漫画「人間に恋した鬼は咲う」雪森寧々 感想


<↑コミックの試し読み> Renta!

大切な人達が死に、殺してほしいと願った少年と、彼を自分のために生かすことにした鬼との恋のお話。

全4巻で完結。
ピッコマにて3巻までは無料で読めます。
4巻の18〜20話はニコニコ静画で無料で読めます。2019年5月現在。
20話まで読んでの感想です。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

幼馴染の女の子を連れた少年が、鬼がいるという森の奥の社にやってくる。
鬼を呼ぶ声に、鬼は怖がらせて帰そうとするが、少年は鬼に少女を助けてほしいという。
鬼が、少女は既に死んでいるので生き返らすことはできないと言うと、少年は自分を殺してほしいと笑顔でお願いをする。すると鬼は、「私のために生きなさい、あの子の分まで笑いなさい」という。
少年は、大好きだったあの子に何も返せなかった、それなのにそんな自分が生きててもいいのかなと泣く。
鬼「いいんだよ、生きていいんだよ」

あぁどうして私は鬼でキミは人間だったんだろうね

という感じで始まり、この詩的な感じのモノローグのこの作品の達観したような雰囲気がいいなぁと思いながら読みました。
少年の名前は綾人(あやと)、鬼の名前は千代(ちよ)。

冒頭で、千代が本に挟まっていた、綾人の書いた手紙を見つけるというところから始まっていて、最初から千代が綾人と過ごした100年に満たない過去を振り返るというような形で始まるので、もう綾人はいないんだ、という物悲しい感じがします。

 

綾人の幼馴染の少女、日和(ひより)は、妻を亡くしておかしくなってしまった綾人の父親に殺されました。綾人の父は、綾人の母と駆け落ちしているので、それだけ妻の事を愛していて、いなくなったことに耐えられなかったということなんでしょう。妻が寂しくないようにと、妻の親や友人を殺していった。
そして次は日和が殺されるということに気づいたけど何も出来なかった。

父は「愛する者を失くす気持ちを味わえ」と言って、綾人の目の前で自刃した。
この父親の心情や何人も殺した殺人事件について、あまり深く言及されてないので、なぜ日和まで殺して綾人に同じ気持ちを味わえと言ったのか、妻の両親や友人を殺してから日和を殺すまでの間が少しあるようだけど、その間、父親の凶行はバレてなかったのか等、よくわかりません。

後に出てくる日和の母親によると、父親が死体で発見されたけど、父親が殺人を犯していたってことはバレてなかったみたいですが。
妻が寂しくないように、なんだったら、自分が死んで妻のところへ行く、って考えれば被害が少なく済んだのにね・・・と思ってしまいました。

 

綾人が千代のところに来て1ヶ月経っても、何があったかを綾人は千代に話なかった。
その間、綾人を心配した日和は成仏できずに綾人の傍にいたが、千代には見えるが綾人には日和が見えない。
待つのに飽きた千代が、日和の記憶を覗く。
千代が記憶を覗く時に接したのは日和だが、綾人の記憶も一緒に見たっぽい。
そして日和が殺されるに至った事情を知る。

そして千代が日和を綾人のところへ連れていく。
綾人が悪いわけじゃない仕方ない事だったと千代は綾人に言うが、綾人は大好きな日和を殺した父親の事も嫌いになれず、二人のことを好きだなんて、日和に会わせる顔がないと思っていた。
日和は綾人に辛いなら忘れていいんだと言ったけど、日和はもうすべて許しているから、日和のことを受け入れて忘れないであげてほしいと千代は言う。

綾人は顔を上げ、綾人の鼻先に顔を近づけていた日和は、綾人にもう大丈夫なんだね、私のことちゃんと見てくれたねと言う。
綾人は「日和のこと忘れないよ」と言い、日和は綾人を抱きしめて成仏していく。

 

ここのシーン、なんとなく雰囲気で日和が成仏したんだなーと思って読みましたが、改めてよく読んじゃうと、「私のことちゃんと見てくれた」と言った後に「最後まであなたに私は見えなかった」と言っていたり、綾人はなぜスッキリしたのか、日和はなぜ成仏したのか、いまひとつよくわかんなかったです。

「日和は許してる」と千代が言ったから、綾人は悩みが晴れて、綾人の悩みが晴れたから日和は成仏できたってことなのかな?

でもこの次の話でまだ綾人はそれほど気持ちが晴れてはいない様子で、千代に父親と日和の話をして、自分が父親を殺したんだと言ったりしていて、まだそこの罪悪感とか暗い気持ちを持ったままっぽいんだよね。
じゃあ、なんで日和は成仏したの?って思うと・・・・・。

千代は、記憶にある最初から今の鬼の姿で森のなかにいつの間にか存在していて、その姿から他の妖怪たちから恐れられていた。そしてあまり感情を持って無くて、いろいろな感情がわからなかった。
人間の姿に変身する方法は、狸の妖怪の乱々に教わった。

千代は恋がどういうものかわからないので、綾人に恋を教えてほしいという。
そして綾人は、自分の生涯をかけて千代に恋を教えてあげるという。

ということで、千代と綾人の二人の生活が始まる。
千代と綾人が会ったのは綾人が11才の時。千代は約200歳。
そして、9年の月日が流れ、綾人は20才の青年に。

 

のっぺらぼうの、のんちゃん、の今の顔は道端で見かけた女性の死体から取った顔で、その死んだ女性の兄との恋の話。その兄にのんちゃんが出会って、兄はシスコンな感じの人で妹に会えて喜んで連れ帰ろうとするのを拒否されても、また同じ場所で会いたいと言って森に通い、のんちゃんが兄に会っているうちに兄に恋してしまう。けれど兄は、結婚することになったとのんちゃんに言い、のんちゃんは兄に会うのを避けるが、綾人の後押しで会いに行き、自分が妹でないことを打ち明けて、好きだったと告白する。

兄は妹でないことは気づいていたが、のんちゃんの存在に救われていた、のんちゃんの気持ちに気付けず、応えられずゴメンと謝る。
もしもまた会ってくれるなら今度は妹じゃなくて本当の顔を見せに来てほしいと兄は言うが、見せられる顔がないんだと言って、のんちゃんは兄の前から姿を消す。

失恋したけど、ちゃんと本当の事が言えて、のんちゃんはスッキリする。
でも、「本当の顔を見せてほしい」って、たまたま妹にソックリな別人じゃなくて、妖怪か何かだってことまでわかってたってことなのか?兄。っていうところにちょっと驚きました。
人間だと思ってたら、「本当の顔」なんていう、別の顔があるとは思わないよね。

 

狸の妖怪、乱々は、千代より先に死んでしまう人間の綾人が、千代と恋をしても、先に死んで千代を悲しませる事になるからと、綾人が千代と一緒にいることの是非を問うてきます。
鬼の寿命は約1000年、人間の寿命は約100年。
お前たちの恋の先には何もない、と。

それでも綾人は、千代が綾人なしじゃ生きられなくなって、綾人がいなくなってもずっと綾人の事を忘れず、千代の中で生きられるようになりたいという。
千代は鬼のままでいたくないと思えば思うほど化けられなくなる状態になり、人間に変身できなくなっていたが、綾人が鬼の姿の千代でも一緒にいてくれるとわかって人間に変身できるように戻る。

乱々は「自分として生まれたことを後悔してほしくないだけ」なんだという。

この話もわかったようなわからないような。
乱々は、綾人が千代に人間になってほしいと思ってるわけじゃなく、千代のありのままを受け入れているならいいんじゃないのって思って、納得したって感じなのかな。千代も鬼の姿の自分を受け入れたようだし。

 

「お前たちの恋の先には何もない」ということについて。
これは鬼と人間で寿命が違うので、人間の方が先に死んでしまい、その後、かなり長い間、鬼はまだ人生が続く。っていう、生きる長さが違うってことと、鬼と人間で子供を作れないってことを指して言ってるのかな?
子供を作れない設定なのかどうか、はっきりでてきてないけど。

そうだとして、じゃあ、恋の先にあるものってなんだろう?と思うのです。
恋して結婚しても、子供を作らないこともあります。
子供を作らなかったら意味ないのか、結婚して家庭を持たなかったら恋の意味がないのか、と言ったらそんなことはないだろうと思うんです。
そこは、人によって価値観が違うので、これが絶対というのはないと思います。
恋は恋で良しとするのか、その先に結婚して家庭を持ち子供をつくることを望むのか。

恋をしても、その相手とは結婚できない、一緒にいられない事がわかっている場合は、恋の先がないと言えるかもしれない。それでも、その恋を続けられるうちは続けたい、何もないよりも、別れる辛さがあってもその方がいいと思うなら、それもいいと思います。

千代と綾人の場合は、綾人の方が寿命が短いけど、それでも綾人が生きている間はずっと一緒にいられるなら、それは十分、恋の先があると言えるんじゃないかと思いました。
好きな相手と一緒にいられること、それ自体が喜びで幸せなんですから。

 

日和の母親に再会した話。
最初、綾人が子供から大人に変化してるので、気付かれなかったんですが、日和の母は、綾人だとわかると日和はどこか?日和が死んだなんて嘘だ等と、ちょっと精神的におかしくなっちゃった人っぽい反応をしてきます。

この日和の母親の言動が、ものすごく陳腐だなーと思ってしまいました。
子供が死んだことを認められなくて、ちょっとおかしな言動をしちゃう人って感じの、どこかで見たことのあるセリフや動きをさせているって感じ。
そう思ってしまうのは、たぶん綾人が言ってることや状況にそぐわないような反応をしてくるからじゃないかなぁと思いました。

綾人が日和は死んだと日和母に言うと日和母は、綾人は日和が死ぬのを見ていたのかと聞いてくるんです。
でも、どうやって死んだのかも全然わからない状況で、日和が死ぬのを見てて何もしなかったのか、みたいな責めるようなことをいきなり言う?10年くらいも前の事で、何があったのか全くわかってないんだから、まずはどうして死んだのかを聞くんじゃないのかな。
綾人が関わっていたのか、その場にいたのかさえわからないのに。

 

そして綾人が自分が殺したと言うと、日和母は「どうして?」と聞くけど、その答えを追求しないまま、「あなたも死ねばよかったのに」と言って、綾人を階段から突き落とします。
日和ととても仲良くしていて殺すはずはないと心のどこかで思ってたような相手を、殺した理由も聞かずにいきなり殺そうとする?

それに「あなたも死ねばよかったのに」っていう言い方って、一緒に事故に巻き込まれて、片方だけ生き残ったとかいうような状況の時に相手に言う言葉じゃないの?殺したって言ってる相手に「あなたも死ねばよかったのに」なんていう言い方する?殺人を犯した犯人は普通自然に死ぬような状況になってないよね。犯人が殺した側なんだから。死ねばよかったのに、じゃなくて、死んでもらうとか、殺してやるとかじゃないの?

「日和はもっと痛かった」って言うのも、日和がどう殺されたかも知らないのに言えるかなぁと思っちゃいます。死ぬ方が痛かったに違いないというだけの根拠ですよね。それに階段から落ちるのも落ちどころが悪ければ死んじゃう事なので、これで綾人が死んでたら、「もっと痛かった」って言えないし。

 

その後、千代が日和を殺したのは綾人の父親だっていう説明をした時、どうして綾人はそれを言ってくれなかったのか、という日和母の問いかけに、千代は綾人には父親しかいなかったから言えなかった、と答えるんだけど、ここのところも、イマイチ噛み合わなさを感じます。
どうして言ってくれなかったか、というのは、この場面での話の流れから、日和を殺したのが綾人じゃなくて父親ってことをなぜ言ってくれなかったのか、ととると思ったんですが、千代の答え方だと、日和を殺す前に父親が他の人を殺していたのを言えなかった事について答えています。

そしてそれを聞いても許せないと日和母は言うんですが、「何を」「誰を」許せないの?
千代もその前に「許せないかもしれないけどわかってやってほしい」って言ってるけど、綾人は別に悪くないよね。綾人が父親が殺人を犯してることを言わなかった事をなの?
綾人が言ってくれてれば、日和が殺されるのは避けられただろうっていう予測で言ってるのこれ?
そこまで考えたの?これだけの情報で?

というのと、綾人父の殺人は、他の人と日和の間が時間的に空いていた前提で、日和母と千代は話してるけど、空いてたんだとしても日和母にはこの会話からはわからないと思うんですよね。
私は間が空いてたら、その間に誰かにばれないのかとかっていう事が気になるし、父親がおかしくなって殺したって聞いた時に、殺すのは一気にいろんな人を殺したんだと思ってたので、間が空いてた前提で当たり前のように話をしてる事に違和感を感じてしまいました。

 

妻の両親は一緒に住んでて家の中に死体があってすぐにはバレないんだとしよう。でも妻の友人は殺されてたら何かしら騒がれるでしょう?でもそれらしき事は語られず、ただ当たり前のように間が空いていた感じで話されるので、「んん?」って感じでした。

最後に、日和母は綾人に「日和の分まで生きて」って言って去るんだけど、ついさっき綾人を階段から突き落として殺そうとして「死ねばよかったのに」とか言ってた人に言われても・・・素直に受け取れないでしょって思っちゃいました。
「許せない」とも言ってたくせに、気持ちの変化、短時間で激しすぎでしょ。
そういう情緒不安定な状態なんだろうけど、その変化を納得するだけのものがなかったです。

そんな感じで、日和母の言動は、反応としてなんか納得いかない反応ばっかで、ただそれっぽい言動をしてるだけって感じがものすごくしてしまいました。

それと唐突に森のなかで日和母と再会してのこのエピソードになったけど、日和の父親はどうしてるんだろう?
日和って父親いないとかあったっけ?
日和母は自分ひとりで抱え込んで、なんかちょっとおかしくなっての言動って感じになってたけど、夫がいたら、娘の行方についてわかったことを父親にも知らせないととか何かしら言及しないだろうか。

 

あと日和母の反応が、10年前の出来事に対する反応っぽくなくて、つい最近いなくなってわかった娘についての反応のような感じがするのも違和感がありました。10年も経って普通に暮らしてたなら、娘は死んだのかもしれないと諦めてただろうと思うんですよね。
それが生きてるかもって思って嬉しいのはいいとして、死んでたって言われた時の反応が、それを聞いてちょっと病んだ感じになるのが、もう10年経ってるんだからある程度自分の中で消化できてるだろうに、そこまでになるかなぁって思いました。

それと綾人は罪悪感で、自分が殺したって言ってるようだけど、妻を亡くしておかしくなった綾人父に殺されるのと、仲良くしてた綾人に殺されるのでは、綾人に殺されたって知らされる方がショックでかいんじゃないかなと思いました。綾人はそこまで考えられないんだろうとしても。

雪女の雪子の話。
温泉に入って綾人がのぼせてしまったのを冷ますために、のんちゃんが雪女の雪子を呼んだ。
なぜか雪子は最初から綾人を慕っているが、雪子は綾人が子供の頃、日和と一緒に3人でよく遊んでいた雪くんたった。
その頃、綾人の一番好きな女の子は日和で、日和には敵わないけど、綾人の一番になりたかった雪子は、男の子で一番になろうとして男の子のふりをしていた。
結局、綾人は千代が好きだからとハッキリ雪子のことを振る。

 

母親に殺された双子の霊の話。
この双子に、自分たちの子供になりなと言って、綾人と千代が親代わりをして、疑似家族になります。
わりとすぐに満足して成仏しちゃうので、短い間だけど、千代と子供を持つという疑似体験をする。


最初の方は、詩的で達観した感じがいいなぁと思ってたんですが、後半、綾人のほうが先に死んでしまうという意味で、綾人がやたらと千代とずっと一緒にはいられない、と思う事ばかり強調されて、まだ若いのにそればっかり考えすぎじゃない?って思いました。
それを見越して、綾人がいなくなった後も千代が寂しくないように他の妖怪たちと交流をもたせようとするとか。

なんかもう、今から死ぬの前提でいろいろ考えすぎじゃないの?
先に死ぬ思考ばかりで、そればっかりすぎるって思いました。
若いから余計にいろいろ悩んじゃうのかもしれないけどさ。
基本、千代とラブラブな毎日を楽しんで、密かに先を見越しての事も織り込んでいくぐらいの感じで、いってほしかったな。それには大人の余裕が必要で、綾人にはまだそこまで落ち着いては考えられないのかな。

あと、綾人がなぜ千代を好きになったのか、のところがイマイチ共感できなかった。
たぶん悲観的になりがちな綾人を千代が明るくしてくれるからってとこが一番のポイントなのかなと思うけど、綾人が千代の事を好きだなぁってなる部分を一緒に感じられなかった。
たぶん、そういう時、千代は明るいけどちょっとギャグっぽすぎたからかなぁ。

 

最初は、詩的な感じと達観したような感じで、雰囲気が好きだなと思って読んでたんですが、でも言ってることはイマイチ入ってこなくて、理解できないまま、なんとなくの雰囲気で読んでたんですよね。
なぜそうなったかはイマイチ理解できなかったけど、そうなったんだねーって感じで。
改めて読み返してみるとやっぱり、この作品の中で語られてるいろんな事が、私にはあまり納得がいったり、そうだねってすんなり思えない事が多かったです。

でも、日和母のエピソード以外はそれなりに面白かったと思います。

もうちょっと綾人と千代の恋の部分を描いてほしかったなぁ。
もっとラブラブな感じ、想い合っているんだってのを感じるところを多くしてほしかった。
ずっと綾人は自分が先に死ぬことばかり考えて悲観的になってるって感じで、それじゃあ、まだまだあと何十年もあるのに、楽しめないじゃんって感じました。

 

もう1つちょっと気になったのは、綾人は食料をどこから調達しているのか、ということ。
妖怪たちは食べなくても生きていけるようですが、綾人は自給自足で畑を耕している様子もなく、家事はやってるものの、それ以外で働いている様子もなく、食事作ってるけどその材料はどうしてるのかな、と思いました。
芋類は勝手に生えてるんだとしても、おにぎり作ってたけど、お米はどうやって調達したんだろう?
そこはきっとファンタジーで追求しちゃいけないんだろうと思いつつ。

でもそうやって、普通に生きていく事にあくせくしないで生きられる環境なんだから、もうちょっとお気楽に楽しく千代と過ごすことを考えて、自分の生を生きればいいじゃんって思ってしまいました。

それと千代は女性なんだけど、口調のせいもあってか、どうも美少年にしか見えなくて。
たまーに顔を赤らめることはあったけど、最後の方になっても、まだ私にはあんまり恋する女の子って感じに見えてこなかったなぁ・・・。

まあ最後の数話を読んでないんですけど。
ブックオフとかネットオフで探したらまだまだ中古の値段が高くて、そこまでして読みたいって思わなかったので、いつか気が向いたら読むときがあるかもしれません。

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