ピッコマにて。水曜更新で連載中。
主人公、成瀬佳代は、投資金融会社の会長秘書として働いている。冷たいと評判の会長に構われるのは、会長が佳代に気があるからなのか、勘違いなのか。
以下、ネタバレありなので、ご承知の上。
「あしながくんと格差恋愛」感想(1)
「あしながくんと格差恋愛」感想(2)
「あしながくんと格差恋愛」感想(3)
「あしながくんと格差恋愛」感想(4)
「あしながくんと格差恋愛」感想(5)
「あしながくんと格差恋愛」感想(6)
42話
スパイ探しで秘書3人のうち、1人は該当時刻に電話してないのが確認されたので、容疑者は残り2人。
容疑が外れたのは北条秘書で、成瀬の後をつけるという怪しい行動をしていたが電話はしてない。
ゲッソリ疲れてる片岡室長。
威風グループ会長は資金繰りで困っている様子。
（詳しくは理解できない）
成瀬の隣の部屋（ガラスの仕切りで丸見え）の女性社員達が合併の件を成瀬が一番に気付いた、今回の収益で前回の損失カバーしてお釣りがくるなどと話していると、城島が通りがかり、女子社員達がざわめく。
城島はそのまま成瀬の部屋へ行くが、成瀬がなぜかスカーフを頭にかぶっており、城島はポカーンとしてしまう。とりあえずスカーフを外して座るように言って、城島は成瀬に前につけておくように言ったピアスを、1ヶ月経ったので外していいという。
成瀬が寂しく思っていると、この間の映画の時に渡そうと思っていたと新しいピアスを城島がつけてくれて、安物だ、失くしても構わんがせめて1ヶ月はつけてくれという。
会社でチークキスするのは嫌か聞かれ、城島と噂になって過去にJ&Fの会長と付き合っていたと思われたら、将来の結婚に支障が出るかもしれないからと、成瀬は答える。成瀬は城島はからかってるだけだろう、だから本気にならないように、と思っている。
「なら俺が責任を取れば問題ないな、いくら俺でも贈り物をしている最中に他の男との未来を考えられるなんて傷つくぞ」
ピアスのお礼としてこの前見れなかったから映画にまた行く約束をする。
43話
城島が部屋を出ると橋本が待っていて話があるというので、会社内にあるバーに行く。
橋本はeファミリーの買収は、eファミリーをエサにして大物を狙っているのだろう、そのリスクをリスクで相殺する、片方のリスクを抱え込むのが第4チームで負けが決まっているゲームをやらせたのだろうという。
その読みは当たっていて、橋本は城島と交渉してeファミリーをエサにして得られる利益の27%を第4チームにゲットする。（元は20％だった）
そして橋本が成瀬のことをからかうのはやめてほしい、結婚相手を本気で考えたことがあるのかというと、
「そんなことを考える必要があるのか？すでに分かりきっているのに」
という城島。
成瀬は親友の美香のコーヒートラックの店に来ていて、城島にもらったピアスが本物か等、城島との事を話していたが、美香の結婚が1ヶ月後で、妊娠しているという話を聞いて、驚愕する。
城島は片岡に、運転手に捨てろと言って渡した紙袋の中にダイヤのネックレスが入っていた事で怒られる。
それはクリスティ（世界的な美術品や宝石のオークション会社）から購入のお礼に送られてきた物らしい。
（成瀬のピアスを購入した時の？）
成瀬は退勤してコーヒートラックにいると聞いて、城島は風に当たりに行ってしまう。
44話
成瀬と話している時に美香の彼氏、俊一の母（義母）が来て、堕胎をさせに美香を病院に連れて行こうとする。
俊一の家はお金持ちで、美香は俊一の親に結婚を反対されているらしい。
金目当て、俊一の子か怪しい等、酷い強引な言動に成瀬がプチ切れて、義母と言い合いを始める。
そこへ、最初は橋本、次に城島が来て、どうしたんだと成瀬に声をかけてくるが、成瀬に黙っていてくれと言われてしまい、二人共コーヒートラックの席におとなしく座って様子を見ることにした。
成瀬に対する対抗意識で、橋本と城島は隣に座りながら子供のケンカのような言い合いをする。
コーヒーの注文を待ってたモジャ頭（J&Fのどこかのチームの人だった気がする）が義母を「おばさん」と呼んだ事で、義母がプチ切れて、つかみ合いに発展したところで、橋本、城島が介入する。
義母がどうなったかわからないが、とりあえず去ったようで、お騒がせしてすみませんと成瀬が城島に謝罪し、城島が「いや よくやった また明日な」と成瀬の頭をなでて去っていく動作が、ジョーお兄ちゃんを連想させ、成瀬は頭に痛みを感じる。
美香が義母に言われっぱなしで言い返さない事を成瀬は責めるが、美香は「ごめん」といって泣くばかり。
45話
モジャ頭のいるJ&Fのチームのチーム長が出張と言って、週に3日シンガポールに行ってる事がチームメンバーにバレていた事がわかり、チーム長とデビッドソンが責任を擦り付けあって揉める。
城島、片岡も来て、城島は策を考えろと言って出ていく。
片岡「長い間 準備してきたのにこんなつまらん失敗のせいで・・」
夜、城島はドライブしながら犯人を捕まえる方法を考える。
成瀬の家の近所の山道で、道が狭いところに入ってしまい、城島の前後の護衛？の車と一緒に道に迷って行き止まってしまうが、車を降りると近くの屋台に成瀬と美香がいたので、城島はそこへ行く。
屋台にいた人に「恋人かい？」と聞かれて、成瀬は否定しようとするが城島は「そうです」と答えたので、成瀬は顔が赤くなってしまう。
「山から見える夜景がきれいで、見下ろすと市内の夜景がずっと遠くまではっきり見えるので見てください」と成瀬に言われて、最近ずっと引っかかっていた事がなんだったか気付く。
城島は会社の窓から見下ろして、外にいるあの秘書を見た事があったのだった。
46話
城島は成瀬にチークキスをして会社に戻る。
（残された人達は赤くなって大騒ぎ）
城島は車からデビッドソンに電話して、該当時刻の外の監視カメラを確認するように指示を出す。
監視カメラの映像では秘書の吉田の背格好に似ているように見えるが、念の為、容疑者2人の秘書を監視し、eファミリーにJ&Fの情報を1億で売る取引を持ちかける電話をしていたところを捉える。
スパイは、秘書の吉田紗栄子（水色のオカッパ頭）だった。
吉田はシラを切り、確かな証拠も見つからないため、示談するしかない。
これで帰せば確実に吉田は情報を売ると思われるが、示談でまとまらなければ、口をふさぐ方法がないという状況に、デビッドソンは切れて怒りまくる。
そこへ城島が来て、吉田の携帯で威田会長に電話をかけ、「社内のスパイを捕まえるために偽の情報を流していたのだが、偽情報を受け取られたのではないかと思って電話した」と言って、吉田が今後情報を売ろうとしても信用してもらえないようにした。
城島のそのやり方のうまさに、聞いていたデビッドソン、片岡、チーム長（名前わからない）は感心して、城島に惚れ直す。
吉田は城島の電話を聞いてワナワナ震えていた。
そして警察に連れて行かれる。
47話
「カクテキ」と笑顔で言って、城島が成瀬の家に朝、カクテキを取りに来る。
（カクテキは韓国料理で大根キムチ）
昨夜、成瀬の家の近くで会った時に「これから作るのを食べてもらえば」と美香が提案していた。
カクテキを渡して、城島が頬にキスするが、唇じゃない事にちょっとがっかりする成瀬。
城島は「毎度こんなにガチガチに緊張されたらこれ以上なんてとてもできないな」と言いつつも、成瀬と別かれた後、城島も頬を染めている。
城島は昨夜、スパイが吉田だと突き止めて一段落した後、部下をねぎらって朝食を食べに家に来るように言ってあった。
「貴重な物が食べられるぞ」という城島の言葉に、デビッドソン、片岡、チーム長の3人は城島の家に向かう車の中で、一体どんなすごい食べ物が出てくるのかと盛り上がる。
（城島の家には鳥山というシェフがいるらしい）
ワクワクして城島の家に来た3人は、出される料理が成瀬の作ったカクテキと聞いて、ガックリする。
蓋を開けてみると固形物が見当たらず、汁のみ。
薄っすらとした大根があったが、辛い物が苦手な城島のために、成瀬が作る時に小さくしようとみじん切りにしていたためだと思われる。
さりげなく片岡が鳥山シェフに電話して呼んでいて、やって来たシェフが成瀬のカクテキを見て、特製ソースにしてはどうかと提案する。
ステーキっぽい絵があるので、シェフがステーキを作ってくれたと思われる。
4人でスパイについての話をする。
「あとは任せたぞ」という城島に「あんなに熱心だったのにどうして急に？」と聞くと「俺にまで手を出してきたから我慢ならなかっただけだ」と答えるが、みんな内心「あんたじゃなくて成瀬秘書に手を出したからでしょう」と思っている。
成瀬さえ絡んでれば城島も動いてくれると3人で話すが、城島にも聞こえていて、これからしばらく忙しくなるから余計なことをするなと言われる。
料理を習ってみようと思ってという城島に、3人は呆然とする。
42〜47話 感想
30話を読み返してみたら、末次秘書がUSBを見つけたのは「宇野さん」だって言ってた！
あの時はわからなかったけど、これ絶対、気付いたフリして自分で落としてわざと末次秘書に拾わせてるよ。
つまり、スパイは宇野さんだよ。
秘書3人のうちの1人、誰だ？ってなってるけど、答えはもう前に出てたんだ！
・・・と、46話を読む直前に思ってたんですが、違いました。
もう1人の水色の髪の人の方でした。
30話読み返してなければ、全く思い出さずすんなり「そうなんだー」で終わってたと思いますが、USBカードに気付いたのは別の人って事は、その人に気付かせるように落とした、もしくは置いたんだろうけど、誰も気付かなかい可能性もあるのに、そんな作戦だったんだろうか？
自分で、気付いたフリして拾わせた方が確実だから、絶対気付いた人がスパイだと思ったのに。
気付かれなかったら、拾って後でまた気付かせる作戦を実行するのかな。
でも、そのUSBを拾うのを誰かに見られる可能性もあるし結構あやふやな計画な気がするんだけどな。
とりあえず、スパイが誰かわかりましたが、今度は黒幕は誰かって事ですね。
読者には、黒幕は安座間会長で、成瀬に罪を着せようとしたのはアリスってわかってるけど。
この作品、結構、伏線がいっぱいあるというか、スパイの話だったり、城島や成瀬の過去だったり、株の仕事の話だったり、並行していくつものエピソードが動いてるから、意外と読むの難しい。
後から読めば、「ああ、ここで出たのか」って思っても、その時は気付かないような事だったり、たまにで読んでると細かいこと覚えてられないし。
どこかのチーム長が行ってるシンガポールの話もなんのことなのか、わかりません。
ずっと準備してきたって言ってるのは、eファミリーの買付の件と同じ事なのかなんなのか。
クリスティのダイヤのネックレスの話もいまいちよくわかりません。
たぶん、成瀬にプレゼントしていたピアスが、城島は安物と言ったけど安物なはずがなく、クリスティで買ったって事で、お礼の品が送られてくるくらい高額だったって事なんだろうけど、そもそもお礼の品が送られてくるものなのかとか知らないし。
なんで運転手に捨てろと渡しちゃうのかとか、欲しい物じゃないから扱いが雑って事を表してるのかな？
意味がよくわかりません。
そして城島が成瀬にピアスを1ヶ月はつけておいてほしいっていうのは、どういう意味があるんだろう？
また1ヶ月したら別のピアスを贈りそうだけど、そういう習慣がどこかにあるの？
あと、成瀬が42話でしていたスカーフの意味も全くわかりません。
成瀬が何かを勘違いしてか何かでスカーフをつけようと思うようなエピソード何かあったっけ？
成瀬のスカーフを見て、城島と全く同じ気持ちでしか見れませんでした。
ピアスをもらう時のやりとりで、最初は成瀬はまだ城島は本気じゃないから浮かれてちゃいけないって自分を戒めてるんだけど、ピアスをもらった事を美香に話している時は、もう付き合ってるという事で話してるみたいで、あの時に「俺が責任を取ればいい」って城島が言ったから、それでもう確信できたって事なんでしょうか。
なんか、そこ、ちゃんと「付き合おう」とか、「好きだ」とか、城島の方から言わないままなのが、モヤッとします。
城島も、最初は妹みたいな存在だと言って悩んでたようなのが吹っ切れたのがいつなのか、あまりはっきり語られてない気がします。
30話以前を少し読み返してみたけど、片岡とかには本心は恋愛対象って思ってるくせに、妹と思おうとしているってバレてるけど、まだ認めてないって認識で、そこ辺りで城島は妹から恋愛対象だと認めたのかもしれないけど、はっきり、「そうだ妹じゃなくて、恋愛対象として好きなんだ！」みたいな気付きは描かれてないです。
とりあえず、最新話ではお互いが交際中って認識しているってことでいいのかな。
橋本は最初はチャラい感じだったけど、結構本気で成瀬の事を好きみたいで、かわいそうだなと思うけど、城島と成瀬の過去の絆もあるし、橋本に勝ち目は全くないと思います。
片岡達が城島の家に向かう時に出てきた城島の家の外観を見て、すげー大きい家だな、超豪邸じゃんって思いました。でもあんな大きい家に1人で住んでるんだよね。
お手伝いさんとかシェフとかいるみたいだけど。
カクテキって何なのか調べちゃいました。
成瀬のカクテキが残念な感じらしいので、本当はどんなものなのか知らないとその残念具合がわからないから。
カクテキは日本料理に当てはめるの諦めたんですね。
はっきり一品だけで、絵が出てきて、それについてあれこれ言うエピソードだと、さすがに当てはめるのは無理があったんだろうな。
変に当てはめて「何これ？」ってなるよりちゃんと正しい韓国の名前を使ってくれた方がいいけど、前出てきたのも懐石料理じゃないだろうからちゃんと名前出してほしかったし、もっと言えば人名も日本名に置き換えなくていいのにと思います。
確かに、西洋人の名前に比べたら馴染みがないから、すんなり入ってこないけど、慣れの問題だし。
この数年で読んでるWEBマンガはだいぶ韓国のだと思うけど、ほとんどが日本名に置き換えられてるので、なかなかまだ韓国名に慣れる機会がないです。
でも韓国なのに変に無理矢理日本にしてるから変になってる事は多々あるので、ちゃんとマンガを楽しむためにも、そのままにしてほしいなと思います。
そして成瀬のカクテキはあのステーキにかかってるソースなんだろうか？
色も違う感じなので、成瀬のカクテキがどうなったのかわかりません。
