漫画 McQueen STUDIO「AQUA MAN(アクアマン)」感想(6)

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【2019.3.2更新】
81話〜90話のあらすじと感想です。
以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

アクアマン感想一覧

「AQUA MAN」感想(1)
「AQUA MAN」感想(2) 41〜50話
「AQUA MAN」感想(3) 51〜60話
「AQUA MAN」感想(4) 61〜70話
「AQUA MAN」感想(5) 71〜80話
「AQUA MAN」感想(6) 81〜90話
「AQUA MAN」感想(7) 91〜100話
「AQUA MAN」感想(8) 101話〜

81話 詩織の目線

「付き合おうか?」
この質問に対する答えさえ 聞ければ関係が成立し
そして各自 決められた役割とその責任を果たせばいいと思っていた
「付き合おうか?」は関係を成立するのではなく ただの始まりに過ぎないという事を
関係はその後 努力で積み上げていかなければならないんだという事を 知らなかった

那琉、空、賢でカフェ。
空に二人の関係で那琉の役割は何か聞かれるが、それがわからないから相談してるんだと那琉は答える。
空は那琉が恋愛に対するロマンとか幻想を抱きすぎているんじゃないかと言う。
それに対して賢は、那琉が悪いわけじゃないと思う、詩織は那琉の事をよく知った上でつき合ったんだろ?と言う。
那琉「そうなんだよ 詩織ちゃんはオレがノートパソコン使ってると拗ねたりしてさ まあノートパソコンを使わなきゃいい話なんだけど なんかそういう詩織ちゃんを目の当たりにして 腑に落ちないって言うか」
空 「知ってるからって全て理解しろなんて自己中の何者でもないでしょ〜」
賢 「そういう時はさ 避けないでちゃんと話してみれば?」
那琉「オレが思うに 詩織ちゃんは多分そんなにオレの事好きじゃないんじゃないかなって」
空 「はぁ?」
賢 「でも理解できるな〜 オレも空とケンカする度にそう感じてたし」
空 「えっそうだったの?」
賢 「昔の話だよ あの時は俺が俺たちの関係に自信を持てなかったからさ〜」

詩織ちゃんとの関係に自信がない?それは違う気がするんだけどな・・・。

空に、もっと詩織の立場になって考える必要があると言われるが、那琉は詩織の立場でと言われてもよくわからなそうな様子。

詩織と那琉がカフェ。
那琉はこの後、和成達?の家に行く予定だったらしいが詩織がここに呼べないのかと聞いて、和成を呼ぶことになる。ノートパソコンを開いていいか詩織に聞いてから連絡をとる那琉。
今度、和成と空と一緒に4人で会おうと那琉が言い、那琉は「オレの人生でいちばん大切な友達と愛する人」が一緒にいることを想像して幸せな気持ちになる。
そこへ和成がきて「那琉 また変な事考えてただろ?」と声をかける。
詩織がお水飲みたいと言うと那琉が取りに行き、その間に詩織は和成に話があると言い
「新谷さんに変な事言うのやめてもらえますか?」とニッコリ笑う。

那琉と詩織は早速、前途多難だな。
クリスマスイブの告白で、詩織は那琉に歩み寄る気持ちがあるんだ、と思ってたら、なんか全然違うし。
ノートパソコン開くのも好きにできないなんて、もうそんな窮屈な関係ダメじゃね?って感じが。
那琉が「詩織ちゃんは多分そんなにオレの事好きじゃない」って言ってるけど、私もそう思う。
トラウマ持ちでいろんな事情ありの那琉のことほんとに好きって思ってるなら、まずは那琉がどうしてそうするのか理解しようとする、様子を見るのが先じゃないかなーって、私ならそうするけど?って思う。

そして賢もそう思ってたと過去の話として言ってるけど、だって空は確かにほんとに賢のこと好きって思ってるの?って感じだったもんね。恋愛しなきゃ、したい、告白されたからつき合ってるって感じで、「賢のこと好き」って感じじゃなかったもんね。
復縁したけど空は前と違って本当に好きになったのかもちょっと怪しいし。

そして詩織が和成に挑んできたよ、うわーっ。
この人、もっとおしとやかな感じかと思ってたけど、意外と気が強い人なんだと思った。

 

82話 (無題)

少し時間が戻って、前に80話で詩織が那琉のパソコンの和成とのメッセージを見てしまった事について、詩織がルームシェアしてる友人と部屋で会話している。
詩織は急いでパソコンを閉じてしまったので見たのは一言だけ、友人もそれだけじゃなんとも言えないと言うが「でもどうしてそんなこと友達に相談するのかね」と言う。

えー!?どうしてそんなこと相談するかって、まさに今自分たちがやってることじゃん。
男は友人に恋愛相談しちゃいけないの?と、とても不思議に思いました。

前は気に留めなかったがつき合ってから那琉がパソコン開いてる時間が多くなった、「和成が〜和成が〜」と和成の言いなりで、和成のアドバイスを那琉が鵜呑みにしているのが問題だと詩織は言う。
詩織は3人で恋愛をしている気分らしい。この話を那琉にしても通じなそうなので、和成にしてみるという。

前回のカフェでの場面に戻って、和成と詩織。
「やめるのはそっちじゃない?」
「悪いけど俺達は昔からこうだから それが嫌なら別れればいいじゃん」

私は那琉の彼女だと詩織が言うと「彼女ってそんなに偉いの?」と言われ、予想外の和成の態度に驚きつつも、自分が折れようと思って、二人の関係が嫌なわけじゃなく和成の言葉で那琉が動揺するからお願いしていると下手にでるが、和成は「無理」と一言。

そこへ那琉が戻ってきて詩織に水を渡して、和成と店を出る。
去り際に和成は詩織に(那琉には聞こえないように)「それからさ 水くらい自分で取りに行けば?」と言う。

和成の態度に詩織はポカーンとなってしまうが、わざとじゃないと思っていた和成の行動がわざとだったんだと思った。

詩織が「何か勘違いしてませんか?新谷さんの彼女 私ですけど?」って言うのスゴイなと思いました。そんな言い方、彼氏の友人にする?自分が彼女で彼女の方が友人より当然優先でしょっていうこの詩織の強気な態度、この後も出てきますが、びっくりです。
「自分で水を取りに行け」は私も同意見です。「飲みたいな〜」と言って取りに行かせてますよね。「取りに行ってくるね」といったら「取ってきてあげるよ」と相手が言うならわかりますが。彼氏が水を取りに行くのは当たり前なんでしょうか。いや、ラブラブな二人ならそういうのもアリなんでしょうけどね、たぶん私は和成と一緒で詩織が気に入らないからです。

 

83話 ライバル

前回、詩織と別れた後の話で、那琉は和成と和成の家へ。
空と拓也という人と一緒に飲む予定らしい。
和成は「詩織も連れてくればよかったのに」と那琉に言う。
那琉「オレと詩織ちゃんが付き合ったことでみんなから気を使われてる気がして」
和成「そうか?まぁ突然だったから驚きはしたけどさ お前の彼女があの子で安心したよ」

と言われて喜ぶ那琉。和成が空の彼氏とは会いたがらないから詩織に対しても同じなのかと思っていたという。じゃあ3人で会おうという那琉に和成はOKするが「詩織が居づらいんじゃないか、彼氏なんだから気を遣ってあげなきゃ」という。

詩織と那琉。
その話を那琉から聞いて、和成がそう言っていたと聞くと詩織は「そんなことない、彼氏が友達を紹介してくれるなんて嬉しい」と言い、専攻や就活のことで聞きたいことがあるから和成と二人で会いたいと那琉にお願いする。那琉が3人でもいいか聞くと笑顔で却下。
それを那琉が和成に伝え、もちろん和成はOKするが、電話を切ってから「ふぅ そう来たか・・・」とメラメラ闘志を湧かす。

詩織との待ち合わせに向かう和成。
「誰もが一度は振り向く容姿 優しい声 紳士的な対応 知り合いってだけで自慢になるI大学のスター」
「・・が私のライバル!」

詩織に会うなり和成の第一声は「お前・・何企んでるわけ?」

那琉は全く気付いてないけど、那琉を通してのやり取りで、和成と詩織は戦ってたようです。
那琉にはOKしつつ、本心は嫌、だったりしてるっ二人。

 

84話 ライバル(2)

有田詩織21才は、見た目のかわいい感じに反して、思ったことは口にしないと気がすまないタイプで、強情、剛直、自身、現実主義者、人生の全ての決定権は自分にある、という人。
みんなが口を揃えて諦めろと言った新谷那琉も忍耐と根性で自分の彼氏にした。
でも彼氏の友達は・・・?

詩織「企みって それはこっちのセリフなんですけど」
詩織は前回和成が言ったことは那琉のことを心配して言ったことなんだろう、至らないかもしれないが私を受け入れてくれないかと言うが、和成は「那琉の彼女が誰だろうと関係ない、その場所に入ってきた事が問題」なんだと言う。

那琉に恋愛させたくないのか?とわけがわからなくなった詩織だが、和成は「那琉のこと 好きだから」と宣言し、そしてそれが恋愛感情の好きで、和成は同性愛者なのだと認める。
那琉はそのことを知らない、那琉は異性愛者、和成の片思い、だから那琉の彼女である詩織が気に入らないんだという。

詩織「じゃあ最初から公平じゃないスタート」
和成「プッハハハ 正義を振りかざすフリやめなよ」
和成「だってさ そうじゃなきゃ君が俺の相手になれるとでも?」
という和成の言葉に詩織の顔が変になったところで、話は終わったかと那琉が来る。

詩織に人生最大の壁が、今立ちはだかる。

和成が詩織に「那琉の行動言動にやきもきする気持ち よくわかるよ それを全部受け入れて理解してくれる人なんて そういないだろ?だからって君の事好きってわけじゃないけどね」と言ってるところは詩織が「理解してくれる人」だと言ってるのか、それとも「理解してくれる人」じゃないから詩織はやきもきすると言ってるのか、よくわからない。その次に「だからって」と続くセリフの流れは肯定しているはずだけど、肯定してるのに「そういないだろ」って言い方がひっかかる。「そういないだろ」ってのは詩織は違う=否定している気がするんだけど。

それと「正義を振りかざすフリ」ってのも、いまいち?那琉は異性愛者だから性別の違う和成は不利で公平なスタートじゃない、と言った詩織が良い人ぶってるみたいな意味かな?正義って言葉にひっかかっていまいちピンとこなかった。

と、ちょいちょい会話の流れの細かい部分がいつものごとく理解できないところはありましたが、大筋では要するに和成が詩織に堂々と宣戦布告したってことですね。

そしてやっぱり詩織って自他共に認める意外と気が強い人なんですね。
でも「小さい」っていうのは違うと思った。詩織の友人の方が小さいでしょ。
体は大柄な方だと思う。

 

85話 ライバル(3)

那琉が合流し、和成が那琉におごるよと言ってコーヒーを頼み、那琉はトイレへ。
その間に注文しに行く和成になぜか詩織もついてくる。
那琉を呼んだのは和成かと詩織が聞くと「すぐ終わると思って早めに来いって言っておいただけ」とのことだが、和成は遅れて来ていた。(詩織と話す時間を短くするため?)

和成がコーヒーにチョコケーキも頼むと詩織は「新谷さんはチーズケーキが好きなのに」と言うが、それは詩織に合わせただけで、那琉は昔からチョコケーキが好きなんだと和成は反論すると、詩織はチーズケーキも追加で注文。
和成「好きにしろ」

戻ってきた那琉が「ケーキも頼んでくれたんだー」と言って食べたのはチョコケーキ。
勝ち誇ってニコリとする和成だが、詩織は那琉と腕を組んでべったりくっついていき「私も食べたーい」とケーキを食べさせてもらってイチャイチャを見せつけると、和成は那琉の口元をぬぐって「顔についてる」と言って何もついてない顔から取ってあげたりと、二人は火花を散らす。

那琉が来週おばあちゃん家に荷物を取りに行き、ついでに渉に会ってくると言うと、和成が車で送っていくと言い、それを聞いて詩織は自分も行きたいと言って、4人でご飯でも食べようかということになる。

そしてその荷物を取りに行く日、渉と一緒に荷物を持ってくれば大丈夫だからと那琉だけ部屋に行き、残された和成と詩織の会話。
詩織は和成に「どうして今までずっと秘密にしてきたのに私に正直に話したんですか、最初は私に手を貸すフリまでして、新谷さんにバレてもいいってことですか?」と聞く。
和成「うーん、やっぱり君、普通じゃないね」
「とりあえず君は那琉には言わないと思う」
「那琉と君が付き合ったことで、もう俺にできること 何もなくなっちゃったし・・・」
「それに・・・」

と、和成が何か言いかけたところで、那琉と渉が来る。

和成が何を言おうとしたのか、気になるけど、ここは続きで言ってくれないんだよな・・・。

 

86話 新たな問題!?

空が朝、家から出かけるところ。
賢から電話があり今からバイトで塾に行くところだと答えるがエレベーターの中で、電波の調子が悪くよく聞こえないまま1階に着くと、賢が家の前に来ていると言い、賢に会う。
賢は「バイト中に食べて」と手作りチョコを渡すために来たのだが、渡してすぐに帰ろうと思っていたと言う。空は連絡してほしかったと言い、連絡なしに来た賢に戸惑いを見せる。駅まで送るという賢に、時間があるからカフェに入ろうと言うが、喜ぶ賢に対して空はいまいち浮かない表情。

那琉、渉、和成、詩織でご飯を食べにお店にいる。
渉に驕るという那琉に、渉はいつものようにスキンシップ過剰な感じで抱きついて喜ぶが、詩織は渉もライバルなのかと内心思う。

和成が那琉に「はい これ」と食べ物の皿を渡し「うわーオレの大好物」と喜ぶ那琉を見て、渉は仲睦まじい姿だなと感じているが、「ゆっくり食えよ」と言ってる和成の表情を見てハッとする。
その後は、和成に睨まれたり、喜んでる那琉、気まずい感じの和成と詩織を見て、何かを感じている様子だが、モノローグも何もないのでどう思ったかわからない。

 

87話 手強いライバル

この後はカフェに行こうと那琉が言い、先にお会計をしに那琉と詩織が席を立つ。
二人を見て浮かない表情の和成をじっと見ていた渉に「何ですか?」と和成が聞く。
和成が女の子に人気がありそうだなと思ってさ、と答える渉。
ここでの生活はどうかと聞く和成に、ちょっとつまらないけど結構満足していると答える渉。
(ただの世間話?なぜ和成がそんなことを聞いたのかわからない)
「あの・・さ・もしかして・・・」と渉が何か和成に言いかけたところで、那琉が襲い二人を迎えに来て中断される。

結局、渉の出番はここまでで、渉が何を思ったかわからないままですが、おそらく和成が那琉を好きなんじゃないかということに気付いて聞きかけたんじゃないかと思います。

和成の運転で、送ってもらう帰り道。
那琉が助手席に座り、免許を取らなきゃ、ゆっくり取れよ、それまで俺が運転すればいいし、じゃあお言葉に甘えて、という二人の会話を後部座席でムスッとした表情で聞いている詩織。
詩織の家に着き、那琉も降りて詩織と「次はこっちでみんなで会おう」と話をするが、途中で和成に呼ばれて戻っていく那琉を見て、詩織は「ハグくらいしてくれてもいいのに」と不満を感じる。

詩織が家で考え事。
和成が那琉を好きという事は、那琉には言えない。
空は知ってるのか、自分を手伝ってくれたから知らないのか。
いっその事、暴露しようか、等と考える。

家まで送ってもらわず那琉と一緒に降りればよかったと思い、まさか、と和成と那琉があの後、車の中でいい雰囲気になってキスをする妄想をしてしまう。
絶対に主導権を奪われちゃだめだと闘志を燃やす詩織。

和成と那琉のキスシーンは詩織の妄想ですが、最初見た時は、本当にあったのかと思って「おおっ!!」っと思ってしまいました。これが本当だったらいいのに・・・。
いや、きっとそうなる。

 

88話 本当に悪いのは

那琉と詩織がカフェで大阪旅行のプランを立てようと話をしていると、暇だからそっちに行ってもいいかと和成から連絡があり、那琉は「嫌だったら断るよ」と言うが、内心嫌そうだが「大丈夫」と答える詩織。

その後も、3人で映画を見たり本屋に行ったり服を見たりの様子が描かれる。

そして久しぶりの2人だけのデートの予定に、張り切っておしゃれをする詩織。
待ち合わせ場所に行って那琉に会い、これから映画の予約をするという那琉に、ヒーローものがいいと詩織が言うと、和成がもう見ちゃったからそれはまた今度にしようと那琉が言う。

詩織「二人って言ってなかったっけ?」
那琉「ちょうど近くにいるっていうから呼んだんだ」
詩織「新谷さんが呼んだの?」
那琉「そうそう、嫌だった?」

詩織「私とのデートを3人でしている状況についてどうも思わないの?」
那琉「詩織ちゃんが嫌なら無理強いするつもりはないよ」
詩織「私がどうとかじゃなくて、彼女とのデートに他の第三者が加わるって状況のことを言ってるの」
那琉「2人で会うのも楽しいけど 和成とも仲いいから」
詩織「私は今までずっと池田さんが空気読めない人で私たちの邪魔をしてると思ってた」
那琉「それは違うよ オレが呼んだんだし和成は何も悪くない」
詩織「そうだと思ってたけど違うって今気付いた。おかしかったのは新谷さんだったんだね」
那琉「えっ?どういう事?今までずっと詩織ちゃんに許可取ってたよね?そんな風に言う必要なくない?」
詩織「空気が読めないんじゃなくて他人の気持ちを汲み取れない自己中だったんだ」
那琉「えっ?」
詩織「努力すれば解決するって思ってた私がバカだったみたい。本当に悪い人が誰なのかも分からずに。彼氏の友達を自分の友達みたいに思えるわけないじゃない」

詩織「私帰るから連絡してこないで。私がいなくなれば解決する問題だったんだね」

 

えーーまた?
詩織が那琉に怒って帰っちゃうの3回目だよね。
和成が那琉を好きってことじゃなければ話し合いで解決できるのにとか言ってなかった?
「和成が空気読めなくて」というのは和成が那琉を好きなことは言えないから、そういう言い方にしているんだとして、和成が恋敵で邪魔してくる事は那琉とは話し合えないと思っていた、でも問題はそこじゃないことに気付いた、那琉が「彼女とのデートに他の第三者が加わる」事を何とも思ってないことが問題だった、だったら和成の問題じゃないから詩織は話し合えるはずなんじゃないの?

ちゃんと自分の気持ちを説明せず、自分だけ合点して一方的に怒って連絡するなって帰るって酷い。今までと同じだけど。「努力すれば」ってただ和成と張り合ってただけだし、理解あるフリをして「2人がいい」って自分の気持ちを言わないで我慢してただけじゃん。
「私がいなくなれば解決する問題」って、そりゃあ恋のライバルと張り合ってたんだから、そうだと言えばそうなんだけど?それを言ったら和成がライバルってわかった時点からそうなわけだし。

他人の気持ちを汲み取れないって、詩織がOKしてても本心は違うんだって事を読み取るべきだったってこと?読み取れない人だったらもうアウトなの?わからないから詩織に聞いてるのにそれでもだめなの?
自己中なのは詩織じゃないかー!

私も二人だけでデートしたいと思うしその気持ちはわかるけど、那琉はちゃんと聞いてくれてたのを思うと、詩織もちゃんと言わなかったのが悪い。
「彼氏の友達を自分の友達みたいに思えるわけない」だって、そうとは限らないじゃん、友達になれる人だっているでしょ、違うならそれを言えばいいんじゃん、言わない詩織が悪い。

那琉が本当の意味で詩織に恋愛感情を持っていないのかもしれない、というのはあると思いますが、そこは置いておいても、友達ともそれなりに会いたいし、べったり恋人優先じゃない人もいると思います。
いろんな考えの人がいるんだ、詩織の考えが当たり前ってわけじゃないって事は、若い彼女にわからなくても仕方ないかもしれないけど、自分が正しいんだーって感じで、那琉を傷つけてる詩織が嫌。

付き合う時に過去のトラウマを打ち明けて、自分が普通じゃないんだとまで言った那琉に、「おかしいのは新谷さん」って言うなんて・・・。「おかしい」という言葉使いは翻訳の問題があって韓国語だとどうなのかわかんないにしても。

最初からそうだったけど、あんな話を聞いたはずなのに、詩織の覚悟のなさ加減に、那琉がかわいそうになる。
この後、もうちょっと詩織がどう思ったか出てくると思いますが、この時点では文句しかない。

 

89話 本当に悪いのは(2)

詩織と予定していた旅行の日、旅行はキャンセルになり家で寝ている那琉。
母親には1日中家に閉じこもってないで家事を手伝ってと文句を言われる。

那琉「そんなに嫌だったなら最初から言ってくれればよかったじゃんか、オレは3人でいるの結構楽しかったのに・・・詩織ちゃんはそうじゃなかったって事だろ?メッセージも見てくれないし」

あの日、詩織が帰った後、和成に、詩織に連絡するなと言われたことを話す。
和成が言うには、一般的に考えるとその言葉の中に怒りが収まるまで連絡し続けろって意味が含まれてるから、許してもらいたいなら誤り続けるしかない、とのこと。さすが和成!女心の読みがすごいね。
和成「でもヒドイよな?」
那琉「だろ!?」

パソコンでメッセージを確認すると一応既読になっているが詩織から返信はない。
詩織のプロフ写真が友人と海で撮った写真に変わっているのに気付く。
那琉「友達と行ったんだ・・何だよこれ・・オレに当てつけか?だったら俺ももう連絡しない」

空がバイト帰り。
入試シーズンで忙しいらしい。
少し歩くと賢が空を待っていた。
「近くで用事があってついでに寄っただけ」だという賢に「会いに来るなら連絡してって言ったじゃん」と怒る空。

計画通りに物事が運ばないと気がすまない性格だから、こういうのは困ると言う空に、賢は「俺がこうやって少しの時間でも作って顔を見に来ることがそんなに嫌なの?」と言う。
映画とかご飯とか言ってるわけじゃなく、ただ顔が見たいだけなのに嫌なのか、俺はお前に逢いたくてこうして来てるだけ、でもお前はいつも忙しいとしか言わないだろ?、と賢に言われる。

 

90話 (無題)

退職することになり時間が出来た渉が数日間、那琉の家に泊まりに来ることになった。
那琉(あの恐るべきマシンガントークの日々が再び)
渉は那琉母と話し込んでいる。

詩織からは相変わらず連絡がなく、このまま終わりになるのかなと思う那琉。

渉が那琉の部屋に来て「何かあったって顔に書いてある、話してごらん」と言う。
詩織と大喧嘩してそれから連絡がないこと、喧嘩の内容を渉に説明する。

那琉「何ですかその反応は。どうして詩織ちゃんが怒ってるのか渉さんは分かるんですか?」
渉 「いや・・どこから説明したらいいのか
俺もすごく気になってたんだけど、那琉くんはさ本当に3人でいるの何とも思わなかったの?」
那琉「え?」
渉 「いやぁ話聞いてるとさ、どうして那琉君が詩織ちゃんと付き合ってるのか理解できなくて」
那琉「それは好きだからですよ」
渉 「いや好きって言っても色々あるだろ?友達に対して、料理に対して。詩織ちゃんにはどういう意味の好きなの?それが分からなければ、また話し合ったところで、何も解決しないと思う」
那琉「第一印象が結構良くて俺に対しても好意的だったから それに可愛いし良い子だし最初はその程度の感情でした。でも会えない時期があって、もう二度と会えなくなるんじゃないかって思ったらすごく胸が苦しくなって それで久しぶりに会えた時、詩織ちゃんが先に告白してくれて 付き合う事になったんです これは、どういう好きですか?」
那琉(おかしな質問なのは俺もわかってる でも自分の気持がよくわからないんだ 一番よくわかってなきゃいけないはずなのに。誰かと付き合ったり別れたりすることは俺の人生では起こりえないと思っていた 俺は普通じゃないから)
那琉「でも詩織ちゃんと出会って俺、普通の人になれた気がしたんです そしてしっかりした良い人になりたいって思ったんです。だって詩織ちゃんがすごく良い子だから、詩織ちゃんの隣にいると良い人にならなきゃいけないから」
渉 「そっか 十分わかったよ。でもどうして池田君を呼んだの?」
那琉「詩織ちゃんと2人でいるのも楽しいですよ でも和成はいっつも俺の事気にしてくれて 彼女がいる時だっていくら忙しくたって俺のことないがしろにした事ないんです。
その俺が彼女ができたからって和成を一人にしておくことなんでできなくて。最近和成の奴 何か辛そうだし いっつも傍にいてくれた友達だから。
知り合ってまだ日が浅い詩織ちゃんの方が大切だなんて俺には」
渉 「いやいや俺にも十分理解できる。でもさ那琉君はどうして池田君と詩織ちゃんを同じ位置に置くのかな?池田君は友達で詩織ちゃんは恋人だろう?
それに今の状況はどっちかを選ぶとかいう状況でもないだろう?」
那琉「えっ?」

 

那琉の好きが一般的な恋愛感情ではないんじゃないかって、渉は思ったってことなのかな。
そして那琉の気持ちを紐解こうとしている感じ。
渉からすると詩織が怒るのはよくわかるってことみたいです。

私は88話で詩織にかなり腹立たしく思いましたが、那琉と和成がうまくいってほしい欲目のせいなのだろうか。
3人でいるのを那琉がよしとしても、そういう人もいるんじゃないかって思ったけど、やっぱり一般的には詩織の態度はおかしくないの?いやでも受け入れると言ってたんだからね、那琉を。本当に好きじゃないと気付いたんだとしてもあんな別れ方じゃなくてちゃんと話し合うべきじゃ?と思う。
私も那琉が本当に恋愛的な意味で詩織を好きなわけじゃないんじゃないかとは思ってました、本当に好きであってほしくなかったしね。それに詩織はそういう役割なんだろうとも思っているけど、わかっててあえて文句を言ってます。

那琉が和成を大切に思っているのがわかってうれしい!
彼女ができて最初は彼女優先になってるかと思ったけど、那琉の中では詩織の方が大切ってわけでもないのがわかってよかった。

「AQUA MAN」感想(1)
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