漫画「ブラザーモード」戸並こいろ 感想

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漫画 戸並こいろ「ブラザーモード」感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

comico で連載中の高校生の幼なじみで義兄弟になった二人を中心とした恋愛マンガ。
まだ連載中で、2016/8 から始まって今現在(2018/9)無料で読める話数で105話。

最初に 2018/4 に書きましたが 2018/9 に追記+書き換えしました。
WEBマンガによくある感じではありますが、話の展開がすっごく遅くて1話の分量も少ないし、2018/4 の時点では二人の関係に進展がみられないままだったので、話の展開遅すぎるよ!!っていう不満を主に述べただけの簡単な内容でした。
先日久々にチェックしたら大きな進展があったので追記する気になりました。

主人公は高校2年生男子、望月海里(カイリ)。幼なじみで隣に住んでた初恋の1つ年上の女の子、聖良(セイラ)は子供の頃に引越して離れたままでしたが、カイリの父とセイラの母が再婚して兄弟になりセイラが戻ってきて一緒に住むことになります。
セイラは1学年上でしたが事情により同学年の同級生として転校してきます。
同じく幼なじみでカイリと同じ年のナオとアヤト(2人とも男)の4人を中心としたお話。
4人は同じ高校に通っています。

 

セイラもカイリのことが好きなのは読者にはすぐわかりますが、その気持ちを隠さなければいけない、姉にならなければいけないと思っています。セイラが1年上なのに同級生になったり、最初からセイラには何か秘密があるのを匂わせていますが、この秘密がなっかなか出てきません。
更にカイリの母はカイリが幼いころに事故で亡くなっていますが、そこにも秘密があって、カイリはその事故の時に一緒にいたんですが、事故のことをあまりよく覚えていません。

アヤトはツムギという同級生の女の子のことが好きですが、ツムギはカイリのことが好きで、アヤトもそれは気付いています。アヤトは好きな子をイジメたりからかったりしちゃうタイプで昔から本命の子には本意が伝わらず、嫌われてしまっていました。そしてアヤトが好きな子はみんな優しいカイリのことを好きになるというパターンだったそうです。アヤトは今はチャラい感じで彼女も今までに何人もいたようですが、本命の子とはつきあえてないようです。

今回はカイリのことを好きなのはわかっていてアタックしていって、ツムギにちゃんと告白し、ふられました。
ツムギもカイリがセイラのことを好きなのに気付いていましたが、それでも告白し、ふられました。

 

その告白の時はツムギが自分の誕生日にカイリにケーキを作ってもらう約束をしていて、ツムギがカイリの誕生日プレゼントに手作りクッキーをあげたお礼としてなんですが、カイリは自分に向けられた恋愛感情に疎くて、ツムギが自分に好意を持っているということに全く気付いていません。ちなみにカイリは父親と長い間二人暮らしだったので家事全般が得意で料理も上手なのでケーキ作るのもめずらしいことじゃない男子です。
なんですが・・・、いくらなんでもただの女の子の友達にケーキ作ってあげるって、それってちょっと特別扱いだよってことに気付かないとね。もっとすんごい仲良しの子ならわかるけど、それまでの関係をみるとそこまで仲良しだったわけじゃないからね。

ナオは、髪が長めで背も低くて女の子に見えるかわいらしい容姿の男の子です。
ナオも実はセイラが好きみたいです。

80話〜の話で前の学校でセイラの先生だった滝倉宵(ヨイ)(28歳)という男性が突然家に訪ねてきます。
ここからの流れで今までセイラにチラついていた謎が明らかになります。
ヨイはセイラの異母兄弟の兄でした。セイラの父と母は不倫関係でセイラが生まれたことになりますが、認知はしてもらわずそれきり縁を切るはずでした。セイラ父の妻には知らされていません。ですが、セイラ父が隠し撮りでセイラの写真を持っていたのをヨイが見つけてしまい、異母妹の存在を知って興味を持ち、セイラ母とセイラに会いにきました。セイラ母はヨイがセイラと会うことを断りますが、ヨイはセイラ母の親友のカイリ母に協力してもらおうとしてカイリ母にも会いに行きます。
その時にカイリ母+カイリがヨイから逃げて走っている時に事故に会い、カイリ母が亡くなりました。
それがカイリがあまりよく覚えていない事故で、カイリがかすかに覚えている、カイリの帽子を渡してくれた人がヨイでした。
その後もセイラに会おうと何かと接触をとろうとしてくるようで、セイラの高校の教師だったのもたぶんそのためなんでしょう。カイリ父はカイリ母が事故に会ってからセイラ母に事情を聞いて知ったそうです。
そしてその後、ずっとヨイを監視していた(誰かに頼んだりして?)らしいです。

 

ヨイの母はセイラのことを知ったら何をしてくるかわからないらしく、ヨイ母に知られるわけにもいかないが、ヨイにセイラを会わせるわけにもいかない、ということでヨイを避けるため8年前にセイラ達は引越したらしい。一緒にいたらカイリにも危害があるかもしれないからということで連絡を絶とうとしていたらしい。
けれどもセイラとカイリ父が引越しの時に必ずまたカイリに会わせてあげると約束をしていたらしく、そのためとセイラ達母子を守るため、セイラ達がカイリ達の所に戻ってきて、カイリ父とセイラ母が結婚したということらしい。

ただなんか、ヨイ母に知られたら困るだろうと脅されてセイラに会うことを強要されて困ってるのはわかるけど、ヨイは今のところただセイラに会いたいというだけなようで、なんかやな感じがするのもわかるけど、隠れて会わせてやればそれでいいんじゃ?という気もしてしまいます。
カイリ母逃げて事故に遭う、セイラ逃げて階段から落ちる事故に遭う、ということに今までなってて、会わせたくないと思ってても今までヨイからの行動で何度も会うことになってて、無理に避けようとして大変な目に遭ってる気がするので、ヨイ両親にばれないように会わせてやればいいんじゃないのか?
ヨイは会いたいというだけにみえるので、何故そこまでしてヨイを避けようとしてるのかいまいちピンときませんでした。

でも直接的にじゃないにせよ、ヨイのせいでカイリ母は亡くなってしまったと私は思います。お前のせいで!と怒ってもおかしくないと思うけどカイリ父は冷静。ヨイも普通この状況だったら自分の潔白を証明しようとするよりまず謝るんじゃないのかと思うので、そういうところの人間性がちょっとおかしいのかなという気はします。

 

もっと前の過去回想で、ヨイ先生に「その幼馴染とは一緒になれないよ」とセイラが言われているシーンがあって、それは何なのかは謎のまま。
まだヨイに関することは全部明らかになってなくて何かもっとあるのかな。

それとヨイとセイラの目の色が同じというのが出てくるんですが、セイラ父って外国人かハーフか何かなの?というが気になりました。確かに目の色は微妙に緑がかったような色になってるけど、そもそもマンガで髪色や目の色が違ってても実際にその色ってわけじゃないことが多く、マンガ的表現だと解釈して読んでるんですが、セイラの目の色をあえて指摘するってことはみんなと違うってことなのか。純日本人だったら多少茶色っぽいとかあっても、写真で目の色の違いなんてわからないと思うし、そもそも「目の色が同じだから」という理由で血縁者だなんて判断は普通しない。
セイラの髪色は黄色だけど、それが本当の髪色で金髪なんだとしたらナオも同じ色してるし・・・。
アヤトはグレーだし。そこら辺どうなの?

そして100〜102話でとうとうカイリとセイラは両思いになりました!
という辺りを読んで、とうとうくっついたかってことで、その前も読み返し、さらにもっと前の方も読み返しました。98話でカイリとセイラのキスシーンの回想があり、あれ?こんなのあったっけと思って球技大会あたりも読み返してみたら、カイリとセイラのキスの回を全く覚えてないので読み飛ばしてしまっていたのかもしれない。そんな重要な回を・・・。

カイリとセイラ結構キスしてるな・・・と思ったので、キスの歴史。
まず兄弟になって一緒に住んですぐの夜中、セイラがカイリの部屋の窓を締めた後、カイリの頬あたりにキスすると寝ぼけているカイリがセイラを抱きしめてキス。これはカイリは寝ぼけていたので今も夢だと思っている。(9話)
リビングで事故チュー(28話)。
球技大会の日、熱を出してしまったカイリは朝から保健室で寝ていて様子を見に来たセイラと会話する。
最近カイリがセイラを避けているのは先日の事故チューを気にしているのかと聞かれる。セイラはあれは事故なんだからと言うが、カイリは平気じゃいられないという流れでカイリはセイラに告白をしようとするが、セイラに遮られる。それでもめげずに言おうとするが今度はセイラからキスされ「これでおあいこにしよう」と言われる。「セイラは好きでもないやつとして平気なのかよ」とカイリに言われ「そんなんじゃない」と涙を浮かべるセイラをカイリが抱き寄せる。そして今度はカイリがセイラにキス。そろそろドッジボールに行かないとと言うセイラをまたぎゅっと抱きしめて「(今回の分の)おあいこは?」(今の分のおあいこのキスを要求した)と言うが、照れたセイラに「寝なさいっ」と言われて終了。(33〜35話)

 

と、両思いの後キスする前にも何回かしてた。事故チューまでのはっきりしないキスはしてるの知ってたけど、球技大会の時のって結構しっかり普通にキスしてるじゃーん、しかも2回も!!
事故チューのおあいこでキスをし返すって、相手のことを好きだからすることだよね。
カイリもしっかりキスしちゃってもう二人共好きって言ってるようなもんじゃーん、と思った。

そして時系列でいうとこのあと、アヤトがツムギに告白、ツムギがカイリに告白があり、カイリはもちろん断っていますが、そのことはアヤトにしか話してないのでセイラは知りません。
カイリの誕生日の後からツムギと仲良くしてることが多いように見えて、二人が付き合っているのか気になっていたセイラは、ナオに言われたこともあって、カイリに確認します。
この時は下校時に、カイリ、ツムギ、セイラ、ナオで出くわし、ナオにつき合ってるのか聞かないのかささやかれてテンパったセイラが逃げ出したのをカイリが追う、という形で二人きりになった時のことです。
そしてカイリはツムギに告白され断ったこと、親密そうにみえたのはアヤトのことを話してたからかもと言います。そしてナオに宣戦布告されていた(セイラの弟じゃなく彼氏になりたいとカイリに言った)カイリはここでセイラに「オレ セイラが好きだよ 姉弟になる前からずっと ずっと大好きだった」と告白します。
セイラがどう思っているかたずねますが、セイラにもう姉だからごめんねと言われるものの、食い下がり、弟じゃなかったらどうなのか、そういう好きじゃないとか嫌いとか一言でいいから言ってほしい、ここには父さん達も友達もいない、オレしか聞いていないよ、と言います。
そこでやっとセイラは誰にも内緒だよと言って「私 カイちゃんが好き」「私 カイちゃんのこと 好きじゃないとか キライなんてウソでも言えないよ」と本当の気持ちを言う。
カイはセイラをぎゅっと抱きしめ、今は姉弟だからみんなの前ではつき合えないけど、両思いならあきらめたくない、今のオレじゃ父さん達を説得することも、オレ一人で先生からセイラを守ることもできないけど、みんなに認めてもらえるようなセイラを守れる男を目指すから、それまで姉のままでいいから、オレと一緒に大人になっていってくれませんか、と言う。セイラは承諾し、カイちゃんのそばにいると答え、二人はキスをする。

翌日、カイリはセイラに告白して両思いになったことをナオに伝えます。ナオはセイラがカイリを好きなのは一目瞭然だったから驚かないと言われ、おめでとうと言われます。
それでもナオはセイラに告白すると言います。僕は成長した姿を見てもらってからにするって決めてたんだ、と言うナオ。おそらく文化祭の劇を成功させた後に言うつもりなんだろうとカイリは推測します。

 

「セイラ 一度叶えて幸せに浸ってみればいい きっと誰にも言えない両思いなんて片思いよりつらいよ」
とナオが内心思っているのが、なんか黒い・・・。いやナオは表面はかわいい男の子を装ってるけど、実は・・な感じがしてました。ナオも子供の頃からセイラが好きなんだから、自分が奪うぐらいの気持ちを持ってたっておかしくありません。でも、表面では祝福しておきながら、内心ではきっとうまくいかないと思っているのが、なんか腹黒い感じ。

とはいえ、二人が両思いになっても兄弟だからっていうこと等で、たぶん今後ただラブラブなだけの話じゃないだろうから、いろいろ波乱があるんだろうなとは思うけど、カイリとセイラの両思いを崩せるとは思えない。もしこの二人の仲が壊れるとしたらよほどの悲惨なことがあってとかだろうし、そこまでの酷い出来事がこのマンガで起こるとは思えない。
それに「誰にも言えない両思いなんて片思いよりつらい」という意見には納得しかねる。
同じような経験はないので想像でしかないけど、一緒の家に住んでて、親の前ではイチャイチャできないだろうけど、そこそこいない時をみてスキンシップできるだろうし、近くにいられる両思いなら、片思いよりつらいとは思えないなぁ。

 

親の再婚で血のつながらない兄弟になっての恋愛マンガはよくある設定で、たいがいそこで兄弟ということに悩むけど、法的にも結婚できる関係だし、そんなに悩まなくてもいいじゃーんって思ってしまう。
いい大人な年になってて、そういうマンガもたくさん読んでる第三者だからそう思うってのはあるだろうけど。両親に言いにくい、という点も、たいがい子供が中高生という設定が多く、言ってしまえは自分たちだって好きになって年頃の子供がいるのに結婚に踏み切ったわけで(経済的事情とかもあるだろうけど)、私たちも好きになっちゃったんだからしょうがないじゃんと言えるんじゃないのとも思う。
悩む一番の理由は彼らがまだ幼いからなんだろう。法的に問題ないことも知らないかもしれないし。

それからカイリはいつも丁寧な言葉使いをしている感じなので、たまに男っぽい言葉使いが交じると違和感を感じてしまいます。「わかんねぇ?」とか。男っぽい方が好きなんだけど。

この後は、文化祭の話で、セイラとナオのクラスの劇に、演劇部の元部長でナオの大ファンという三年生女子が絡んでくるっぽい。