漫画「恋癖」緒之 感想(2)

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comicoにて。木曜更新で連載中。
恋愛のクセが強めな大学生達の群像恋愛劇。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

「恋癖」感想(1)
「恋癖」感想(2)
「恋癖」感想(3)

 

 

35、39話

成瀬は、塚本と2人で抜けたことをあゆになんて説明しようかと考えながら、大学構内を歩いていると、大野とあゆがイチャついてるのをみかけてビックリ。
あの後、大野とあゆは意気投合して大野の部屋で飲み直し、付き合うことになったらしい。
あゆは先日の飲みではガッツリ塚本狙いだったが、大野を「おーちゃん」と呼ぶラブラブぶりで、これ以降、2人は仲のいいバカップルとなる。

上田に大野から意味深なLINE(作品中ではLIME)が来てて、彼女ができたことを早々と知っていた。
「大学生の恋愛なんて見栄とノリだけの安い関係だとバカにしてたけどあの2人を見てたら、そんなことにこだわってる方がバカみたいだ」と思えてきたと成瀬は上田に語る。

でも誰かを軽率に好きになってまたあんな想いをするのは嫌だもんなぁと、成瀬は過去を回想しているけど、詳しくはわからない。
読み返してみて、あーこんなシーンあったっけと思って、覚えてなかった。
成瀬も過去に何か嫌なことがあって、恋愛が嫌になってるっぽいな。
友達が好きな相手とか、友達の彼氏とか、好きになった相手に何か問題があって人間関係がこじれた経験があるとか?

 

最新話まで読み返してみてやっぱりこの時しか成瀬の過去を匂わすシーンはありませんでした。
塚本のはちょいちょい出てくるのに、成瀬のはなぜこれだけなんだろう。
塚本のは塚本&成瀬のメインのストーリーが塚本の過去に関わることだから、度々出てくるんだろうけど、成瀬のはまだしばらく成瀬の話はやらないから出すのやめたのかな、なんて思ったり。

成瀬は塚本に「昨日聞くの忘れたから連絡先教えて」と言われ、もう二度と近づくなって言ってたのに、めっちゃそっちから絡んでくるのはなぜ?という。
事情が変わったという塚本に、なぜそんなにスパークルって会社にこだわってハニートラップまでさせようとするのか、協力してほしいなら理由くらい教えてというが、塚本は「貸しを返してもらうだけだ」と答える。

じゃあ「開政大学インカレサークル事件」とは何なのか聞くと、ググれと言われて調べる。

 

(39話)

「都内の棒クラブハウスにて学生Tは会費の持ち逃げを指摘されたことに逆上し、当時サークルの代表だったSをビンで殴打、相手は頭部を3針縫うケガを負った」とネットには載っていた。

塚本が言うには、7割は事実じゃない。
ビンで殴ったのは本当だが、手のひらに収まるサイズの小瓶で、殴って倒れた拍子に相手がカウンターの角にぶつけて頭を切ってケガをしただけ、ビンで直接傷ができたわけじゃない。
会費持ち逃げは完全に嘘。

本当の理由は?と成瀬に聞かれるが、塚本は「誰にも言わないで」と女性に言われた事を回想していて「言えない、言いたくない」という。
塚本の重い雰囲気に思わず、謝ってしまう成瀬。

そして塚本に最初に塚本を盗撮した写真を何に使うつもりだったのか、俺を好きなわけじゃなさそうだし、と聞かれるが、成瀬は説明しづらいと思って言えずにいると、塚本は「ふ」と笑って「じゃあ聞かない、これも貸しな」という。
それに対して成瀬がこじつけすぎだと言うと、ちょいちょいタメ口なのも貸しと塚本が更に貸しを増やし、「やめろ、そのシステム」と成瀬がギャーギャー言う。

 

36〜38話に間宮&里帆の話が挟まって「開政大学インカレサークル事件」と関係してくるんですが、ちょっと飛ばして続きの39話を先に書きました。

もう二度と関わるな、関わらないと思ってたのに、なぜか会ってしまって、絡むことになってしまう塚本と成瀬は、もう運命ですね!
また絡むなんてあり得ない感じの出会い方をしておきながら、関わらずにはいられない関係になっていくのが、うまい!

もうこの辺りになると、ケンカップルみたいな感じで、わーわー言い合いながらも仲が良いような感じになってきてて、この2人のやり取りも面白くて大好きです。

そして成瀬&塚本はこの「開政大学インカレサークル事件」、塚本の過去絡みの話がメインで進んでいきます。63話現在でまだ塚本が思い浮かべている女性に何があったのか、塚本との関わりは何なのかハッキリわかってません。

その謎も気になりますが、一番おもしろいのはやっぱり会話のおもしろさ、ツッコミとかのコミカルな部分のおもしろさです。

あゆは最初の方、しばらくは、恋愛に興味ない成瀬に無理矢理男を紹介したり自分の価値観を押し付けてくるめんどくさい友達で、どちらかといえば嫌なヤツって思ってましたが、大野とカップルになってからは、バカップルで周りを明るくしてくれる2人になります。

 

36〜38話

里帆は前回、間宮に会った時にネカフェで誘惑しようとする等、ちょっと暴走気味だったことを反省、今までの二の舞にならないように、理想の距離を保てるようにしなければと思う。

里帆は結構冷静だと思ってたので、ここで間宮に会いたいけど抑えなきゃとメッセージを送るのを我慢しようか悩んでいるのを見て、ちょっと驚きました。
そういえば、里帆って恋してる時はジーッと相手を目で追って熱視線を送ってしまう等、わかりやすい好き行動を取るって言ってたんだっけ。その後の驚きの恋癖にビックリしすぎて忘れてた。

間宮の友人、山本から連絡が入り、間宮もいるからとカラオケに誘われ喜ぶ。
前回と同じメンツ。待合せに行ってみると間宮は知らなかったようで気不味そうにしてるので、間宮を見れて満足した里帆は帰ろうとするが、山本、鈴木に強引に引き止められ、カラオケへ。

カラオケ帰り、山本に同じ大学のOBのマオさんという人から電話があり、これから会いに行くことになって、里帆も誘われ、マオが女だと思った里帆は気になって一緒についていく。
行ってみるとマオは男で、いきなり強いお酒を勧めてくるちょっと怪しい奴だった。

 

名刺をもらってみると、株式会社スパークルの宍戸真央で、マッチングアプリのウィアノアを企画した人だという。(知らないのに話を合わせる里帆のコミュ力がさすがです。)
リリース1周年の記念イベントが来月あるから、真央の母校ってことで学生証を見せると割引になるから、おいでと誘われる。

里帆は違う大学で、青澤大学だというと、「塚本賢也って知ってる?」と真央に聞かれ、元カレの市原に殴られそうになった時に居酒屋で会った人だと覚えがあったが、知らないと嘘をついた。

ぐでんぐでんに酔っ払って、山本、鈴木はタクシーの乗せられ帰宅。
真央は山本&鈴木のタクシー代を渡し、間宮&里帆は電車で帰れるというが、2人にもデート代と言ってお金を渡す。

帰りの電車で、里帆が間宮に真央の事をきくと
真央は、実家が金持ち。
山本の兄が真央と同じサークルだったので、その繋がりで面識があり、山本経由で、間宮、鈴木も仲良くなった、いろいろ面倒見てくれていい人なんだと間宮は言うが、里帆は内心「そうか?」と思っていた。

 

面倒見と気前はいいが、明日も授業があるのを知ってて泥酔させたり、端々に気になる言動があり(だらだらしてんじゃねーよ、ブッ殺すぞ等)、最後は里帆の事を「りおちゃん」と呼び、名前を覚えてない等、里帆には「いい人」とは思えない部分が気になった。

塚本賢也が友達なのか聞いてみると、間宮達が入学する前、真央がやってたサークルで塚本がトラブルを起こして逆上し、真央の頭をビンで殴った、真央は元ヤンだから相手のことをボコボコになるまでやり返したため喧嘩両成敗で終わった、その事は「開政大学インカレサークル事件」と呼ばれネット上にも載っている、その事件が問題になってサークルは解散、代表だった真央は決まってた内定がパーになり、真央はやり返さなきゃ起訴できたのにと今でも愚痴っている、事の発端のトラブルについては知らないがネットでは塚本がサークルの会費をパクろうとして代表と揉めたと言われている、とのこと。

 

塚本の過去の因縁の重要人物、真央が登場しました。
今まで塚本の過去回想で何度か絵が出てきてたけど、大学の時のヒゲ面と、今の髭なしオールバックで全然印象が違います。
でも今のスーツ姿もむっちゃ怪しい、うさんくささプンプンで、描き方うまいですね。

38、39話で「開政大学インカレサークル事件」の内容がだいたい明らかになりました。
あるトラブルがあって、開政大学のサークルの代表をしていた真央を塚本が手のひらサイズの小瓶を持って殴り、真央は倒れた拍子にカウンターの角にぶつけて頭を切ってケガをした。
元ヤンだった真央は、塚本がボコボコになるまでやり返した。
この事件が問題になってサークルは解散、代表だった真央は内定がパーになった。

ネット上では、サークルの金を塚本が盗ろうとしたと書かれているがそれは嘘。
真央のケガもビンで殴ってできたわけじゃない。
事件と書かれているが、起訴されてはおらず、ネット上に書かれている事が真実だったら塚本は大学を除籍されるレベルの事。

 

この事件の発端となったトラブルが何なのかは、明らかになっていません。
おそらく真央か、真央のサークルが何かをした被害者女性がいて、彼女と塚本は面識があり、塚本はそれに憤って真央を殴ったけど、彼女に口止めされていて理由は話せないって状況なのかなと思います。

それと、間宮たちは単純に真央をいい人って思ってますが、初めて会ったのに里帆はちゃんと細かいとこ見てて、真央が怪しい人って感じてるとこが鋭い!
しかもいろいろ気を使って、うまく聞き出すのとか、この辺りから、里帆のコミュ力の高さとか、観察力の高さとか、冷静に判断できる常識人って感じの印象に変わっていきました。あの恋癖以外は、いい人なんですよね、里帆は。

里帆が感じてた真央の言葉の端々の荒いところは、元ヤンが出てたってことなんですね。
真央にボコボコにされたらしいけど、今の見た目、特に残ってはなさそうで、塚本がイケメン保っててよかった。

 

40〜41話

伊藤は、感情移入しやすい性格で、上田の彼女のアカウントを発見して以来、彼女の病んでるつぶやきを監視しているうちに自分まで負の感情に支配されつつある。
里帆に、上田の彼女まで監視しなくてもいいじゃんと言われるが、上田はつぶやきが少ないので、彼女の大量のつぶやきを通して上田の情報を得ているのだという。

また、母親とうまくいっていないらしき彼女の生い立ちまで見えてきて、「しにたい」というつぶやきを最後に21時間更新されていないので心配だという伊藤を里帆は心配する。
里帆がお茶を買いに行っている間に、サークル部屋で伊藤が、また彼女のツイッターを確認すると更新されていたので、帰ってきた里帆に思わず「見て、無事だった!」とスマホの画面を見せると、部屋に入ってきたのは上田だった。

思いがけない突然の事態に伊藤は固まった後、逃げ出し、戻ってきた里帆は伊藤とすれ違った後、上田に「伊藤が俺の彼女のSNS見てたんだけど」と聞かれて、事態を一瞬で察する。(さすがです、里帆。)

 

里帆はトイレにいた伊藤のところに行って、上田は伊藤の好意にすら気付いてないから変に誤解されるかもしれないので、せめて経緯を説明した方がいいと説得する。
伊藤が納得したところで上田を呼ぶが、実はすぐそばで全部を聞いていたので、改めて伊藤が説明するまでもなく事情を把握した(里帆が企んだ)。

上田は「伊藤に嫌われていると思っていた、気持ちは嬉しいが彼女がいるから」と断り、「怖いからやり方は変えたほうがいい」とダメ出しして終わる。

伊藤は去り、上田は「彼女とうまくいってないと思ってたのに」と里帆に言われるが、「卒業までには別れるつもり、彼女の気が済んで勝手に離れていってくれればいい、そしたらもう死ぬまで誰とも付き合わなくていい」という。

むっちゃ恥ずかしいバレ方だよね、どこかに消え入りたくなるだろうなぁ。
里帆だと思って言ったら上田君だったとわかった時の衝撃はスゴかったろうな。

上田と伊藤はカップルになっても悪くなかったと思うけど、この後、伊藤には別の方で展開していくので、そっちを応援したいです。

上田が最後に言ってることは次からの上田の恋歴をみるとよくわかります。
そうだよね、そうなるよね・・・っていう。

 

42〜46話

上田と地元にいる彼女の話。
41話最後で、めっちゃ不穏な感じを匂わせて終わってたので、中途半端に読むと気になってしょーがなくなると思って、5回分全部、無料配信された後に読みました。
でも、結論から言うと、血のついた包丁は人を刺したわけじゃなかったです。
そこまでじゃないけど、でも複雑でどーしたらいいかアドバイスしにくい関係です。

上田のフルネームは、上田翔馬(しょうま)。
彼女は杉原美雨(みう)。
15年前、上田親子の住むアパートの上の部屋に美雨親子が越してきたのが出会い。
上田も美雨も母子家庭、同い年で同じ保育園で、お互い一人っ子、すぐに母親同士仲良くなり、上田と美雨もしょっちゅう一緒に過ごしていたが、美雨の母に男ができて無理矢理上田家に美雨を預けたりするようになってから、母親同士の関係は悪化し決裂した。

美雨母は、美雨を1人部屋に残して夜に出かけるようになり子供より男を優先した。
この時点で小学校入学前。
小学生の頃のある日、美雨の誕生日に約束を破って母が男に会いに行く等を知って、この頃の上田は美雨のそばにいてあげたいと思っていた。

 

中学生になり、美雨母は10年付き合っていた彼氏と別れた。子供がいることをずっと隠していて告げたら振られたらしい。その頃には美雨と母のケンガが毎夜聞こえてきていた。
美雨は、私にも幸せな未来が約束されていると安心したいと言って、上田に結婚しようという。「重っ」といいつつ、上田は承諾し、2人は中学3年の終わりに付き合い始める。

高校は順調な付き合いだったが、上田が大学進学で上京する事に決めてから、美雨の病みが見え始める。上田はずっと一緒にいてお互いよくわかってるから遠距離でも問題ないと思っていたが、再来週引越しという時になって、美雨に「行かないで」と言われる。

上田は、毎週1回は美雨に会いに地元に帰る事、毎日電話で話す事の2つを約束したが、上京して、大学生活、バイト、人間関係、一人暮らし、と新しいことがたくさんの生活の中で、徐々にその約束を守るのがキツくなっていく。
しかも美雨は、最近電話が短いと泣いたり、私にはしょーくん(上田)しかいないと言ったり、重い言動の人なので、余計にしんどい。

そんなある時、美雨が切羽詰まった感じで電話してきたので、上田が焦って会いに行くと、会社を辞めて母親とケンカしてイラついてて料理中に包丁で手を切っただけだった。41話最後の血のついた包丁シーンはこれ。

 

上田は週明け提出のレポートやバイトがあって、今週末は地元に帰れないと思っていたのに、美雨の電話で慌てて駆けつけたという状況だったので、大丈夫とわかって東京に帰ろうとする。
それに対して美雨が「翔くんはいいよね、好き勝手やりたいことやれて、私よりずっと恵まれてる、ずるい、どうして私ばっかり」と言ったことで、上田は今までの我慢が限界を迎えてブチ切れる。

「なんで俺が責められなきゃいけないんだよ、お前の母親がクソなのは俺のせいじゃないだろ」と言って、美雨に別れようというが、美雨には謝られて別れたくないと言われ、上田は今まで積み重ねてきた過去をどうしても手放す事ができず、結局ここでキッパリ別れる事ができなかった。

東京に戻ってきた上田は、街で「なるみ」らしきマスクの女性に声をかけられる。

作者さんあとがきによると、この時点が、物語の現在から1年前のこと。

 

あと重要なのは、44話で上田が大学を開政か青澤か迷ってる時に、美雨が開政がいいという形ででてくる、インスタグラマーの藤沢奈留美こと「ナルちゃん」。
開政大学のミスキャンパスで、モデルもやっている、と出てきます。

46話最後で上田に声をかけてる女性の正体は53話で明らかになりますが、この藤沢奈留美です。
成瀬がなるちゃんと呼ばれてるのを塚本がこの人かと思った人、そして塚本が真央を殴った原因の「誰にも言わないで」と言ってる人。
まだ明らかになってないので、ここは推測です。

上田と彼女は、上田が別れたいと思うのはもちろん、なかなかキッパリした態度を取れずに別れられないのも、彼女と別れたらもう誰とも付き合いたくないと思うのも、分かる気がします。

 

毎週地元に帰るのは片道2時間とはいえキツイわー。
私は片道2時間の学校通ってたけどさ。
行っても月に1回だよね。
毎日長電話も厳しいよね。

そしてそれが重荷に感じるか、それでもやりたいと思うかどうかなんだよね。
好きが強かったら、それでもどうにかしてやりたいと思うんだよね。
結局そこだと思う。

上田は優しいんですね。
だから美雨に対して、好きより同情の方が強い関係だったんじゃないかな。
それでキッパリした態度をとって別れることができないんでしょうね。

美雨も病みが止まらなくて、もはや膠着状態なんだろうけど、あえて言うなら、上田はがんばって別れた方がいいんだろうと思います。
美雨が死ぬとか極端な方向にいかずにうまく別れるにはどうしたらいいかわかんないけど。
誰か助けてくれる人が現れて手伝ってくれるといいね。

 

最初の方、好きな芸能人の話とかしてたのに、一方でこんな闇の深い彼女との関係を抱えていたとは、上田くん、かわいそうだ。
上田の冷静なツッコミ好きだし、物語が終わるまでに、彼女との関係がどうにか解決してほしいと思います。私が思うに、今の彼女とうまくいく方向は無いと思ってます。
この2人はお互い、本当に好きって関係じゃないと思うから。

上田も彼女も本当に好きなら、上田の上京で一緒に暮らす道もあったと思いますが、二人共それを考えなかったのが、つまりその程度の関係だったって事を表してるんじゃないかな。
好き同士ならあの時点で一緒に暮らすしかないってわけではないけど。

そして、今から一緒に暮らすってのは、ダメだと思う。
上田がそうするとも思えないけど、美雨がそう言ってきたとしても断固拒否すべし。
上田に逃げ場がなくなって、我慢し続けたら上田がおかしくなりそうだし、爆発したら今度こそ別れを決断できるかもしれないけど、刃傷沙汰になりそうでもあるし。

「恋癖」感想(3)