海外ドラマ「トゥモローピープル」(the tomorrow people)感想。
ネタバレありなので、ご承知の上。
AXNにて視聴。
最初の2、3話は見逃して途中から。
&スカパーで視聴で天候不良で録画に失敗し19話も見れず。
再放送なしだったので見れないまま。
超能力者たちのお話です。
お薦め!というわけじゃなく、最終話まで視聴して、なんじゃこりゃーな不満部分を書きたくなって書いてます。
超能力の話とか好きなので、見てみて、まあまあ面白そうだったので、続けてみました。
でも主人公のスティーブンより、超能力者たちのリーダー、ジョンの方が好き。
ジョンがかっこよかったから見続けたようなもんです。
スティーブンはいかにもアメリカの好青年ぽい(私のイメージ)マッチョ気味な熱血男子。私はこういうタイプはあまり好きじゃない。暑苦しい感じがする。
人間の中に進化した人類である超能力者(たぶんトゥモローピープルと呼んでる)が生まれ始めていて、その超能力者を見つけて捕まえて利用するか排除(殺したり超能力を奪ったり)しているウルトラという組織とそれに反発して仲間を助けて地下に隠れている超能力者集団との戦い。
結構、ストーリーというか人の気持の流れの面で、えー?なんでそうなるの?と思う展開が多かったドラマでした。
超能力者集団の仲間にカーラという女性がいて、ジョンとカーラは恋人同士、なんだけど、カーラはスティーブンに会ったときからお互いひかれてる様子。そしてジョンとカーラがケンカした時にカーラとスティーブンは寝てしまう。しばらくカーラとスティーブンがラブラブな感じになるけど、またカーラ&ジョンがよりを戻す。
そして終盤、ジョンがウルトラに捕まって超能力を奪われて失ってしまい、超能力者集団から離れ、スティーブンの友人アストリッド(女)に連絡をとり(以前作戦行動中にジョンが撃たれ2人きりの状況で弾を取り出したりということがあった)、他に頼れる人がいなかったと言ったのはいいとして、何故かその後ジョンとアストリッドはキスしてラブラブな関係になる。
ここがなんか突然。ジョンの超能力がなくなったからカーラとはもう一緒にいられないみたいな感じになっていて、何故?超能力者同士じゃないとカップルになれないの?っていうよくわからない突然な展開に。
アストリッドは親友として接してきたスティーブンのことが好きだったけど、スティーブンは友達としか思ってなくて失恋している。
ジョンがアストリッドに人間になるのもいいかもしれない君がいるからとか言うんだけど、いやいやいや、人間になったら超能力者のカーラといられなくなるのは何故なんだよって感じです。
そしてスティーブンは終盤でウルトラの同僚で相棒の女性とラブラブな関係になりますが、彼女が死んでしまうとまたカーラにラブな感じを出してきます。
そしてジョンはアストリッドとラブな感じなくせに、カーラにも、マシンを止めるのに成功したら見つけに来てくれとか、想い合っているのに悲しい別れみたいな感じを醸し出ます。
超能力がなくなって戦力にならなくなったのはわかるけど、恋人関係解消する必要はないんでは?そこ一緒なの?
そしてジョンはアストリッドとキスした状態でマシン発動し時が止まってましたが、マシン破壊で時が動き出し、待っててくれといってアストリッドを置いて、カーラ達の様子を見に行きます。何故この場面でアストリッドを置いていくのかもよくわからない。超能力があったときならわかるけど今は同じ立場なんだから一緒にいけば?って感じです。
ビルから出てきたカーラを見つけたジョンが笑顔になりカーラに駆け寄ろうとしますが、先にスティーブンがカーラに近づき、2人を見てジョンは表情を固くしカーラに駆け寄ろうとするのをやめ、普通な感じで2人に挨拶します。
ついさっきまでアストリッドと一緒にいてキスしてたくせにカーラともラブな感じになろうとしてたようで、ジョン二股なのかよって感じになってます。なんなんだジョン、カーラのこと好きなら超能力者じゃなくなったって別に諦める必要はないだろっ。
ジョンとアストリッドがラブな感じになってから2人の雰囲気がラブラブすぎて、いきなり感がすごいです。
スティーブンとカーラはカップルになったかどうか不明で、終盤はキスするとかベタベタするとかはなく、超能力者集団の新しい2人のリーダーって感じで終わります。
ジョンはアストリッドとラブラブで地下鉄に乗っている所をジュディカイアに呼び止められついてくるように言われて行くと、超能力を取り戻せるよと言われます。
椅子に固定され、カーラーと叫ぶジョン。(やっぱカーラなのかよ)
最後のシーンで、ジュディカイアが政府のお偉いさんのところへ交渉に行き、スーツにヒゲを剃ってこざっぱりした格好のジョンが銃を持って現れます。交渉後、次は彼らに会いに行くとカーラとスティーブンの顔写真入りの資料を見せますが、ジョンは彼らのことを知らない様子。どうやらジュディカイアがジョンを洗脳してまた手下として使って何かやろうとしてるっぽい、というところで終わります。
最終話では次のシーズンなし、これでお終いってわかってたと思うので、わざとこれからどうなるんだって感じで終わらせたパターンみたいです。
この後、続けようと思えばまあ続けられそうだし。
でもこの状態のジョンを連れてスティーブンとカーラに会ったら絶対ジョンの洗脳がバレて揉めるよね。どうするつもりなんだジュディカイア。
そして恐らく突然ジョンと連絡が取れなくなっていると思われるアストリッド、かわいそうに。でもアストリッドのことあんまり好きじゃなかったんだな。スティーブンと同じでなんか典型的な何かって感じだったけど雰囲気がすきじゃなかった。
終盤の話で、スティーブン父が死んだと思われていましたが、いろいろあって復活します。スティーブン父は力の強い超能力者だったようで、それプラス、マシンを動かせる人なので、ウルトラのボス、ファウンダーに狙われています。
スティーブン父が復活したら何かがある、のかと思っていたのに、ファウンダーから逃げるため隠れようとしたり、戦おうとしたけど失敗して、結局捕まってマシン稼働に使われ、止めるためにジュディカイアに殺されるという最後で、たいした活躍もなく死んでしまいました。家族に再会できただけだったね。
父が復活したら何かがわかるんじゃなかったっけ?何か忘れたけど。
鍵っぽかった父の復活は一体何だったんだ・・・。
スティーブン母はずっと普通の人間のふりをしていましたが実は超能力者でした。
スティーブンが超能力に目覚めたけど、精神がおかしいんじゃないかと精神科に入院させられ薬漬けにされたり悩んだり・・・とかしてた時にも超能力のことを何も言ってあげないなんて。スティーブンも母が超能力者とわかった時にそのことを言ってたけど。
自分が超能力者だとは言わないにしても、それは超能力だってことは言ってあげてもよかったんじゃないの?
しかも超能力を使ってる様子をみると結構力が強かったようす。
息子が心配、何がどうなってるのか気になる状況ってのがすごくあったと思うんだけど、それでも読心術とか使わなかったっていうのが、うーん力があってそこまで使わないでいられるかなーと思ってしまう。
スティーブン父が復活後、母とのイチャイチャがすごいです。
ラブラブ夫婦だったんだろうけど、戦闘訓練でもイチャイチャしてるのは、うーんなんかあんまり見たくない・・・と思いました。
そして超能力の使い方にもかなりツッコミどころ満載。
ここでこう使えばいいんじゃないのっていうのがすっごくある。
なのに使わずピンチになる。使い方がすごく下手。
ストーリー展開の都合上、気付かずにそうしてるんだねーって感じの頭の悪い使い方が多くて、残念。こういうのを、うわーさすがーすごーいって感心するような使い方してるとカッコよくてシビレるんだけどなー。
例えば、戦うアクションシーンで、ちょいちょい瞬間移動を使うくせに、だから使えるはずのくせに、敵に羽交い締めにされたままになってるとかがある。そこ瞬間移動で逃げればいいじゃんって思うのに。瞬間移動使えばいいのにってシーンはすごくあった気がする。
超能力の使い方がゆるい。そのせいか肉弾戦で戦うアクションシーンが多い。
銃の弾を止めるくせに銃自体を吹き飛ばしてどこかにやるとかをしない。
スティーブン弟を裏切り者が宙にあげてスティーブン父母を脅したシーンで、母は周りの敵を吹き飛ばすのに夢中だったけど、さっさと父の腕につけられた装置をはずせばいいのになかなかはずさない。はずすの自体も超能力でできないのか。
その脅しに屈するけど、裏切り者を吹き飛ばしてすぐ弟を止めるとか、一人でもできそうだし、誰かとテレパシーで協力したらできそうだなーと思った。
スティーブンの相棒がファウンダーを自爆で殺そうとしたシーン。
爆発前にファウンダーに体に巻いた爆弾を見せちゃいます。
最後に自己顕示欲が勝っちゃったのかもしれないけど必勝のためには最後の瞬間まで気付かれちゃだめだよね、ほんとは。視聴者のために盛り上げるために見せちゃってます。最後の瞬間突然な感じでファウンダーに抱きつくとか突っ込むとかしないと。
あの部屋って超能力使えない設定になってたんだっけか?だから瞬間移動で2人共逃げられなかったのか?そこもなぜって思ったけど、そうじゃないと瞬間移動で爆弾置いて逃げるとかされちゃうからそうなってたのかもしれない。
終盤で出て来る裏切りを先導する女。なんか今まで見たことなかったようなきがするけど、そこから最終話までこの女が先頭をきって反発してきます。地下の超能力集団の仲間は、エピソードで取り上げられた人以外はほとんどモブで、前出てた人がまた出てきてるかどうかよくわかりません。
そしてスティーブン父にがっかりして裏切り女を先頭に何人かが地下を見限ってウルトラに行きます。ウルトラでは追跡装置と言われて注射を打たれます。
が、なんかあってやっぱり地下に戻ってくるんですが、その後、ウルトラで打たれた注射は追跡装置+爆弾で、ウルトラの操作で簡単に殺されてしまうことがわかり、スティーブン父を渡さないと1時間毎に1人ずつ殺すと脅されます。
そして地下に戻ってきた裏切り女たちは地下の超能力集団のリーダー達に追跡装置+爆弾の対応をどうするんだとかなんとか文句を言ってくるのです。自分たちが自分たちの判断で勝手にウルトラに行って爆弾を埋め込まれちゃったくせに!自業自得なくせにスティーブン父とかリーダー達を責めてきます。
何勝手なこと言っちゃってんのぉー!?って感じなのに誰もそのことを指摘しません。
そして結局数人死んだところで裏切り女たちに裏切られ、スティーブン父はウルトラに連れて行かれます。
その状況で、裏切り女たちを警戒しないのが地下の超能力集団もゆるいです。ちょっと前にウルトラに行っちゃった人たちだし、命の危険があって脅されてるし、ものすごい裏切る可能性高いのに何も対策しないまま自由にさせてるから、あっさり裏切られた!
終盤ちょい前、ファウンダーを殺せる決定的なチャンスがあって、一瞬ではなくしばらくの時間殺害可能だったのに、あれだけ今まで大変な目に合わされたりして、覚悟したはずなのに、ファウンダーの命乞いに動揺して、なぜか殺すのを躊躇してしまい失敗します。えー!?なんで今さらファウンダーの言うことに耳傾けちゃうんだよって感じで、ここまできて躊躇するのに驚きで、躊躇するようなちゃんとした理由が見当たらないくらいです。直前に騙されてたのに、またファウンダーの言い分を信じるのかよっ。
しかも、ファウンダーが弾をよけてファウンダーの娘に当たって娘が死ぬという事態になってしまいますが、わざと娘に当てようとしたの?って感じの、わざわざ斜め後ろに弾を避けて、そのせいで娘の方に弾がいってしまいました。銃の弾ってそのまま止めるっての多かった気がするんだけど。そりゃ突然でついそうやっちゃったともとれるけどさ。
避けたら娘に当たったっていうストーリーにしたかったんでしょうが、なんか自然な流れを考えられなかったのか、見ててちょっと不自然な動きでした。
ジュディカイアがスティーブン父を殺す時、ここも一瞬ではなくしばし躊躇していました。あれ?ファウンダーがスティーブン父の様子を見てなかったっけ?ファウンダー邪魔しに来ないの?と思いながら見ていました。
そしてマシンは破壊できないってことになってるみたいなんですが、みた感じ、あのクルクル回ってるのとか、棒とか何かで回るのを邪魔したり、周りの物をガンガン叩いたりしたら壊れそうな感じがすごくします。
そんな感じで、いろいろ突っ込みどころがいっぱいなドラマでした。
最後まで見たのはジョンがかっこよかったから、だと思います。
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