漫画「俺だけレベルアップな件」DUBU(REDICE STUDIO) Chugong Kisoryeong  感想(1)

f:id:whitebluework:20190726115837j:plain


ピッコマにて。金曜更新で連載中。

異次元世界の魔物が潜むダンジョンが現れ、それを狩るハンターと呼ばれる覚醒者達がいる世界。
水篠旬(みずしの しゅん)は、人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンターだったが、あるダンジョン攻略に参加し、瀕死の目にあったのを堺に、彼にしか見えないクエストウィンドウが現れ、モンスターを倒せばレベルアップするハンターに覚醒する。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

「俺だけレベルアップな件」感想1
「俺だけレベルアップな件」感想2

 

1〜10話

十数年前から、異次元とこちらの世界を結ぶ通路、ゲートが突然現れるようになった世界。
ゲートの先には魔物が潜むダンジョンがあり、魔物を倒せる能力を覚醒する者が現れる。
彼らはハンターと呼ばれ、ゲートやハンターを管理するハンター協会が存在する。
ゲートは中の魔物の強さによってS級〜E級?にランク分けされおり、ハンターもその能力の強さによって、S級〜E級にランク分けされている。

ハンターのランクは覚醒時に決まり、ダンジョンで魔物を倒すことで、知識や経験は増えても能力=ランクが上がることはない。
覚醒者は千人に1人、その中でもD級以上は5千人に1人。

ゲートはダンジョンのボスを倒すと閉じる。

魔物を倒すと魔法石というものが出てきて、魔物のランクが高いほど高値で売れる。
ゲートは7日経つと完全に開放され、中のモンスターがゲートの外に出てしまう。
それを防ぐために、時間内にダンジョンのボスを倒してゲートを封鎖しなければならない。

 

水篠旬(みずしの しゅん)は人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンターで、D級かE級のダンジョンにしか参加したことがないが、毎回ケガをするくらい弱い。
母親の入院費をハンター協会から支払われる補助金でまかなうために続けており、高卒でこれといった技能のない彼にとってハンターという職業は唯一の選択肢だった。

C級の魔物の魔法石でも100万円はするが、E級ハンターの水篠には夢のまた夢。
最弱の水篠には毎回命がけの仕事だが、それに見合わない報酬しか得られなかった。
レイドと呼ばれるハンターのパーティーは必要な最低人数が決まっており、水篠は数合わせで呼ばれることも多い。

 

ある日、あるD級ゲートの攻略に呼ばれた水篠は、瀕死の目に遭い、人生が一変する。

17人のレイドで、リーダーはC級ハンターの馬渕に決まる。
メンバーには、水篠と顔なじみの真島、観月(B級ヒーラーの女性)、妻が二人目を妊娠してお金のためにハンターに復帰した久我がいる。

無事にダンジョンが攻略されると、奥にもう一つの入口を発見し、二重ダンジョンだとわかる。
本来、こういう場合は協会に報告して指示を待つのだが、リーダーの馬淵が他のハンターにボスを奪われて収入が激減するかもしれないから自分たちだけでボスを倒そうと提案し、多数決で行くことに決まる。

40分ほど歩いて先に進むと扉のある部屋が見つかる。
まだ誰も知らない新ダンジョンかもしれない、一人でも行くと言って、馬淵は扉を開けて進み、他のメンバーもついていく。

 

中に入ると自動的に松明に火がつき、円形に石像がずらっと並んで立っていて、1体だけ巨大な座った石像があった。ルーン文字で書かれた石版があり、「カルテノン神殿の掟」が書かれてあった。
1つ目 神を敬せよ
2つ目 神を讃えよ
3つ目 神を信仰せよ
この掟を守らぬものは、生きては帰れん

馬渕が声に出してそれを読み上げると、入り口の扉が突然閉まる。
閉じ込められたと思い、メンバーの1人が帰ると言って扉に手をかけると、扉の両脇に立っていた石像に瞬殺される。

水篠が今まで何度も瀕死の目に遭ってきた経験から、巨大石像の目の動きに嫌な予感がして、「みんな伏せて」と言った直後、巨大石像の目から光線が放たれ、伏せ遅れた者たちは瞬殺されたり、負傷したりした。

 

リーダー馬渕も左腕を失う。
馬渕が言うには、B級モンスターにすら即死レベルのものはおらず、あの石像はA級かS級だろうという。
観月は恐怖に震え治療どころではなく、彼女はB級だが精神的に弱いため、簡単なレイドにしか呼ばれないらしい。

大型ギルドと契約したばかりだという足に自信のあるメンバーの1人が、扉に向かったが、巨大石像の目からのビームで足だけ残して一瞬で消滅する。
この部屋にはルールがあるのではと思いついた水篠が、立ち上がってすぐに伏せると、巨大石像が攻撃仕掛けてすぐに止んだのを見て、一定以上の高さになると攻撃してくる、みんなで平伏せばいいのではないかと提案し、巨大石像=神に向かって土下座する。

巨大石像の表情が不気味な笑顔に変わるが、立ち上がっても攻撃されなくなるが、座っていた巨大石像が立ち上がって歩き出す。
2つ目の神を讃えよが鍵だという水篠の言葉に、聖歌隊で歌っていたというメンバーの1人が賛美歌を歌い始めるが、歩いてきた巨大石像に踏み潰される。

 

それはこの神を讃える歌ではなかった。
止まっていると歩き回る巨大石像に踏み潰され、周りの石像の前に止まると武器で攻撃されるが、楽器を持っている石像があることに気付いた水篠が、みんなに楽器を持つ石像の前に行くように声をかける。
1つの石像には1人だけでいないといけないが、楽器&歌を歌う石像で神を讃えるのがうまくいき、巨大石像は歩き回るのをやめる。

この時、水篠は片方の足先を失ってしまい、観月に止血される。
妻が妊娠中だと言っていた久我は武器を持った石像に真っ二つにされて死亡し、この時点で生き残りは6人。
次に中央に祭壇が持ち上がる。
生贄を捧げよということだろうと言って、この事態の責任を取って馬渕が生贄になれと真島が迫る。

 

馬淵は責任は自分にあると言って素直に従い、祭壇に近づくと周りにある円の外側に炎が灯る。
水篠が助けを借りて祭壇に近づくとまた新たに炎が灯り、人数分の炎が灯ると気付いた水篠は、残りの者も祭壇に近づくように言う。

全員が祭壇の円の中に入ると、更に外側の円にも炎が灯り、入り口の扉が開く。
それと同時に周りの石像が近づいてくる。
目を離すと周りの石像が近づく事に気付いた水篠が、目を離さずに周りの石像を見ているように言うが、精神的に限界を迎えた1人が扉に向かって走り出し、扉は少し閉まりかかるがそのまま扉を抜けて行けてしまう。

外側の青い炎は、時間経過で1つずつ消えていく。
オレンジの炎は人数分が灯っている。
すべて消えると扉は完全に閉まるのかもしれない。
外に出れるという甘い誘惑、恐怖と危険の中、「信仰せよ」の言葉通りに、信じ続けることができるのか、試されているのかもしれないと水篠は推測する。

 

また1人耐えられずに走り出して扉を通って外に出る。
水篠はこれ以上人がいなくなると死角ができて全滅するから動かないでここにいるように、青い炎のタイマーが全部消えるまでいれば全員助かるはずだと言う。
だが、真島は、助かる保証はない、閉じ込められる可能性もある、役に立たないと思っていた水篠が謎を解いてくれたおかげでここまで助かった事には礼を言うが、俺にも家族がいて死にたくないんだと言って、真島も走って扉から出ていってしまう。

一人ずつ出るたびに少しずつ扉が閉まっていくのを見ていた馬渕は、やっと法則がわかったと言って、自分が残れば扉は閉じないだろうから、水篠と観月で扉の外に出るように言う。
だが水篠の治療でマナが尽きた観月は立てず、足先のない水篠では観月を支えて行けないため、水篠は自分が残ると言って、馬渕に観月を頼み、馬淵は騒ぐ観月の気を失わせて担いで扉から出ていく。

 

死ぬのが自分だけでよかった、1人ぐらい道連れにしてやると思って近くに落ちていた剣を拾うが、近づいてきた石像に胸を一突きにされ、祭壇の上に落とされる。
痛みの中、水篠は「死ぬのが自分でよかったなんて偽善者だ、俺だって生きて帰りたい、死にたくない、もう一度チャンスがあれば」と思う。

石像の剣が水篠に振り下ろされるが、途中で止まり、突然、「シークレットクエスト『無力な者の勇気』の条件をすべてクリアしました」というゲームのシステムメッセージのようなウィンドウが視界に現れ驚く。

音声でも読み上げられ、「プレイヤーになることができます 引き受けますか?」と声が聞こえ、「引き受けない場合、0.02秒後にあなたの心臓は停止します 引き受けますか?」とウィンドウにも表示される。

「引き受けたら死なないのか?それなら、なる」と心の中で思うと、「プレイヤーになりました」とメッセージがでて、辺りは強い光に包まれる。

 

11〜17話

水篠が気付くと病院のベッドで寝ていて、あれから3日間、水篠は眠ったままだった。
ハンター協会、監視課の人が来て、あの後の事を教えてくれる。

生存者から通報を受けて、白虎ギルドとハンター協会の人が現場にかけつけた時は、祭壇の上に横たわる水篠がいただけで、石像などは痕跡もなく消えていた。
もしも生存者達の証言が一致せず、犠牲者の遺体の一部が残っていなければ、生存者達が疑われるところだったという。
あの時の生存者は6名共無事だが、馬渕は片腕を失い、観月は精神的ショックを受けたままでいる。
そして水篠はなぜか、切断されたはずの足が元に戻っていて、突き刺されたはずの胸もなんともない。

即死レベルのモンスターがいた現場から水篠が生き残ったので、水篠が再覚醒をしたのではないかということで、魔力測定器で魔力を計られるが、E級でも普通は70のところ、水篠は10で、再覚醒してないと確認された。
ハンターは通常、覚醒後に能力値は変化しないが、稀にC級からA級、B級からS級等に変化することがあり、それを再覚醒と呼んでいる。

 

水篠には、あの最後の時に見えたゲームのメッセージウィンドウような物が見えているのだが、ハンター協会の人にも妹にも見えないようで、自分にしか見えない事がわかる。
「本システムはプレイヤーの成長をサポートします」というメッセージが届いており、その後、デイリークエストとして、毎日、腕立て、腹筋、スクワット100回ずつ、ランニング10kmのクエストが課され、達成しないとペナルティーが課される。

初回はそれを信用せずに何もしないでいたため、時間内に達成しなかったペナルティーが課され、突然、砂漠地帯に転送され、モンスターから4時間生き延びるというペナルティークエストをさせられる事になった。
時間になりペナルティークエストを完了できるとまた突然病室に転送されていた。

それ以降、水篠は入院中ながら、きちんとデイリークエストをこなした。達成すると報酬がもらえ、状態の回復、能力値ポイント、ランダムボックス(何かアイテムがもらえる)の3つのうちから1つ選べる。

 

そして水篠はランダムボックスでゲットしたインスタンスダンジョン(一時的に生成されるダンジョン)の鍵を使ってみる。鍵が使える場所は指定されており、病院に外出許可をもらって、指定の地下鉄の入り口に行き鍵を使うと、地形は現実に近いが、ダンジョンに入ると異次元になっていた。

ダンジョンに入ると入り口が閉じてしまい、ボスを倒すか帰還石を使うかでないと出れないとメッセージが出る。「剛鉄牙のライカン」と戦い、自分の筋力がアップしている事に気付く。

水篠は今までずっと武器なしでハンターをしていた。
安物の武器を買ってもどうせすぐに壊れるし、彼には母の入院費等にお金を使わなければいけない事情もあるし、報酬も少なく、武器を買うのに回せるようなお金がなかったため。
一度奮発して5万の短剣を買った事があったがボスと戦ってあっさり壊れ、その時の報酬の方が少なく割に合わなかったので、それ以後買っていない。
ヒーラーに治してもらうことでなんとかしのいでいたが、入院したこともある。

筋力は上がってるが、何か武器がないと倒せないと思った水篠は、インベントリ(ゲーム内の倉庫)に真島が置いていった剣(30万したらしい)が入っていた事を思い出し、それを使ってモンスターを倒す。

 

モンスターを倒すとレベルがあがって能力値もあがり、アイテムをゲットできることがわかる。
アイテムはシステム内のショップで売る事もできるが、購入はまだレベルが足りずできない模様。
ゲートにいるモンスターからは魔法石を取れるが、ここで倒したモンスターには魔法石はなく、代わりにアイテムがもらえる、モンスターの動きにパターンがある事等から、このダンジョンやモンスターはゲートの物とは全くの別物で、水篠にしか見えないこの謎のシステム内だけの物だと推測する。

このダンジョン内ではモンスターの名前が出てくるが、自分に対する相対的な強さによってモンスターの名前の色が変わる事もわかる。
覚悟を決めてモンスターをどんどん倒していき、途中で帰還石もゲットできるが、強くなるチャンスだと思い、モンスターを倒し続けてレベルを上げていく。

ライカン等ではレベルが上がらないところまでいくが、それでもボスには苦戦し、真島の剣も折れ、最後は能力値を上げていた自分の筋力で、なんとかボスを倒し、真島の剣の2倍の攻撃力で補助効果もある短剣をゲットした。

 

ボスを倒した事で、自動的に異世界が消えて現実世界に戻ると、すぐ近くでゲートからモンスターが出てきてハンター達が戦っている状況だとわかる。
その戦いに来たハンターだと誤解されて案内されると、ボス相手に急遽編成されたらしいパーティーが戦っていて、あまり連携が取れておらず、苦戦していた。
その中にヒーラーの観月の姿があり、まだあの体験の恐怖を克服できてない様子が見て取れた。

そのボスはD級、水篠がさっきまで戦っていたボスより下。
パーティーはD級タンク1人(敵の攻撃を受けて耐える役)、E級8人の構成?
水篠は自分もあの体験の恐怖を克服するべく、折れた真島の剣を強い力でボスに投げて防御を破り、ボスはやっとのことで倒れる。

水篠は遠くから投げたので先に戦っていた彼らには気付かれていなかった。
D級タンクの人だけが、誰かが投げた折れた剣でボスが倒れた事に気付いていて、他の人達は自分たちで倒せたと思っている。
水篠の投げた剣のみでボスを倒したのか、それで防御が崩れて攻撃があたるようになって倒したのか、いまいち不明だが、たぶん水篠だけの力で倒れたっぽい。

この時点で水篠のレベルは、18になった。

 

18〜24話

水篠は大家から家賃の催促の電話があり、お金を稼ぐ必要性を感じる。
自分に起きているのが再覚醒なら上級ハンターになれるかもしれず、そうすれば家賃くらいの収入はすぐに得られるはずだが、審査を受け直してランクがあがったとしたら、再覚醒自体が珍しい事なので注目され、収入は上がっても出る杭は打たれるで何かあるかもしれないので、再覚醒だという確信もないため、まだ誰にも言わないことにする。

水篠は、C級ゲートで数合わせのために呼ばれたレイドに参加する。
C級ゲートは、最低10人、半数以上がC級という規則がある。
参加メンバーは、C級5人、D級以下4人(水篠以外)で、水篠と諸菱賢太21才D級は数合わせ、それ以外はいつも組んでいるメンバーらしい。
水篠は戦力外で戦利品の分配はなく、参加費として20万もらえる契約で、荷物運びを頼まれる。

リーダーは右京隼人、タンクで、ヒーラー無しのパーティーだという。
諸菱はお金持ちのボンボンらしく、初めてのレイドで親に買ってもらったという高そうな装備をしている。
長い間組んできたメンバーらしく彼らの戦いは隙のない連携プレーができていた。
ボス部屋に着くとそこにはマナ石が部屋いっぱいにあった。
マナ石は魔法石より魔力が弱いため値は低いが、大量にあれば金になり1億超えそうだという。

 

右京の弟の将人はランクの高いハンターで海外に行ってしまっていて、右京には弟を見返してやりたいという思いがあった。
ボスを倒すとゲートが閉ざされるので、ボスを倒す前にマナ石を掘って運び出そうというが、採掘装備を置いてきてしまったので、取りに戻るから、水篠と諸菱で待っていて欲しいと言われて置いていかれ、ボス部屋の入り口を塞がれてしまう。

水篠の嫌な予感が当たり、彼らはトカゲと呼ばれる行為をする奴らだと思う。
ダンジョン内には防犯カメラもなくハンターが犯罪を犯しても取り締まるのは無理に等しい。
邪魔になればトカゲがしっぽを切り落とし逃げるかのように仲間を捨てる奴らがいるという話を聞いたことがあった。
このタイミングでの行為は、マナ石の取り分を減らすためだと思われるが、いずれにしろ彼らは最初から水篠と諸菱をいつでも殺すつもりがあっただろうと水篠は推測する。

彼らをすぐに殺さずに閉じ込めたのは、あそこで揉めたらボスが起きてしまい戦わないといけなくなって、マナ石を運べなくなってしまうから。右京はボスが彼らを倒してまた寝た頃合いを見計らって戻ってマナ石を運び出すつもりでいる。マナ石がだめでも諸菱の高額な装備を手に入れられればいいという考え。

水篠はインスタンスダンジョンで戦ったボスよりもこのC級のボスの方が強いが、それでも萎縮しないほど強くなった自分を感じ、戦う決意をする。
E級とは思えない水篠の戦いに、諸菱は驚き、水篠が不正登録者ではないかと疑う。不正登録者は魔力の一部を隠して低いランク判定を受けたハンターのことで、虐殺を趣味にする異常者が多いので、諸菱は恐怖する。

簡単にはいかなかったが、後回しにしていたデイリークエストの報酬の「回復」を途中で使い、なんとかボスを倒す。C級ボスを倒してレベルが上がり、21になる。

ボスを倒した後、ちょうど右京達が戻ってくる。
諸菱が諸菱建設会長の息子だと調べた右京は、父親に話があるからお前に機会をやる、水篠を殺せ、従わなければ2人共殺すと言うが、諸菱はそれに従わず、対抗する姿勢を見せる。

右京達が水篠から殺そうとした時、水篠に緊急クエストとして「敵意を持つものが現れた、全員倒さないとペナルティーとして心臓が停止する」というクエストのメッセージが現れる。
すぐに水篠を一撃で殺す(E級なら)強さの魔法攻撃をくらい、ここが弱肉強食の世界だという事を改めて認識した水篠は、覚悟を決め、右京達を殺していく。(圧勝)

最後に残った右京も水篠の相手ではなく、右京が命乞いしてくるが、「3回も殺そうとした相手に助けを乞うのか?ダンジョンで起きたことは外部に漏れないって言ってなかったっけ?」と言って、「俺の弟が誰だか知って・・」と言いかけた右京の頭を切り落とす。


もうこのレイド参加時点くらいから、水篠の見た目が最初と全然変わります。
別人レベルです。筋肉は数日の筋トレぐらいで変わらないけど、あのシステムの能力値が反映されて身体が変わっているらしいです。

楽勝ではないけど、ギリギリでもない感じで、水篠がボスを倒していくのや、楽勝で右京達を倒してしまうのは爽快感があります。水篠を侮って殺そうとしてた奴らだから余計に。

でも、デイリークエストの報酬を受け取ってなくて、ボス戦の途中でそれを使えたっていうのは、「えー?そんなのあり?」と、ちょっとチートっぽいなと思ってしまいました。
このシステムはそれができるんだ、と言われればそれまでだけど、「後で受け取る」っていう選択肢が出てるわけでもなく、「はい、いいえ」の選択をしないままの状態で、普通はゲーム進められないよねって思ってしまう。最初から後で受け取れるんだっていう説明があったなら納得なんだけど。

右京は弟に反発心を持ってたようなのに最後は弟の力を笠に着る発言をするとは。
まあ今までも人を殺してきた犯罪者なわけだし、ゲス野郎ってことですね。

「俺だけレベルアップな件」感想2