漫画「仮面女子シオン」原作:Min 絵コンテ:Hanna Park 作画:Melin 感想(2)

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ピッコマにて。水曜更新で連載中。
食品会社で社長秘書をしている香月紫音の夢は絵本作家になること。
1冊だけ出版された絵本「仮面女子」を社長の甥が気に入っている事から作者を捜されて・・・。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

 

16〜20話

手当の代わりに何が欲しいかと西園寺に聞かれて、紫音は「毎朝一緒に出勤しないこと、昼食も別々にとること」という。

「じゃあどうやってアプローチしたらいいんだ」という西園寺への返答を紫音が迷っていると、「毎週土曜日に少しの時間、私に付き合ってくれ」と言われ、社内で噂になるよりいいと思った紫音は「甥を必ず連れてくること、会社で私をいじめないこと」を条件に承諾する。

紫音は、約束通り土曜日に社長の家(マンションのワンフロア全部)に行き、パープルが来ると言われていて嘘をつかれたと泣く甥の真大にパープルと真大の絵を書いてあげ、自分がパープルを作った人だと証明して、仲良くなる。

朝一緒に行くことはなくなり、昼食も別でよくなるが、就業時間外に社長から紫音に「好きな色は何か?」等の電話が何度もかかってくるようになる。

 

金曜の夜、西園寺に映画に誘われるが、他の人の仕事を代わってあげて、その仕事を理由に西園寺の映画の誘いを断ると、それならと更に仕事を渡されてしまう。

遅くまで残業しても終わらず、疲れた紫音はとりあえず帰って週末やる事にして、お店に1人飲みに行き、酔って西園寺に電話をかけて文句を言う。
そのまま酔いつぶれた紫音は、お店の人が紫音の携帯で西園寺に電話をかけ、迎えに来るよう連絡、西園寺は紫音の家がわからず、自分の家に連れ帰り、紫音を真大のベッドで一緒に寝かせる。

そのまま朝まで眠り、昨夜の失態に気付いて青ざめるが、その日は土曜日で紫音が毎土曜日家に来る約束をしているので、「少し早く来たと思えばいい」と西園寺は言って、そのまま西園寺の家で過ごす。

映画か残りの仕事かどっちがいいと西園寺に言われて、紫音は映画を選び、チケットはとれなかったので、西園寺の家のホームシアターで、真大が選んだ映画を3人で鑑賞する。

その後、西園寺は仕事に集中できず、会社でボーッとしてしまう事が多くなる。

 

16〜20話 感想

西園寺の強引なやり方にムカついてしまいます。

映画を断られたとはいえ、紫音に無理な量の仕事を言いつけて、自分は家に帰ってのんびりしてるって、どういう気持でそうしたのか、だいぶ疑問に思います。

 

21〜23話

会社で、西園寺との面会時間よりだいぶ早く来た客がいて、紫音と後輩の森田がお昼ごはんを返上して対応するが、その客は最初から態度が悪く、森田が誤って飲み物をこぼしてスーツを濡らしてしまうと激怒する。

紫音が対応を代わるが、クリーニング代を出す等と頭を下げて謝っているのに、いきなり飲み物を紫音の頭にかけてくる。

西園寺と小宮室長がランチから戻る。
客は西園寺に「部下の教育はちゃんとしないと」と言い、その状況を見た西園寺はカッとなって殴りかかるが、紫音がそれを止める。

西園寺は後の対応を小宮室長に任せ、紫音を連れて屋上に行く。
西園寺は紫音に、「何故言い返さなかった?プライドがないのか」というが、「いち秘書の自分が歯向かうなんてできないし社長がなぜ怒ってるのかわからない」と答える。

 

西園寺は感情的になって壁ドンするが、紫音に「こういうのはやめてください、迷惑なんです」と言われ、西園寺は「もう今後一切君に迷惑をかけるようなことはしない」という。

その日はもう帰っていと言われて早退する紫音。
今日の出来事をどうすれば防げたのかと考えるが、結局起こることは起こったのだと思う。
西園寺は小宮室長に栄養ドリンク等を紫音の部屋のドアノブにかけて届けさせる。

紫音は西園寺にお礼を言うべきだったと思い、翌日会社で声をかけようとするが、西園寺は素通りしてしまい、言えない。土曜に西園寺の家に行く約束も、もう来なくていいと言われる。

自由になったと思って、休日、たまっていた掃除をしたりして過ごすが、何かモヤモヤしたものを感じる紫音。
真大から電話がかかってきて「おじさんが」と呼び出される。

 

21〜23話 感想

紫音に飲み物をかけた嫌な客は「あんたらヤクザなのか」と言うんですが、「お前だろー」って思いました。

小宮室長にバトンタッチした後、小宮室長がどんな対応をしたのかが、ものすごく気になったんですが、描かれてません。
小宮が実は・・な感じで、ドスの効いた対応をして、スカッとさせてくれるのかと思ったのに・・。
あのまま出てこなくなってしまい、モヤッとします。

西園寺が、あの客に殴りかかろうとしてくれたのは嬉しい反応だったから、紫音の反応は冷たくも感じるけど、それまでの西園寺の傲慢で自分勝手な態度を思うと、イライラが溜まってたんだろうと思って、それもしかたないかなーという気がしました。

 

24〜25話

紫音が西園寺の家にかけつけると、西園寺は熱を出して寝ていた。
紫音が小宮に電話して西園寺が熱を出してる事を伝えると、「精神的な原因だから病院に行っても仕方がない。今から行くのでそれまで熱が下がるように冷やしたりしててほしい」と言われる。

西園寺は、姉の夢を見ていて、寝言で「姉さん ごめん」と言いながら涙を流していた。
それを見て、紫音は「大丈夫」と何度もいいながら西園寺の手を握り、そのまま紫音も眠ってしまった。

紫音が起きると西園寺の熱が下がっていたが、まさか死んで体温が下がったんじゃないよね?と思って、息をしているか確認するため顔を近づけた所で、西園寺が目を覚まし、紫音の手を掴んで「私から逃げるチャンスをやっただろう?」という。

 

真大がやってきて西園寺の回復を喜ぶ。真大に紫音にお礼を言うように言われて、西園寺はお礼を言い、紫音もこの間は言いすぎたと謝罪する。
そして、「悪いと思ってるなら、また土曜日に時間をくれ」と言われる。

少し時間が経って、小宮がやってきて、真大が母の誕生日を祝いたいといって紫音と一緒に買ってきたケーキを見て、「今まで社長がダメだと言ってやらせてなかった、知ったら怒るかも」という。

しょんぼりする真大を見て、紫音は自分が説得するという。
だが、西園寺が部屋に来ると「好きにしろ」と言って、あっさり許してくれる。

みんなでハッピーバースデーを歌うと、西園寺は姉との思い出にひたる。
西園寺の幻影の中で姉は「9年前の私の誕生日にあの場所に連れて行ってくれて本当にありがとう そのおかげで幸せな時間を過ごすことができたわ あなたのせいじゃないの」と西園寺に言う。

 

24〜25話 感想

よくある病気が仲直りのキッカケなエピソードです。
20話までは強引で自分勝手な西園寺が嫌でしたが、その後はそれほどでもなくなってきていたので、ここは仲直りできてよかったんじゃないかなと思えました。

客に殴りかかるくらい怒ってくれたからと、紫音に迷惑と言われて、ガツンときてたから、なのか、自分でもそれほど西園寺が嫌じゃなくなった理由がよくわかりません。

まあ15話まで読んだ後、今回16話から読み返すまでだいぶ間が空いたので、15話までのだいぶムカつく感じを忘れてるせいもあると思います。

 

それと西園寺の姉の死に関する謎が少しわかりました。

過去回想で、西園寺が姉との食事に連れてくると話しているサークルの先輩、松井琉生が、姉の夫になった人で、9年前の姉の誕生日って言ってるのは、その時に西園寺が姉の夫になる人と引き合わせたからってことなのかな。

たぶん、姉の誕生日が姉の亡くなった日で、その原因が西園寺にあると思われるような状況で、7月1日の姉の誕生日がトラウマになってしまってたってことなのかなと思います。

最初、9年前の誕生日が姉の亡くなった日かと思いましたが、それだと真大が幼稚園児なのが歳が合わない事になるので。

そして今回、幻想の姉に「あなたのせいじゃない」と言われて、少しそのトラウマが解消されたのかなと思いました。

 

26〜28話

紫音の担当の編集者、のぞみ出版の柏木は、信号待ちで小宮がおばあさんを助けるのを見かけて、顔だけじゃなくいい人だと思い、小宮に電話をかけて前回の紫音の件の借りを返せと強引な取引で、デートの約束をとりつける。

柏木は母親から結婚はまだしないのかと口うるさく言われていて、お見合いをセッティングされていて、そのお見合いの日にデートの約束をした。

そして紫音に代わりにお見合いに行ってくれるよう頼む。
紫音は小宮とのデートがあると聞くと応援すると言って、代わりを承諾する。

西園寺は、会社で紫音が男性社員と(仕事の)話をしたり接したりすると、いちいち気にして何を話したのかと聞いてくる。
紫音はお見合いの件は西園寺に言わなければ大丈夫だと思う。

 

土曜日に西園寺の家で夕食を断って帰ろうとすると、なぜなのか聞かれ、明日約束があるからと答えるが、しつこく聞かれて結局、柏木の代わりにお見合いに行く事を話してしまう。
西園寺にお見合いに行くなと言われるが、振り切って帰る。

小宮は西園寺に言われて、柏木とのデートに真大を連れて行く事になった。
西園寺は、柏木が怒って帰ると予想していたが、柏木は気持ちを切り替えて、真大に自分も一緒に遊んでいいかと話しかけ、真大と一緒に遊園地で遊ぶ。

お見合いには、横井彰(あきら)というなかなかのイケメンがやってくる。
横井は、中国語と英語の通訳の仕事をしている。

紫音は本当の事を言えず、柏木のふりをして話をしてしまうが、途中で西園寺から電話があり、電話に出るとお見合い会場のホテルのすぐ外に西園寺が来ていて、5分で出てこないと乗り込むと言われ、仕方なく、本当の事を打ち明けて、代理で来たのだと話して謝罪し出ようとする。

 

すると横井は、紫音の本当の名前を教えてほしいというが、西園寺が紫音の後に立ち「それはできません」と言われて、急かされ、謝罪しながらその場を去る。
横井はそれでも笑顔で「いいですよ」と言って、あとで名前を教えてくださいねという。

西園寺の車の中で紫音は「私がお見合いするのに社長と何の関係があるのか」というが西園寺は「それは本気で聞いてるのか?」という。

小宮は真大がいないときに、柏木に今日の事を謝罪し、「今日の埋め合わせにデートする権利まだ一回残ってますよね?」と顔を赤くしながら言う。

 

26〜28話 感想

紫音が、柏木が小宮とデートするというと喜んでお見合いの代理を引き受けるのがなぜなのか、よくわかりませんでした。単純に、それぞれに好意を持ってるから、それぞれ幸せになってくれたらいいとかそういう事なんでしょうか。

小宮が迷惑がってたことは知らないんだっけ。

そして遊園地デートをしたら、一転して、小宮が赤くなってもう1回デートと言ってくるということは、このデートで小宮は柏木に好意を持ったって事なの?
真大のおかげ?
子供に優しいのを見て、好意を持っちゃったってこと?
なんかちょっと驚きでした。
あんな強そうな人でいいのか、小宮!

小宮の目が青いのは外国人だからなのか、どうなのか。
でもそれを言ったら柏木は緑だしなぁ、マンガ的な表現で関係ないのかな。

西園寺が紫音に関係ないと言われて怒ってるけど、西園寺は紫音にちゃんと告白とかしたんだっけ。

元々、西園寺は紫音に好意を持ってたのかなって感じはしたけど、真大のためにって感じで、いきなり紫音と一緒に出勤とかしだして、強引に会う予定を入れてきたけど、好きだ的な事は言ってなかったような?