お前が先に軽々しく言ったんだろうがぁーと思いました。
乃里子にもそこを言ってほしかったですが、乃里子はそこまで言えませんでした。
それでも乃里子にしてはちゃんと言い返してたのは、今までの彼女に比べたら、がんばった方みたいです。
順平は世羅と会って、関係を終わりにしようとし、世羅から乃里子と紳一郎も関係があった事を聞きます。
乃里子は紳一郎のところは一晩泊まっただけで、それ以上は頼ろうとせず、しばらくカプセルホテルに泊まって新居を探し、すぐに賃貸物件を見つけて住むことにします。
荷物を取りに家に戻った時に、待っていた順平に会い、紳一郎との関係の事を問われ、怒った様子の順平に怯みそうになりますが、負けずに正直に関係がある事、一人の男性としてみている事を話します。
順平は自分が世羅と別れればいいんだろうと言ってきますが、乃里子はもう元には戻れないと拒否、じゃあどうすればいいんだと怒鳴る順平に、離婚届を突きつけて、書いておいてと言って去ります。
乃里子と紳一郎の関係は順調で、お互いの離婚が成立したら一緒に住もうということになります。
乃里子がやったデザインの仕事も好評で他から仕事のオファーがきたことも伝えられ、仕事も順調にやっていけそうだと思われました。
世羅が会社にやってきて、乃里子と話がしたいと言って、紳一郎と別れるように言ってきます。
紳一郎は素敵な王子様じゃない、若い頃に私が援助したが、私が他の男と遊んでもなんとも思わない薄情な男だと世羅は言いますが、「あなたがそういう状況にしたんじゃないですか?」と乃里子に言われると、図星を突かれてカッとなって、乃里子の顔に水をかけます。
紳一郎と一緒のところを乃里子は親友のサオリに見られ、サオリに今の状況を打ち明けます。
軽蔑されるかと思いましたが、順平よりもつき合いの長いサオリは、苦言は呈したものの、乃里子の気持ちに理解を示して味方になってくれました。
乃里子の後任の募集をかけ、決まった東條は実は世羅のもう一人のセフレ。
(順平と世羅は別れています)
順平の会社の取引先に、乃里子と紳一郎がキスしている写真が添付され、「三浦乃里子は不倫している」という件名がついたメールが一斉送信され、取引先から仕事のキャンセルが相次ぎます。
どうやったかはわからないが、黒幕は世羅だろうと推測した乃里子は、同僚に紳一郎との関係は本当だと話して謝罪、同僚の女子からは「最低」と言われてしまいます。
取引先からの怒涛の問い合わせは順平が対応して一応一段落します。
今回の件について、紳一郎は世羅で耐性がついているから大丈夫、会うのを辞めたら彼らの思うつぼだと言いますが、紳一郎に迷惑をかけたくない乃里子は、しばらく会うのをやめることにします。
順平は今回の件でダメージを受けるのは乃里子な事と、前に世羅からもらった意味深な電話からピンときて、黒幕は世羅ではないかと思い、世羅を尾行して、東條と会っているのを見つけます。
つまり、社員として順平の会社に入り込んだ東條が取引先にメールを送った犯人でした。
順平は「やりすぎだ」と世羅に文句を言いますが、これがうまくいけば乃里子は順平を頼るだろうと言われて、強く言えなくなってしまいます。
入っていた仕事がすべてキャンセルされ、生活の不安を抱えて暗くなっていた乃里子のところへ、紳一郎が会いに来る。
紳一郎は籍を入れるのはまだ先になっても、傍で支えたいと言って、乃里子に指輪を渡す。
なにかと乃里子が及び腰になってしまうのを紳一郎が励まして支えてくれます。
東條は世羅との関係がバレた後も、順平の会社の仕事は続けます。
順平はまだ若いのになぜ世羅と付き合うのか東條に聞くと、
「金も地位もあるセレブな女を満足させてる時、自分もいい男になれた気がする」と言います。
順平はその承認欲求を満たす行為がどれだけバカげた事だったか後悔していると言います。
順平は尾行の時の寒さが原因で、風邪をこじらせます。
乃里子は義母から電話が来て、意地張ってないで順平の様子を見てくるようにと言ってくるんですが、この義母が、乃里子の心情や言うことを理解せず、ただの一時的なケンカだとか、子どもがいればうまくいくとか思ってて、聞く耳持たない感じなのが、ムカつきます。
いつも乃里子に一方的に自分の言いたい事だけ言って、乃里子が言い返しても、持論を曲げません。
暖簾に腕押し的な、話通じない人って感じで、毎回出てくる度にイラつく人です。
仕方なく乃里子は順平の様子を見に行き、看病します。
一晩経って熱が下がった順平は、乃里子にやり直そうと言って、自分が悪かった、悪いところは直すと泣きながら頼みますが、乃里子に無理だと言われると、今度は一転して怒り、「どうせ俺の時みたいにひどい仕打ちをするんだろう、紳一郎さんも騙されてかわいそうに」と乃里子に言い放ちます。
その言葉を聞いて乃里子は「順平はこういう人だった、どう頑張ってもこの人とは無理、やっぱり何も変わらない」と思いました。
ここで、順平が最初謝ってきているし、かわいそうな感じになってるので、乃里子がそれにほだされないかと冷や冷やしましたが、大丈夫でした。よかったです。
部屋の片付けをした時に、世羅と東條の写真を見て二人の繋がりを乃里子も知り、順平を問い詰めると、順平は乃里子とやり直すチャンスだと言われて戸惑っていたんだとわかります。
乃里子は順平に離婚届を突きつけ「終わらせよう、順平に不幸になってほしいわけじゃない、前に進もう」と言うと、安堵の表情になり、素直に離婚届に記入してくれました。
乃里子は話をつけようと、紳一郎の制止を振り切り、紳一郎の朝帰り写真を撮ろうと待ち伏せしていた東條を強引に利用して、世羅に会いに行きます。
東條を使って写真を送ったのは世羅だという事を確認し、お金や立場の力で人を動かしてるから寂しいんじゃないか、満たされないから複数の人と関係を持つんじゃないかと言うと、図星をつかれたせいか、また世羅は飲み物を乃里子にかけようとしますが、今回は乃里子は避けます。
乃里子は、嫌がらせの謝罪を要求し、しなければこの会話の録音データをネットに流すと言いますが、世羅はひるまず、乃里子が紳一郎からプロポーズされたと言うと、世羅は乃里子に掴みかかって、取っ組み合いの喧嘩になります。
裏切らないと思って紳一郎を選んだのに、男はやっぱり若い女が好きなのか、女としての価値がまだあると確認したかっただけで紳一郎以外を好きになっていないという世羅の言葉を聞いて、紳一郎は世羅が自分を好きだと言ったことに驚きます。
結婚当初、お互い仕事が忙しくてすれ違いが多く、久しぶりに顔を合わせた夜に、世羅がキスしてさりげなく誘った時に、紳一郎は疲れているからと断り、自分の誘いを断られた事にプライドが傷つけられた世羅は、もう自分からは誘わないと思います。
その後、久しぶりの休日に一緒に出かけようと紳一郎が誘いますが、先日のお返しにと思って世羅は疲れているからと躊躇するフリをすると、あっさり紳一郎は諦めてしまい、世羅は紳一郎が強引に誘ってこない事に苛立ちます。
仕事が軌道に乗って落ち着いた頃には、紳一郎は世羅への興味を失くしたかのように別々に寝るようになっていて、自分の美貌が衰えたからなのかと世羅は焦ります。
世羅が他の男と関係を持ったのは、紳一郎に危機感を与え自分に振り向かせるためでしたが、紳一郎にその意図は全く伝わらず、紳一郎に嫌気が差したんだと思われていました。
世羅は絶対離婚しないとわめきますが、紳一郎が乃里子が自分より年上で髪が白くシワくちゃだったとしても恋をしてただろうと言うと、自分が一番気にしていた外見の問題ではないという事にショックを受け、引き下がります。
結局、乃里子の取引先に送信したメールは世羅の会社からの誤送信だったと謝罪、画像は加工したものだということにする事にまとまり、紳一郎は世羅を説得し、後日、世羅の会社が公式に謝罪しました。
義母(順平の母)から電話があり、順平が同席しないならということで、乃里子は会って話をします。
子供を作っていれば母性で丸くなっただろうに等と相変わらず義母は話が通じない感じなままでしたが、順平の不倫がきっかけ、義母から子供子供と言われる事も苦痛だった等、全部ではないが言いたいことはある程度言って、話をすることはもうないと、乃里子は話し止みそうにない義母を振り切って帰りました。
義母は「あんな女別れて正解だ」と言って、最後まで順平贔屓で乃里子に理解のないままでした。
順平は同じ店内の仕切りで見えないすぐ隣の席にいて、途中で出てくるつもりでいたようでしたが、「もういいんだ」と、乃里子の話を聞いて諦めた様子。
紳一郎も乃里子も離婚し、二人は一緒に暮らしているところでお終い。
こういう話は、どうなるんだろう?っていうのが、とりあえず気になります。
読み終わってみて、心動かされるところのある話だったかというと、それほどではないですが、それなりにおもしろかったです。
似たような不倫の話で、「あなたのことはそれほど」「あなたがしてくれなくても」と比べると、心情描写がそんなに深くないかなという感じはしました。
TLでH寄りな作品だしそんなもんかなと思います。
順平の乃里子の扱いが酷かったので、最後はちゃんと別れて、順平の仕打ちにちゃんと仕返しできたので、よかった。仕返しといっても別れたというだけで、順平に酷いことはしていません。
順平の前半の言いざまが酷くって、むしろもっとガツンと言ってほしいくらいだったけど、乃里子は今までそれが言えなくて、それでモラハラ受けちゃってたわけだから、言い返せるようになっただけでもしょうがないです。
順平は世羅に妻とどっちがいいかと聞かれて、もちろん世羅だと答えていたし、指輪の事も、乃里子が気付かずに喜んでた事をバカにしてるような感じで世羅と話していたので、てっきり乃里子の事はもう好きじゃないんだと思ってたけど、最後の様子を見ると違ったみたいです。
結局、調子に乗ってただけなんですね。
途中、世羅を尾行して黒幕を突き止めたり、乃里子のキス写真の件では取引先に謝罪して回ったり、順平はダメ男なだけじゃなくて、ちょっといい面も見せていたので、挽回しちゃうのか?と心配しましたが、ちゃんとまだ嫌なヤツなとこは残ってて、乃里子に思い直させませんでした。
あれでよりを戻しちゃったら、嫌だからね。
モラハラの事はあまり詳しくないんだけど、モラハラをするような関係になっちゃったらもう、一度離れないと無理なんじゃないかなぁと思います。
年単位でしばらく離れないと、モラハラしてた人は相手に対する態度を治せないんじゃないかなぁ。
そして何年も離れるんなら、もう別れるんでいいんじゃないかって思います。
関係を修復できた人達がいるのかどうかわかりませんが。
順平の場合、優しいところもあって、ひかれて結婚に至ったようだけど、乃里子は紳一郎にされた程の優しさを過去の順平からも受けていなかったようなので、結局、同じようになりそうだし。
乃里子が順平の言いなりすぎたのも、順平にはよくなかったのかもしれないけど、そういうのも含めて相性が悪かったって事なのかもしれません。
乃里子が言うんじゃなくても、誰か別の人が代弁してくれる形でいいから、ほんとはもっとガツンと今までの順平の仕打ちを言葉にして問い詰めてほしかったなぁと思いました。
一応、最後は、だいぶ精神的ダメージ受けた感じになってましたけどね、しょぼくれた感じになってて。
これで、順平が、たいして気にしてないぜ!って感じで元気だったら、もっと憤懣やる方ない感じになりましたけども。
でももっとその順平のギャフンな様子をしっかり描いてくれた方がスッキリしたなぁ。
家事をやってくれてた有り難みとか、仕事をサポートしてくれてた有り難みとかを実感する様子とかね。
あと、東條が会社を辞めず、残ってたのが意外でした。
この人は若そうだけど実は離婚経験があって、ただおもしろがってただけじゃないってことでした。半分はそういう部分もあったけど、半分は乃里子みたいに嫌なのに耐えてるのをみてるのは嫌とも思ってたみたいです。
という嫌な奴じゃないにしても、よくそのまま順平の会社で働こうと思うよねって思いました。
順平の事が気に入ってるとかじゃなければ、そんなややこしい事があった会社嫌じゃないか?
そもそも世羅のために入っただけなんだろうし。
順平の事を気に入ったんだとしたら、それも驚きだし。
この人達が割とすんなり別れられたのは、相手に納得させたのとプラス、どっちの夫婦にも子どもがいなかったってのが大きいと思います。
義母が言ってた子どもがいればっていうのは、結婚に縛るという意味では確かにその通り。
でも、嫌々ながら耐える関係がいいのかってのはなんとも言えないですけど。
そこは、ケースバイケースでしょうね。
紳一郎は、最初、ちょっとシワが描かれてて、だいぶおじさんって感じでしたけど、徐々にシワがなくなって、だいぶ若い感じになりました。
世羅はほんとは紳一郎の事がずっと好きだったのに、ものすごく素直になれない、プライドの高い人だったんですね。
ほんとは紳一郎だって世羅の事、愛してたのに、プライド高すぎて、自爆しちゃったバカな人。
化粧品会社を経営してて、美容に関心が高くて、つまり外見が大事だとずっと思ってた人で、紳一郎とは真逆だから、そもそも合わなかったんじゃないかって思ってしまいます。
なぜこの人達は一緒になったんだろうと謎にさえ思えます。
乃里子はウジウジしがちで、言いたいことをガツンと言えない、思い切った行動に出られない人でしたが、乃里子に合う人、紳一郎が優しくサポートしてくれて、うまくいきそうな二人だなって感じがします。