漫画「彼女が公爵邸に行った理由」作画:Whale 原作:Milcha 感想(2)

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大学受験中の浪人生だった花咲凛子が、ある日、橋で誰かと話している時に突き落とされ、気付いたら小説の中の登場人物に転生していたというお話。

ピッコマにて。金曜更新で連載中。
以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

「彼女が公爵邸に行った理由1」感想
「彼女が公爵邸に行った理由2」感想
「彼女が公爵邸に行った理由3」感想

 

魔物討伐戦

魔物討伐戦について
王国では毎年冬に備え、シークレット山脈で3日間開かれる。
冬に餌を見つけることができない魔物が民家を襲撃するのを減らし被害を防止するための一種の国家プロジェクト。本来は冬直前に開かれるがレリアナの拉致事件でアンコウ(魔物)の死体が発見されたことで日時が前倒しになった。

28話 途中から

討伐戦には武芸の道で有名な各界の貴族たちが参加するが、特異な点はレディー達も参加するという点。
騎士たちは自分が捕まえた魔物をレディーに捧げ、一番多くの魔物を受け取ったレディーが神殿に聖火を灯すシステム。今まで聖火を灯したのはビビアン・シャマルだけ。
また、討伐戦の前にレディーが騎士にハンカチをプレゼントする習わしらしい。

ノアは今まで誰にも魔物を捧げたことはなく、ハンカチも受け取ったことがない。
レリアナは討伐戦であげる用にハンカチに刺繍をしているが、ドラゴンの絵の物を作っていた。
公爵にあげるハンカチだったら公爵家の紋章のシラカシと鳥の刺繍をしたらどうか、「ぜひ姫君が初めて公爵にハンカチを贈る女性になってください」と教師みたいな婦人に言われる。

レリアナが書斎に行くと書斎の長椅子でうたた寝しているノアを発見。
寝ているノアを見ながら、ノアは男主人公で最後には女主人公のベアトリス・トランチェと結ばれる、という小説の筋をレリアナが思い浮かべていると、ノアが目を覚まし、レリアナは寝顔を見ていた言い訳をしようとするがうまく思いつかない。

 

29〜30話

「どこか悪いのか?顔が真っ赤だぞ」とノアに頬を触られるが、レリアナが「暑くて」と答えると、ノアはレリアナの頬をつねる。
「寝ている人の顔を盗み見た気分はどうだった?」等とからかわれ、レリアナはごめんなさいと言って手を離してもらって去る。
ノアはそんなレリアナの様子にプハッと笑い、「なかなか悪くない」と思う。

シークレット山脈は秋にも毎日凍え死ぬ人が出るくらい寒いらしく、レリアナはたくさん着込む。

国際フィアット神学校からベアトリスについて問い合わせた件で、そういう名前の生徒は現在在学していないという返事がきた。ベアトリスが帰国しているのかどうかもわからず、レリアナのせいで今後の展開が変わるのかと考える。

魔物討伐戦の開会宣言をしているのが伯爵で、シアトリヒ殿下(王様?)は落馬事故で負傷中の代理らしい。

エンスリー卿(レリアナの護衛の女性騎士)がレリアナに挨拶に来る。
謹慎が解けて討伐戦に参加するらしい(レリアナをさらわれたから謹慎してたのか?)。
レリアナがエンスリーにハンカチを用意してなかったと言うと、これで十分とレリアナの持っていた紐みたいなのをナイフで切り取ってもらっていき、それを見てレリアナは「イケメンすぎ」と見とれる。

エンスリーが切った物がなんなのか、何の説明もなくよくわからず、レリアナが毛布みたいなのと一緒に持っていた紐っぽい物で、レリアナはイケメンなんて言ってるけど、「それ切っていい物なの?」って事の方が気になった・・・。

ノアがレリアナのところに来て「何か忘れてないか?」と言うと、レリアナはテイラーにハンカチを渡そうとするが、「愛する婚約者が目の前にいるというのに他の男にハンカチを渡すとはいい度胸だな」とノアがハンカチをつかむ。レリアナとノアでハンカチの攻防戦が繰り広げられるが、結局ノアが勝つ。
レリアナはノアに、手にキスを要求すると、ノアは跪いてキスし、レリアナはハンカチを渡す。
ノアが跪いたせいで?周りがざわつく。

テイラーにはドラゴンの刺繍のハンカチを渡したらしく、それを見てテイラーは「ドラゴンでも捕まえてこいってことか?」と驚く。

討伐戦に出発〜というところで、おしまい。
ノアは着実にレリアナに惚れていってる模様。

 

31〜34話

シークレットの領主、ジャスパー・グレンジャーが城壁にあるクリオーダーの爪痕と自分の腕の傷をレリアナに見せて、いつか自分の手で捕まえるのが夢だと語る。
クリオーダーは、シークレット山脈にいる黒獅子形態の魔物で、領主曰く、シークレット山脈の真の主ともいわれる強い魔物。

レリアナが全面ガラス張りになっている討伐戦の見学席へいくと、ビビアン・シャマルの隣に座るよう言われて断るが、取り巻きに無理矢理隣に座らされる。
ビビアン・シャマルが前回3匹の魔物を捧げられたことを取り巻き達と共に自慢してくる。
そしてウィンナイト公爵(ノア)がこれまで誰にも魔物を捧げていないということを言ってきて、レリアナは今回初参加でエストタ階級の女性はめったに討伐戦に参加しないから色々と教えてあげないとと、嫌味を言ってくるが、今まで誰のハンカチも受け取らなかった公爵がレリアナのハンカチを受け取ってくれたから、それで十分だと答え、ビビアンを悔しがらせる。

が、その後も、ビビアン&取り巻きのレリアナへの嫌がらせ茶番劇は続く。
見学席からはノア達の陣地が見えないので、それをあれこれ言われる。

ノア、アダム(テイラー)、エンスリー達は、テントを張らずにどんどん林の深い方に進んで、魔物を倒していた。
エンスリーは、シークレットの領主がレリアナに言っていたようにクリオーダーについて「何代先になってもいつか必ず山脈の主を捕まえてみせる」と言ってたのを思い出しながら、「城主、申し訳ありません、私にはあの悪魔たちを止めることはできませんでした」と心の中で詫びる。

 

ノア、アダムはクリオーダーを仕留めていた。
クリオーダーの血を辺りに撒き、エンスリーにここにテントを張るようにいう。
血を撒いておけば階級の低い魔物は近づかないからとノアは言うが、アダムが「ドラゴン」とつぶやいているのが聞こえる。

ビビアンの取り巻きがレリアナに飲み物をぶっかける。
「あらちゃんと避けないと」と言ってるけど、そんなあからさまなイジメ行動していいの?
「まさか見識だけでなく視野まで狭いとは」とレリアナは言って着替えにいく。

ここで着替えちゃいますが、レリアナが着てた黒い詰め襟みたいなチャイナ服みたいなドレス、かっこよかった。
この作品の服のセンスはすごくいいなと思います。
綺麗でカッコいい服が多いです。すごくいいです。
こういう西洋の中世世界みたいな舞台の作品を最近よく読んでますが、ドレスのデザインはダサいイマイチなのが多くて、この作品みたいにセンスいいなと思う作品は少ないです。

1組目のグループが戻り、シャマルに上級魔物が捧げられ、その後も続々とシャマルに魔物が捧げられる。
どんどん討伐隊が戻ってきて、雨が降り始めるが、ノア達は戻ってこず、レリアナが心配になってきたところで、エンスリーが戻り、一言「地獄」と言って、疲れた様子でくずれ落ちる。

 

どこかの御婦人が「山が動いた」と言い、みんなそっちの方を見て唖然とする。
ノア&アダムが巨大な魔物(たぶんクリオーダー)を引っ張って戻ってくる。
(引っ張ってるのはアダムだけっぽい)

「雨が降り血が全て流されたせいか、ドラゴンはいっこうに姿を見せませんでした。おそらくシークレットにはドラゴンは生息していないかと。代わりにこれでもお受け取りください。お望みのドラゴンはいつか必ず他の山脈で捕まえてみせます」とノアがレリアナにいう。

レリアナの心の声(私がいつドラゴンを欲しがったのよ)

「今年の聖火を灯すのはマクミラン姫君になりそうですね、どうやってあんな大きな魔物を捕まえたのですか」と領主に聞かれ、「ちょうどクリオーダーを見かけたので捕まえてドラゴンの囮にでも使おうと思いまして」とノアが答えると、領主は唖然とした後、乾いた泣き笑いで部下に支えられながら去っていく。

「期待していたドラゴンでなくて申し訳ない」とノアがドラゴンと何度も言うので、周りはレリアナがドラゴンをノアに要求していたのかとざわざわする。

 

レリアナもノアがなぜドラゴンと言うのかわからず戸惑うが、シャマルがこちらを見ているのに気付いて、わざとノアの頬を手で挟み「まぁ、こんなに雨に打たれて」と親しげに振る舞う。
ノア「酒の匂いもしないのにどうした?」
レリアナ「いっそ酔ってしまいたいです」
ノアもレリアナに乗って「そなたのためなら、雨に打たれるくらいなんてことありません」と答え、シャマルを悔しがらせるのに成功する。

部屋に入ってドラゴンとは何のことかノアに聞くと、アダムがレリアナが刺繍したハンカチを見せる。
さらにノアがドラゴンを捕まえられなかった事を謝ってくるが、レリアナは自分が、からかわれていることにやっと気付き、ノアを殴りたい衝動にかられる。

「いつまでそこにいるつもりだ?着替えたいんだが」とノアに言われてレリアナはさっさと出ていこうとするが、「見たいならここにいてもいい、ああそういえばのぞき見が趣味だったよな」「あの時、寝顔を盗み見ていたのは・・」とノアが言うと、レリアナは焦ってノアの口を手で塞ぐ。

レリアナは「趣味じゃない、誤解しないで、謝ったじゃないですか、ノアも見てたでしょ、私がベッドで寝てるところを」と焦って続けざまに喋った後、ハッとしてノアの口を塞いでいた手を離す。
けれどノアが「馬車の上で寝てただけなのに寝てる間に襲われたと勘違いして、まるでこの世の終わりのように泣き狂ったあの時・・」と言うと、レリアナはまた焦ってノアの口を手で塞ぐ。

 

「いつそんな事を、それに今になってそんな事言うなんて、誤解させるようなことしたのはそっちでしょ、それにあの時間違いなく私に対して謝りましたよね?」とレリアナはいうがノアは「?」と首をかしげる。
(こいつ・・)と思いながらレリアナが更にノアに近づいて「知ってますか?他人の失態に執着する男は嫌われるってことを」「わかりました?」と迫り、ノアはうなずく。

(やけに素直ね・・)とレリアナは思いつつも「今後一切この話は出さないと約束してください」「昨日今日と疲れたでしょうし、ゆっくり休んでください。」と言って部屋を出ていく。

ノアはレリアナに口を手で塞がれる度に、驚いた表情をしていて、最後にレリアナが近くに迫ってきた時も、「うっ」と驚いて目を見開いた表情でした。
ノアの言葉は何もないので、表情や行動から推測するしかないですが、ノアはレリアナに触れられて近寄られて、動揺したように見えます。
レリアナは部屋を出た後で、身分の高い公爵様の顔にあんなことをしてしまったと思いますが「なんだか少し近くなった感じ・・」と、レリアナの方もノアに触れた事で徐々に親しく感じてきてるのかなぁという感じです。

レリアナは領主の部下?に会い、部屋まで案内されながら、領主は今「クリオーダー」と叫びながらヤケ酒中、離婚の時ですらああならなかったのに、公爵様にドラゴンをせがんだというのは本当ですか?などという会話をする。

 

ノアの右腕キースがノアの部屋にきて、無事の帰還で安心したと挨拶する。
魔物を捕まえて持ってきてレディに捧げたのは初めてですねとキースはいい、「何が言いたい?」とノアに言われる。

ブレイク公爵は、ある女性と親密に過ごしている噂があってまだ戻ってこないと思われる、その女性についてはウィートンが調査中と、ノアに報告。

キースが「お前の補佐官&友人として聞くが、マクミラン姫君に本気なのか?」というとノアは「いや」と答えるが、「お前最近おかしいんじゃないか」「おかしいのはお前の方だろ」「じゃあ俺がマクミラン姫君と親しくなってもいいんだな?」とキースが聞くと、急に冷たい空気になり「何を言っている、立場をわきまえろ」と冷ややかに答えるノア。

ブレイクとかウィートンって誰だっけ?
出てきてたとしても待ったく覚えてない(感想にも書いてない)。

 

神殿へ

35話 大神官ヒーカー・デミント登場

ビビアン・シャマルはどんなに嫌われようと何を言われようと常に勝者で、全てのものを手に入れることができた。あの男(ノア)に会うまでは。
(足の悪い王の求婚を受け入れたのだって、彼に後悔させるためのものだったのに)
「これが助けとなるでしょう」と誰か貴族の女性らしき人に渡された緑色の大きな宝石をシャマルが見ている。

その緑色の宝石のアクセサリー(ブローチっぽいもの)がレリアナの所にあって、こんなものあったっけと思いつつ、レリアナは自分の荷物の中に入れる。
シャマルは神殿に行かずに帰ったらしい。

討伐隊は、この後、神殿に行くことになっているらしい。
神殿で、子供のような見た目で銀髪、明るい青い目の大神官ヒーカー・デミントと部下の会話。
これまでの神学の概念を変えた伝説的人物で、彼が少し顔を見せるだけでものすごい額の寄付金が集まるといわれる。ヒーカーの加護ごを受けるために全財産を捧げる者、国丸ごと奉献する王まで存在する。

教団の寄付金がテロ集団の資金になっているという噂のせいで教徒達の不安は募る一方で寄付金は減り、教団内の事業がうまく回っていない、このまま寄付金が減れば後学養成も神学研究にも大きな支障が出るので、討伐隊達の前に姿を現してほしいと部下のウェード・デービス(国際フィアット神学校を首席で卒業)はヒーカーを説得しようとするが、全く埒が明かない。

ヒーカーは貴族達をわがままな愚か者だと嫌悪しているし、傲慢で口が悪いので、デービスには言い負かせない。(ああ神よ、私にあの年寄りに打ち勝てる力を与えてください)とデービスが思っているので、ヒーカーは見た目と違って結構歳とってるっぽい。

神殿に向かう途中の馬車で、レリアナは馬に乗る護衛の騎士と巡礼者が白樺の木を植えるという話を聞いているが、騎士がレリアナに近寄った途端に馬車の窓が急に閉められる。風?と思いながら窓を空けるとテイラーがいて、神殿を指差す。(テイラーの嫉妬?か、他の男を近寄らせないように護衛?)

 

36話

魔物討伐戦で、一番多くの魔物を受け取ったレディーが神殿に聖火を灯す事になっていて、今年はレリアナになったらしい。聖火を灯す人は浄化の時間が必要で、朝昼晩と重湯&お清めの入浴をしないといけない。浄化の神室に案内される。重湯はすごい色をしていて激マズい。

神官の神力によって神殿のドームが維持され、薄着でも寒くない。
レリアナはドーム内を神官の?白い服を着て、散策中、池に鳥がバシャバシャ暴れているのを捕まえ、水を飲んだのかと逆さまにして揺すったりしていると、それを見ていたヒーカーに話しかけられる。

その鳥は飛鳥で低い気温でしか飛べない生き物、成鳥になるとドームを把握し自ら避けることができるが、時折そのように高く飛ぶことのできない鳥はドームの領域に入って墜落してやがて死ぬ、とヒーカーは説明する。

神殿の人間たちはプライドが高く心が弱い純粋な者たちばかりで、こういう場面では大体悲しむはずなのに、レリアナがヒーカーに「そう?」と言っただけで歩いていってしまうので、ヒーカーは気になって追いかけ「外に放しても無駄、激しい気温差には耐えられない」と言うが、レリアナは無視してドームの端を目指して歩いていく。

レリアナが手を放すと鳥は落ちてしまう。
それを見てヒーカーは「愚かな奴だ、どっちにしろドームに入ったら死ぬ運命だったんだ」というと、レリアナはニッコリ微笑みながらヒーカーの頬を両手でグイグイ挟み、「さっきからうるさいわね、死ぬ運命でもそうじゃなくても関係ない、意思がある限り生きるのよ」という。
(私は教団の生きる伝説だぞ)と、ヒーカーはレリアナの扱いに驚いて「お前何をする!」というが、レリアナは「お前?お姉さんと呼ぶべきでしょ?」と、完全に生意気な子供扱い。

「私はあのヒーカーだぞ」というが、その時、飛鳥が飛び立つ。

神殿に到着していきなりドームって言葉が出てくるけど、ドームがどんなものかの説明があまりなくてわかりにくい。鳥が入ってきちゃうくらいだから、壁とかドームと外を隔てるものはないけど、その中は暖かくなってる空間ってことみたいだけど、ドームと神殿の関係がどうなってんのか不明。神殿の敷地の一部にドームがあるのか、神殿がドームの中にあるのか。

 

37話

「ほら見たでしょ、何事もすぐに諦めちゃだめよ、わかった?」とヒーカーに言って、レリアナは去っていく。諦めなければ夕食の重湯は回避できるかもしれないと思うが、すぐ背後に神官ユジニアがいて連れて行かれる。

ヒーカーはレリアナをデービスに捜させるが、見習い神官だと思っているのと、ヒーカーの書いた似顔絵が下手すぎて、全く見つからず、役立たずと言われるデービス。

何のために探すのかデービスが聞くと、私がどんな人物かしっかり叩きこむためという。ヒーカーを知らない神官などいないとデービスは言うが、実際にいたから言ってるんだとヒーカーは怒る。

自分にあんな無礼なマネをする野蛮人は初めてで、自分がどれだけ優れた人間なのかを思い知らせないと、ぐっすり眠れないとヒーカーは思う。

レリアナは浄化の神室で水につかっている。
犬の彫像を見て、ノアは元気かな、私はこんな思いをしているのにと思い「ノアのバカ」といってるのを、たぶん建物の屋根?に座ってるノア&アダムに聞かれている。

ノア達が聞こえてるのか、いまいちよくわからないけど、たぶんそれで「普段からああなのか?」ってノアが思ってるんだと思う。

ドラゴンが生息していると昔から言い伝えのある、ヒーラー山脈に次は行くぞ、とノアはアダムにいう。
からかってただけじゃなく、本気でドラゴンを狩ろうとしてるのか?

レリアナはユジニアに、1回だけ重湯を見逃してほしいと頼み、代わりに図書館で聖書の写本をすることになる。
ヒーカーが茶髪で緑色の目をした神官を探していると神殿で噂になっていて、目の前を通ったレリアナを見て、まさかね、と思う神官たち。

レリアナは図書館で筆記用具のある机のところへ行き、外国語の聖書があり、公用語に翻訳中なのをみて、「ただ写本するだけじゃなくて解析までしないといけないのか、言語能力があって本当によかった」と思いながら、書きかけのものに続けて、書いていく。

 

38話

ヒーカーが神殿内を3周しても見つからず、図書室に戻るとヒーカーが翻訳中だった第3聖書が翻訳されていて、ヒーカーは驚く。レリアナが写本だと思って書いたのはヒーカーの翻訳中の聖書だった。
図書館に入らないように言うのを忘れていてデービスは怒られると思ったが、ヒーカーは「完璧だ」という。

解析した文字の語彙力は神学校新入生レベルだが、文章が母国語とも言えるほど自然で、私が少し教育してやればものすごい力を発揮するだろう、こんな人材が神殿にいたのか?とヒーカーは驚く。
ヒーカーは今度は、この文字を書いた者を探せとデービスに命じる。

デービスは文字の書かれた紙に何か力を使って、蝶を出し、その蝶が文字を書いた者のところへ導いてくれる。追っていくとレリアナに蝶が止まり、「お前っ野蛮人ではないか」とヒーカーが叫ぶ。

第3聖書を翻訳したのはお前か、野蛮人のくせになかなかやるじゃないか、と言って「もしやお前、神語もわかるのか?」と神語で話しかけるとレリアナが「あんた外国から来たの?目上の人にそんな話し方したらダメでしょ?」と神語で答えたので、ヒーカーは興奮して神語で、誰に習ったんだ等とレリアナに質問を浴びせかける。

神語とは神殿内だけで用いられる特殊な言語。ヒーカーはレリアナが流暢に神語を話すので驚いた。

そして遅れて追いついたデービスに、ヒーカーはレリアナの手を掴み「こいつを私の弟子にする」という。
デービスはレリアナに、驚かせてしまって申し訳ありませんと言って挨拶する。
そして、ここで、やっとレリアナは、この子供がヒーカーという偉人だとわかる。
今は神力を封印していて、やむを得ずこのような姿、らしい。

ヒーカーは「私に選ばれたことを光栄と思え」というが、レリアナはここで写本したりこんな生意気な子供の下で働くなんて絶対イヤだと思って、改めて丁寧に挨拶した後、断る。

自分の弟子というとてつもない名誉を断られるのが理解できず、無礼な態度をとったことなら許すといい、それを聞いたレリアナは顔が青くなるが、それでもやはり断られて、ヒーカーは聞き間違いかとデービスに聞く。
デービスもあのヒーカー・デミントが断られるなんて理解できないと思うが、聞き間違いではないと答える。

「なぜだ?」とレリアナに聞こうとすると、既にレリアナの姿はなかった。

なんかすっかり忘れてたけど、レリアナは転生の影響かなんかで、どこの国の言葉でもわかる能力があるんだっけか。

 

39話

早朝からヒーカーがデービスのところへ、レリアナがなぜ断ったのかと聞きに来る。
うんざりしながらデービスは、負担に感じたのではないか、もう少し親しみやすさを身につけては?、とアドバイスする。
(しまった・・この老人にそんなことできるわけないのに)と思って謝ろうとすると、「あいつはまだ私が誰なのかわかっていない ただちに神聖国と繋がっているゲートをあけろ」とヒーカーは命令する。

神殿内が騒がしくなる。(ゲートのせい)
いつもより騒がしい気がするが、明日の聖火式を記念した宴の準備のためじゃないかと使用人はいう。
使用人が「本当に綺麗ですよ」と言って、シャマルが持ってきてレリアナの所に紛れ込ませた緑の宝石を見て、嫌な予感がするレリアナ。

ベイリンという令嬢が、ノアを狙って媚薬を染み込ませたハンカチを落として拾わせどうにかしようとするが、ノアはハンカチを拾うどころか、踏みつける。
それに気付いたキースがハンカチを踏んでいる事を指摘するが、自分の代わりに謝罪してくれとノアに頼まれる。

ノアはレリアナに少し久しぶりに会い、何を見ているのか聞かれて、キースがベイリンに言い寄られている風なのを指し示し、「人の物には手を出してはならないと教訓を受けているところだ」という。

ノアにエスコートされ、聖火式の会場に行くと、神聖国から出ることが滅多になく、一生のうちに一度見れるかどうかの聖騎士団がズラっと並んでいる。

さすがノア。そういうことはお見通しで、引っかからないんですね。

 

40話

ヒーカーは、自分の立派さをレリアナに見せつけるために、神聖国へのゲートを開けて聖騎士団を連れてきて、聖騎士を両側に並べてその間を歩いてくるという演出をするが、レリアナの反応が薄いので納得いかない。
デービスの「親しみやすさを見につけて」という言葉を思い浮かべる。

ヒーカーは150年間、友達も家族もいない人生を歩んできた。
神聖国の長老会で子供好きの奴が、自分の孫娘が「おじいちゃん」とくっついてくるのが可愛いと言っていたのを思い出し、レリアナに「私がお前のおじいちゃんになってやろう」と言う。

それを聞いて神官たちは、飲み物を吹き出したり、持っていた物を落としたりして、動揺する。
レリアナは聖下にそんな無礼なマネできないと断るが、ヒーカーは許可すると答える。
デービスがヒーカーにどういうつもりか尋ねると、お前の忠告に従ったんだという。
デービスは、いきなりおじいちゃんと言われてもなおさら負担になる、まずは他愛のない会話からと勧めるが、ヒーカーはなぜそんな面倒なことをしないといけない?私が祖父になってやると言ってるのだからこれ以上光栄なことはないだろ?と、話が通じない。デービスの心の声(この人には無理だ・・・)

ヒーカーがレリアナの頭につけている緑色の大きな宝石を見て、「レリアナそれは・・」と言いかけると、宝石がバキバキ音を立てて爆発しかける。
ノアが慌ててレリアナの方に手を伸ばし、肩を抱き寄せる。

「どうだ?これでおじいちゃんと呼んでくれるか?」と言うヒーカーは青年の姿になっていて、割れた緑の宝石を手のひらの上で宙に浮かせている。

(この人には無理だ)の時のデービスが、かわいそうだけど可愛い!

 

41話

レリアナがつけていた緑の宝石は、結晶石。
神聖国から産出される鉱物で、輸入が厳しく制限されているため、知っているものは少ないが、見た目は美しいが光を浴びると吸収し爆発してしまう。

ヒーカーとノアが結晶石をテーブルに置いて、対面している。
ヒーカーはノアを見て(獣のような目つき、自分の感情を表に出さない奴ほど陰険な奴が多い、実に気に入らない)と思って、「うちのレリアナとはどういう関係だ?」ときく。
「うちの」という言葉にひっかかるが、にこやかに「婚約者です」と答えるノア。

「そなた、その二重人格のせいで自滅する相が見える。うちのレリアナと別れろ」といきなりヒーカーがいうのを聞いて、デービスの心の声(また、この老いぼれは・・・)。

私の婚約者を助けてくれたことに感謝して支援(寄付)をするとノアは申し出るが、私の孫だから気にするな、私の婚約者の事は私の責任です、と二人で「私の」を主張し、レリアナをめぐって睨み合う。

そして、デービスは喜んでノアに支援金の説明をする。

部屋を出て、ノアは「腕の良い騎士を選びグレンジャー城(シークレット領主)に送れ」とアダムに命令する。

レリアナは浄化の神室で考え事。ヒーカーがいなかったら自分は死んでいた、ただの脇役レリアナはやっぱり死ぬ運命なのかと考えてしまうが、誰の仕業かちゃんと調べようと前向きに考える。

そこへノアが来て、レリアナは肩に手を置かれ、驚いて払ってしまう。
「今日は本当に危ない所だったんだぞ」「フレンチブルックスとジェイクラングストンは死んだというのに」「お前を殺そうとしている奴がいる、誰だ?」と、ノアが独り言のように言ってくる。
ブルックス達を刑務所に送ったっていうのは嘘だったのかとレリアナは思う。
レリアナはわからないと答えるが、「玉璽に関連したことなのか、他にあるのか、正直に話せ」というノアに明日話すとレリアナは答えるが、「いや今だ、もうこれ以上私が統制できない状況は遠慮願いたい、早く話せ」と、レリアナの腕を強く掴む。

痛いと言っても話をきかないノアに、レリアナはノアのコートを掴んで、浄化の神室の水に沈めて座らせる。

 

42話

ノアは水につかって座ったまま、呆然とした表情。
レリアナはノアに「少し頭を冷やしてください」という。
ノアは(なぜこんなにも自分を抑え切れないのか)と考え、キースの言葉「マクミラン姫君に本気なのか?」を思い出す。
レリアナは何故そんなに怒っているのかとノアに問うが、ノアはそれには答えず「悪かった、私はただそなたを失くしてしまうかと思ったら、おかしくなりそうだったんだ」と言って、レリアナの肩に頭を乗せる。

レリアナ「それはどういう・・」
ノア「ではゆっくり休め」

ノアはレリアナが命の危険にさらされたせいで、冷静さを失ってとってしまった行動という感じで、自分でも自分がよくわからない様子。レリアナとまともに会話をしないまま、部屋を去る。

たぶん聖火式。
レリアナはノアを意識しないように、自分の勘違いだと自分に言い聞かせる。
女神像に既視感を感じて、不思議に思うレリアナ。
(えー?浄化の神室で見てると思うけど、違うの?)

本来は公平性を守るためヒーカーが聖火式を主宰することはないらしい。
今回はヒーカーがレリアナに何かやる役をやっていて、レリアナがよっぽど気に入られた証拠。

式の最中にレリアナの頭に手を置きながら、
ヒーカー「私はお前のおじいちゃんだ」
レリアナ「あの時の無礼な言動は本当にわざとではなく・・」
ヒーカー「ふん、確かにあのような野蛮な行動を受けるのは150年生きてきて初めてだったな、夜も眠れないほどだったよ」
レリアナ「恐れ入ります・・おじいちゃん」

オリンピックの聖火を灯すみたいな感じで、レリアナが聖火を灯す儀式を行う。

ゲートの前で、ヒーカーはデービスに止められて言い合いをしている。
ヒーカーはレリアナと一緒に首都に付いて行くつもりで、首都に行くのにゲートを使おうとしている?っぽい。
デービスはヒーカーに抱きついて実力行使でがんばって止めている。

その様子をレリアナは馬車から眺めて「ありがとうございます、首席神官様、心から感謝致します」と思っている。

 


ノアはちゃんと自覚してないみたいですが、どんどんレリアナ大好きになっていってます。
レリアナもノアに好意は持ってると思いますが、ノアは小説の主人公と結ばれる予定だったという設定があるのと、ノアが身分も高く有能イケメンな人なので、まさか自分が好かれるとは思わないという気持ちもあって、なかなかノアを素直に好きになるというわけにもいかないんでしょう。

そして更にヒーカーという別方面だけど、有能傲慢俺様な点で似たタイプなヒーカーにも好かれちゃいました。ヒーカーは今のところ、恋愛感情じゃないようですが、自分のものとしてノアと張り合ってる時点で似たようなもんですね。

ノアやヒーカーみたいな優れた人は、人が寄ってきてチヤホヤされるのが当たり前でうんざりしてて、レリアナみたいに敬わずに普通な感じで接せられると、ひかれちゃうんでしょうね。
というか、そういう展開は、よくある王道な感じがします。

そしてだいぶ前にそろそろ出てくるのか?と思った小説の主人公の女性が全くまだ出てきません。
ノアやヒーカーにレリアナが好かれて、いい感じになったところで、小説の主人公が出てきて、ゴタゴタするって事になるのかなぁ。

ヒーカー達の話で出てくる国際フィアット神学校って女主人公のベアトリスの事をレリアナが問い合わせた学校でした。ヒーカーとベアトリスも何か絡むのかな?

それとヒーカーは小説の中ではどんな役割だったんでしょう?
たいがいの主要人物は、小説中ではこうだったみたいな説明が入るけど、ヒーカーはレリアナが偉人と言っただけでした。小説中では特に役割なかったのかな?

 

あと、神殿とか浄化の神室とか、聖火式とかの説明がなさすぎて、何がどうなってるのか、わかりにくいです。なんとなーく読んでる時は、まあそれでもそう重要ってわけでもないので、よくわかんなくてもあまり気にならないですが、書こうとした時に困りました。

ヒーカーは見た目も美形でいいし、傍若無人な感じなところがおもしろい、いいキャラです。
デービスとのコンビでコミカルパート担当みたいな感じで。

聖火式の前に身を清めるみたいな感じで、重湯+入浴って言ってたけど、浄化の神室が入浴なのか、浄化の神室でどのくらい過ごすのかとか、わからないし、聖火式も大神官ヒーカーは普通は主宰しないってことだけど、そもそも聖火式って何やるのか、あの爆発事件は聖火式の途中だったのか、とか全然よくわからない。
聖火を灯してるのが42話なので、爆発事件の時は聖火式じゃないのか?だとして、ノアがエスコートして行ったのは何だったんだ?ヒーカーはただレリアナに見せるために聖騎士を並べただけ?
儀式でもなんでもなく?

この後はとりあえず、あの爆発する結晶石をシャマルに渡したのは誰なのかってとこを調べることになるのかな?

それと毎回思うけど、この作品は服のセンスがとてもいい、カッコよくて美しくて素敵。
神殿でレリアナが着ていた白い服もシンプルながら、腕のところに空きがあって、そこがなんともいえず、素敵だなーと思いました。

「彼女が公爵邸に行った理由3」感想