漫画「恋癖」緒之 感想(4)

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恋愛のクセが強めな大学生達の恋愛群像劇。
タテスク全193話で完結済み。

comico、LINEマンガで最後の数十話以外は無料で読めます。
(アプリ内で無料でゲットできるチケット等は必要)
元々comicoで連載されていたマンガでcomicoの方が少し安くて、無料話数も多いです。
それとcomicoだと作者さんのあとがきコメントもほぼ毎話読めますよ。

電子書籍で単行本形式にまとまった本もありますが、6巻までで止まっていて最終話までありません。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

 

 

「恋癖」感想(1)
「恋癖」感想(2)
「恋癖」感想(3)
「恋癖」感想(4)
「恋癖」感想(5)

 

 

63話

間宮は、ウィアノア1周年記念パーティーでの中途半端な告白の後、気まずさに耐えきれずに話を中断して逃げてしまい、そのまま連絡を取らずに数日たった。

間宮は伊藤とバイトのシフトが被ってる日で、あれ以来ぶりに会うのでとても緊張していたが、来たのは風邪の伊藤の代わりを頼まれた子だった。
もしや気まずくて会いたくないから休んだのかと勘ぐる間宮。

伊藤は本当に風邪で寝込んでいて、里帆がお見舞いに来ていた。

伊藤は、あの日、間宮から告白っぽい事を言われた事を里帆に言おうとするが、勘違いかもしれないと言い出しあぐねていると、察した里帆が、「ちーちゃん(伊藤)のことが好きだって?知ってる」と先回りしていう。

わりと初期から知ってるという里帆に、自分だけ気付いてなかったのかと軽くショックを受ける伊藤。

間宮は伊藤の家の前までお見舞いに来ていたが(お泊り会で家を知ってる)、いきなり家に来たらキモいかもと躊躇していると、里帆に見つかる。

間宮は「バイト帰りにたまたま通って」というが、バイト先から間宮の家と伊藤の家は逆方向だと知ってる里帆には、嘘だとバレている。

里帆から、伊藤はおかゆを食べて今は落ち着いていると聞いて、ほんとに風邪だったとほっとする。

甘いものを買いに出てきたという里帆に、ちょうどプリン、ゼリー、アイスを買ってきていた間宮は「よかったら、これ」と袋を渡す。

間宮「たまたまコンビニに売ってたから」
里帆「まあ だいたい売ってるもんね」

っていう会話が超ウケる。
うん、ほんとにそうだね、だいたいそういうの売ってるよね、コンビニって。

プリン等を渡して帰ろうとする間宮に、せっかく来たんだし「ちーちゃんも間宮くんのこと気にしてたし」寄っていきなよ、と里帆は言う。

恋する間宮くんがかわいい。
むっちゃ誤魔化そうとしてるのに、里帆には丸わかりなのもおもしろくて、かわいくて好き。

あと伊藤って髪をまとめてない方が美人な気がした。
顔は変わってないはずなんだけど、あのまとめ髪よりおろしてる方が美人に見えるなぁ。

 

 

64話

タイトル通り、間宮の今までの恋愛遍歴を振り返る回。

間宮は高校生の時に初彼女ができたけど、彼女の元カレの事が気になってしまい、元カレと自分を比べて自己嫌悪して勝手に自滅して、徐々に彼女から遠ざかって自然消滅してしまった。

大学生になって告白された事もあったけど、「彼氏」というポジションにプレッシャーを感じて、自信がもてなくて彼女を作れなかった。

そんな時にバイト仲間の飲み会で、伊藤が「彼氏に何かしてほしいわけじゃない、好きな人と一緒にいられるだけで十分」というのを聞いて、興味をひかれるようになった。

手書きで書かれたバンド名(たぶん)「konoyono owari(このよのおわり)」が笑えた。

 

 

65話

冒頭、間宮が告白して速攻で伊藤に振られる。

そして、失恋を癒すために海へ行こうと里帆が言って、なぜか伊藤と間宮の3人で海に連れて行かれ(江ノ島)、なんとなーく、ほっこりする。

66話

伊藤は、告白された事で間宮の気持ちを知り、今までの間宮の自分への態度がとても優しかったと思い返す。
それに対して自分は好きな人=上田と目も合わせられず、何もしていない事を反省して、今までのような避ける態度はやめようと思う。

一方、間宮は伊藤に振られた事を友人に報告。
意外とあっさり吹っ切れてるのは、里帆がいるからだと気付かされる。

そして伊藤に振られて一段落した今、自分が里帆を好きにならない理由はない、と思うが、里帆の恋愛癖を思うと、これからが試練なのか!?と考える。

 

 

67話

成瀬は塚本から、藤沢奈留美(ふじさわなるみ)の話を聞く。

奈留美は2015年のミス開政大で読モをやってた事もありSNSのフォロワー数も多い。
同じ頃にインカレサークルを立ち上げた真央は、奈留美がサークルの広告塔にちょうどいいと目をつけ、塚本に仲介を頼んだ。

なぜなら塚本は奈留美と付き合ってたから。

奈留美と真央を引き合わせたのは、塚本で、それに罪悪感を感じて2年前の真相を調べようとしているのかと、成瀬が考えていると、電車の中で偶然、真央とばったり出会う。

真央の話術にはまって、知り合いじゃなかったとバレてしまう。
なぜ知り合いのフリをしたのか、「誰かに俺を貶めるように頼まれたとか?」
と聞かれるが、同じ事を前に塚本に聞かれたのを思い出す。

成瀬が、心当たりがあるんじゃないかと聞くと、心当りが多すぎてわからないと答える真央。

「過去に後ろ暗いことがひとつもないって言い切れる?」と真央に聞かれると、成瀬は自分の過去のある事を思い出して固まってしまう。


そうだろうとは思ってましたが、やっと塚本本人の口から、奈留美と付き合ってたと聞けました。
真央はインカレサークルとかイベント会社とかあやしい事やってて、ものすごいワルっぽいんだけど、頭はすごくいいんですよね。
キレものだなって感じがします。賢いワルですね。
それを感じさせるキャラを描ける作者さんもすごいなと思います。

 

「恋癖」感想(5)

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