漫画「あしながくんと格差恋愛」チェ・ミエ(Choi Meeae)感想(3)

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ピッコマにて。水曜更新で連載中。
主人公、成瀬佳代は、投資金融会社の会長秘書として働いている。冷たいと評判の会長に構われるのは、会長が佳代に気があるからなのか、勘違いなのか。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

「あしながくんと格差恋愛」感想(1)
「あしながくんと格差恋愛」感想(2)
「あしながくんと格差恋愛」感想(3)

 

26〜29話

成瀬は片岡室長に車で送ってもらって帰宅。
家の前で良太(美香の弟?)が待っていて、片岡の挨拶を無視して良太と話始めてしまう成瀬に、ブチギレで大声で挨拶する片岡。

片岡は「ブラコンなのか?」と勘違いしている様子。
良太は美香に頼まれて成瀬の忘れものを持ってきたらしい。

ジョセフ・ゴードンと城島は社内にあるバーで話をしている。

日本に留まる理由はなんだとジョセフに言われて、「自分の会社があるから。何の問題もない企業を売り飛ばして金儲けをする悪党だと恨みを買う事が多いか、ここには叩けばホコリが出る会社がいくらでもあって収益は少なくても精神的に楽だから。」と城島は答えるが、「最近はそんなことはないはずだ、昔の話でごまかすな」と言われる。

ジョセフ「城島の父を裏切って会社を奪った人間から会社を奪うだけでなく、相手を完全に潰そうとしているんじゃないか?」

「お前の母は事故で亡くなった。彼女がいなければお前の父がダメになってしまう事をしっていてわざと事故を起こしたという噂は事実無根だ」とジョセフは言うが、城島はその噂を知らなかった様子で「今 何と?」と問う。

 

J&F社内で、黄色い封筒に入った書類を直接届けてやりとりしているが、それはスパイを捕まえるための資料らしい。
城島にも黄色い封筒を直接届けなくてはいけないが、城島は今日は出社しておらず、片岡は出ないといけない会議があり、末次は仮病でそれを避けたため、成瀬が城島の家まで届けに行くことになる。

成瀬が城島の家に行くと、大音量で音楽が流れているが、城島の姿がなく、探し回っていると、バスタブに入った城島を見つけて赤面してしまう。
普通の浴室ではなく、普通の部屋っぽいところにバスタブがあるので、浴室だとは気付かなかった。

 

成瀬は「私は空気。何も見てない」とがんばって平静を装い「業務の伝達は後ほど行います。ごゆっくりどうぞ」とおじきをして、その場を去る。

城島は成瀬を見てからずっと同じポーズだったが、動じていなかったわけではなく固まっていただけのようで、成瀬が去ってから、湯船に頭まで一気にもぐり、少し顔を赤らめていた。

城島に「もっと慌てるかと思ったが淡々としていて驚いた、同じような経験があるのか?」と聞かれ、成瀬は「寝室で女性の方と一緒にいるかと思ってたので、想像したほど取り乱す状況ではなかった」と答える。

まだ腰にタオルを巻いただけの裸の城島を見てしまった成瀬に「フッ 惚れるなよ」という城島。
(えぇ?そんなこと言うの?って思ってしまった)

 

会社のバーで。
ジョセフ・ゴードンと城島が昨夜ここで会話した時は人払いしていたらしく、橋本と誰か(名前覚えてない)が、城島が誰と接客してたのかと話している。

橋本がうちの会社はレゴブロックのようだ、どこかのチームがだめになっても他は問題なく回るようになっていて、会長でさえいなくなっても大丈夫になっている、自分の全てをかけた会社を自分がいなくても問題なく回るように作るだろうか、城島にとってはJ&Fは自分の全てではなく取るに足らない物かもしれない、という。

成瀬は城島に黄色い封筒を渡して帰社しようとするが、片岡達が来るまで待ってろと言われ、座って待っているうちに、テーブルに突っ伏して寝てしまう。
それを見て城島は過去を思い出す。

 

【城島と成瀬の出会い】(28話)
城島はハッキリ年はわからないが中高生ぐらいの頃、母の故郷を訪ねて日本に来た。
母が言っていた住所には天然記念物の樹齢400年のカラタチの木があり、それは嘘だった。

これからどこへ行こうと思った時に目に入った鉄塔に登った。
飛び降りて死のうと思っていたわけじゃなく、息苦しい気持ちが楽になるようなひらけた風景を見たかった。
今自分が死んでも悲しんでくれる家族はいないんだとひしひしと実感して、それだけの理由でここから飛んでしまえる気がして、下を見た時に、下から自分を見上げて見ている女の子がいて、目が合うとニカッと笑われて、恥ずかしくなってそのままそこにしばらく座り込んだ。

 

しばらくして下を覗くと、城島のスーツケースにもたれかかって女の子は眠っていた。
「女のくせに無防備すぎだろ」と思った同じことを今現在の成瀬にも城島は思った。

「おい起きろ」と乱暴に起こすと女の子は城島を見て「超イケメン」と言った。
「そんなにイケメンなのにどうして死のうとしてたの」と言われるが、城島はあくまで違うと否定。
「それならよかった」と言って、ほんわり笑う女の子。

女の子は「去年あそこから人が落ちて父母がショックで1週間くらいご飯を食べられなかった、飛行機のタグがついてる、外国人なの?、お父さんに仕事があるか聞いてみてあげる」等とペラペラといっぱい話しかけてきた。

その日、俺に新しい人生を与えてくれた女の子は
自己中心的でズバズバと遠慮なくものを言う手のつけられない世間知らずで、おしゃべり好きでおせっかいで、賢いフリをしたがる頭でっかちで、バカ正直すぎて笑えてくるような女の子だった

そんなあの子と一緒にいたから
自分の感情に正直になれて
おばさんとおじさんに甘えることもできた

俺はこの子に救われたんだ
万が一にでも
これ以上辛い思いをさせるわけにはいかない

 

【現在】
寝ている成瀬に「子供の頃はあんな性格だったのに大人になったな 佳代」という城島。
城島は寝ている成瀬の頭にキスした?後、
「成瀬、起きろ。勤務中にもこんな風に居眠りしてるんじゃないだろうな」と言って起こす。

その様子を2階から見ている室長と保安チーム長?は、なぜさっさと付き合わないんだと話す。
城島は妹みたいな存在だというが、片岡は「成瀬を女として見まいと必死に言い訳してるようにしか見えない」と思っている。

 

とうとう城島と成瀬の出会いが描かれました。
今まで出てきた城島の生い立ちの話と合わせると、人生に絶望していた城島に希望を与えてくれたのが、成瀬だったんですね。

成瀬の子供時代が、むっちゃかわいい〜。
女の子らしい感じじゃないんだけど、すっごくかわいい。
こりゃあ癒やされるよね、って思います。


城島が今回の作戦(スパイを捕まえる?)に使った情報は、全部偽情報らしい。
が、そもそもこの作戦と言い出した事について、何も説明がなく、唐突に黄色い封筒を持った人が社内を歩いて封筒を渡して回ってる様子が描かれたり、城島と片岡と保安チーム長?がそれについての会話をしていたりで、よくわからない。

おそらく、説明口調ではなく、彼らの自然な会話から読み取って、作戦がわかるようになっているはずなんだろうけど、意図したセリフがわかりにくいのか、翻訳が悪いのか、意味がよくわからないセリフが大量にあって、何が何だかよくわかりません。

 

29話の最後で、成瀬のUSBから情報が漏洩したと保安チーム長?が言って終わってますが、

城島「誰かがわざと責任を追わせようとしているのであれば疑いを晴らす方法はない」(27話)

と言っていた城島は、誰かが成瀬に濡れ衣を着せようとしているのをわかってたってことなのかどうなのか?
その前に片岡が「まさか成瀬秘書がそんなことを」と言ってるのも、なぜ成瀬がそこでいきなりでてくるのか、よくわかりません。

成瀬は元々予定になくて急遽、城島に封筒を渡す事になったはずで、それは片岡がわかっているはずだし、成瀬以外にも黄色い封筒を持った人は何人もいるわけで、そもそもそうやってスパイをあぶり出そうとしてたんだろうし、なぜ何人もいるなかで、ここでいきなり成瀬限定で言うのかが謎。

そんな感じの会話の流れがよくわからないセリフが多くて、ものすごくわかりにくいです。
が、まあ、とにかくスパイを捕まえようという作戦をやってるってことなんですね。

 

アリスは父親にJ&Fにいるスパイと直接連絡がとりたいという。
父親はスパイと直接連絡はとっておらず、報告を受けているだけだが、スパイの話は光彦にはいうなとアリスに口止めする。
(25話)

アリスはおそらくJ&Fにいるスパイと電話で話をしており、仕事の事で言ってる事はよくわからないが、社長秘書を身代わりにして時間を稼いだらどうだと提案している。(26話)

というアリスの言動から、アリスが成瀬にスパイ容疑をかけさせようと暗躍したらしい事は推測される。
でもアリスが言ってる第3チームがどうのこうのの話はちんぷんかんぷん。

末次がお昼ごはんを食べに行った店で、落として気付いたらしき水色のカード状の物を見て、「成瀬さんのUSBが書類に挟まってたのかな?」と考えているけど、これの意味もいまいち不明。このカードは一体何?(27話)

これが29話最後のに関係あるんだろうけど。

 

30話

成瀬がスパイだったということが社内に知れ渡っているが、成瀬自身はその事を知らず、成瀬がサポートに入っている第4チーム(橋本のいるチーム)に資料を届けに行くと、なぜ成瀬が持ってくるのかと、橋本以外の面々に直接的な避難や嫌味を言われる。

成瀬はわけがわからず、栗村(女性)にそう言ってくる理由を聞こうとするが、「用が終わったならさっさと出てって」という勢いに押されて何も聞けないまま、部屋を飛び出す。
橋本が後を追うが、部屋を出ると成瀬の姿はなく、成瀬は階段に座り込んでいた。

末次はスパイを調べてるチームの人に成瀬のUSBの件で、詳細を聞かれ、最初は自分のせいで成瀬がスパイとされてしまったのか、自分の立場もマズイのではと思い、よくわからないと言うが、「事実を正直に」と言われて、おそらくちゃんと拾ったことを話したと思われる。

成瀬は待機扱いになるという辞令が張り出され、社員たちは成瀬の事をヒソヒソと話す。
成瀬はコソコソと影で言う人達よりも、面と向かって嫌な事を言ってくる北条の方がマシだと思ってるらしい。

 

成瀬がスパイというのは濡れ衣だという事が第4チームに伝えられる。

成瀬は、第4チーム長の加藤に呼ばれて、機密流出の件で濡れ衣を着せられ待機発令を出されていることはわかっているが、成瀬がその状態でいることで真犯人を捕まえられるので、その間、第4チームを手伝って、入社研修の時と同じように投資取引をやって手伝ってほしいと言われる。

穏やかに優しく説明してくれる加藤に成瀬は「本当にこの人が既婚者だなんてもったいない」と頬を染める。

アリスがおそらく本物のスパイと電話で会話をしているが、大部分は何の事がよくわからない。
自分のことは調べるな、その会社に居られなくすると脅し、抜け目のない完璧な計画だから心配無用だという。

成瀬のUSBはファームウェアがいじられてマルウェアが組み込まれていて、それはUSBをRF伝送器に変えるもの。成瀬に濡れ衣を着せると同時にここのネットワークに直接侵入し、全ての情報を奪うことができたということになる。

城島「成瀬が濡れ衣を被っている間に、黒幕を見つけてその裏をかく、マズイ相手に手を出したということを死ぬほど分からせてやる」

 


末次が拾ったカードが成瀬のUSBだったみたいです。カード型のUSBもあったんですね。細長い形のしか知らなかったんで、わかりませんでした。

何がどうなってるのか、細かいとこはいまいち理解できませんが、成瀬はスパイの濡れ衣を着せられ、成瀬に濡れ衣を着せるようにそそのかしたのがアリスっぽいです。

でも「共犯者を作るなんてどうやって思いついたんですか」ってアリスが言ってる共犯者が成瀬の事を指してるんだとしたら、「え?あんたが社長秘書って言ったんじゃないの?」って思うので、アリスの会話はいまいちよくわかりません。

 

城島は真犯人が成瀬に濡れ衣を着せようとしたのを利用して、黒幕まであぶり出そうとしているようですが、成瀬本人には何も知らせずに社内に知らしめちゃって、成瀬を囮に使うのはどうなの?

「これ以上辛い思いをさせるわけにはいかない」って言ってなかった?
むっちゃ辛い状況に追い込んでるんですけど?

黒幕をあぶり出すために囮に使うんだとしても、最初に成瀬のUSBから情報が漏洩したと報告を受けた場に城島がいたんだから、社内に知られる前に成瀬に「濡れ衣だってわかってるけど囮に使うからね」っていう話ができたはず。

 

なのに、成瀬は何も知らないまま社内に知られて、嫌なこと言われる状態に成瀬を晒して、その後で加藤に説明させるのはなぜなの?
なんで、辛い目に合わせてんの?って思いました。
成瀬は、家族を失った日の事を思い出すくらい辛さを感じちゃってますよ。

29話の後、城島は成瀬はスパイじゃないって言って庇うような展開を予想してたので、驚きました。
スパイだとは思ってないけど、成瀬を非難の的に晒してるのが信じられないです。

それと成瀬は濡れ衣と知らされた後の第4チームで、成瀬がうちのチームで何をするのかってみんな疑問に思う中、橋本が歓迎会をしようとのんきに言ってますが、あんなキツイことや嫌味を言った人達と歓迎会って・・・やる気になるか?まず謝罪してからじゃないのかって思います。