漫画「ただし恋はキライのあとで」漫画:ILWOEL 原作:Rickey 感想


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カッコよくて被害者にも惚れられてしまう刑事、真鍋光(まなべひかる)が、捜査のために有名芸能人のマネージャーをすることになって・・・というお話。
恋愛&ミステリーですが、シリアスではなくコミカルな雰囲気のお話です。

ピッコマにて。連載中。
絵柄がわりと好みなので読んでみました。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

 

真鍋は実は女だが、見た目がイケメンに見えてしまい、被害者にも男性だと思われて惚れられてしまうほどの美形。名前も光(ひかる)でどっちでも通用する名前なので気付かれにくい。
といっても、このマンガを書いてるのはたぶん韓国の人なので、本当は韓国名だと思う。
なぜ韓国のマンガは日本に置き換えられてしまうんだろう。なんかおかしいってとこが出てきちゃうのに。

真鍋は、最近、女性宅に侵入して女性を縛り上げて眼の前で卑猥なことをする犯行を繰り返している犯人を追っている。容疑者を捕まえたとの連絡を受けて、犯人のお尻にあるホクロを確認しようと、容疑者がトイレに行った時にパンツをおろしてしまう。

その容疑者は、運転代行サービスを利用中に車で眠っていたらいつのまにか代行業者がいなくなっていて、道の真中で置き去りにされていたところを、警察に飲酒運転の途中で休んでいたのではないかと疑われて、警察に連れてこられていた、有名芸能人の徳永俊介だった。
徳永はテレビで見ない日はないというほどの人気俳優だったが、真鍋は知らなかったのだ。
徳永は弁護士を呼び、パンツをおろした件は人違いで、謝罪される。
代行サービスの件も、監視カメラ映像から別の人物が意図的に徳永の車にぶつけさせ、運転代行社が降りてきたところを襲って気絶させ、橋下に落としていたことがわかる。

 

徳永は富蔵財閥の御曹司で3人兄弟の三男でもある。本名は、富蔵三郎。
父親には芸能界で働くことを反対されていて、今回のことが運転代行を暴行したとマスコミに報じられたことで、家に戻ってくるよう言われるが、事実無根だったので、なんとかまぬがれる。
徳永の事務所の社長が徳永の叔父(徳永の父の弟)で、徳永父が一族の長で、叔父は徳永父に頭が上がらない。叔父は徳永父に「また三郎の名前が新聞に出るようなことがあったら今の会社(芸能事務所)を処分する」と言われる。
叔父には借金があって徳永に6ヶ月分のギャラを滞納しているらしく、借金の事、経営状況がよくないことは徳永に知られていて、いつでも会長(徳永父)に暴露できるんだから気をつけてと言われてしまう。

真鍋は、女性に対する犯罪に敏感で、犯人にすぐ手が出て暴力をふるってしまう。
妻に暴行した暴力夫を殴ってしまったが、そのことを夫の母親に抗議され、2ヶ月の停職になる。

徳永の周りで似たような事件がいくつかおこっていることがわかり、真鍋が徳永のマネージャーになり、おとり捜査をすることになる。最初は徳永のことが嫌いなので断るが、署長に「今後、性犯罪の担当はすべてお前にしてやる」と言われて承諾する。

真鍋はマネージャーとして徳永の家に迎えに行くが、徳永も真鍋が嫌いなので他の刑事に交代しろ等と、ロケ地へ向かう車の中で言い合いになり、徳永はロケ地まで2時間で到着させられたらマネージャー&捜査を認めると言う。真鍋は2時間以内に到着させるが(おそらく運転が荒くて)徳永は着いた途端に吐いてしまう。

 

徳永は真鍋のことを男だと思っているので、徳永の着替え中に真鍋が視線をそらしたりしているのを見て、真鍋の体が貧弱だから劣等感を抱いているのだと勘違いし、嫌がらせのつもりでパンツ一丁になって自分の肉体を見せびらかせ、ウォーミングアップだからと言って組手に付き合うよう真鍋に言うが、逆に真鍋に背負投げされてしまう。
真鍋は、ムエタイ、キックボクシング、空手等、実戦向きの格闘技を習い、刑事は犯人と対峙することが多いので個人的にも訓練しているらしい。
徳永は真鍋のようなヒョロい奴に負けたことを悔しがるが、ちょうど苦悩の演技シーンとマッチする。

真鍋の方も最初は徳永が自分のことを男だと思っていることに気付いておらず、失礼な態度をとられていると思って憤慨しているが、任務のために我慢している。

昼食に事務所で用意してもらった野菜+鶏肉の弁当が出されるが真鍋はご飯と肉が食べたいと言って自分でコンビニに買いに行く。徳永のファンに見つかり徳永に会わせてくれと頼まれ徳永のいるホテルに連れて行ってしまう。真鍋は徳永のファンの中に犯人がいるかもしれないから捜査のためにということで、徳永はファンと写真を撮ることになる。(徳永はサインはしない主義)
徳永は写真撮影させられた真鍋への怒りを感じながら演技し、また演技シーンとマッチする。

 

真鍋は全ての写真に写っている人物がいるのに気付き、ファンたちが泊まっているペンションに行って聞き込みをしようとするが、団体客なので覚えていないと言われる。
真鍋が聞き込みに行く時に、荷物を抱えてきた徳永とぶつかってしまうが、気絶していた徳永を放置して行ってしまったため、急遽呼ばれた事務所社長に徳永は怒られる。

確かにこれは酷い。気絶してる人を放置していくなんて・・・。
しかも相手は俳優で、仕事でロケに来ている最中で、ケガしたら周りの人達に迷惑がかかるし、真鍋はおとりとはいえ、マネージャーとして来ているんだから、マネージャーの仕事を軽視するのはよくないと思う。

幸いたいしたケガはなかったが、夜中に急変したら病院に連れて行くように社長に言われ、真鍋は徳永と同じ部屋で寝ることになる。
徳永が酷くうなされて寝言を言っているのに気付く。
「違う 俺じゃない 嫌だ やめてくれ 知らないって言ってるだろ」
真鍋が起こそうとして近づくと、徳永は真鍋の手を取り「うぅ寒い どうして今頃来たんだ かあさん」と言う。
徳永は全裸で寝ていて、体を動かした時にシーツがはだけて、真鍋は徳永の股間を見てしまってショックを受け、翌日、徳永を見ると昨夜見たものを思い出してしまって、赤面したり目をそらしたりしてしまう。

 

相手役の女優のスタントマンがケガをしてしまい、真鍋が代役をすることになる。
真鍋の女装を見て、あまりに女性そのものに見えるので(本当に女性だから)、スタッフも驚くが(周りの人達も男だと思っている)、徳永も驚き、ポカーンとなって見入ってしまうほど。

真鍋の女装を機に、女装姿の真鍋にドキッとすることが多くなり、真鍋を意識してしまうようになり、男なのに!と思っている徳永。
徳永が大切にしている数珠を撮影現場に忘れ、真鍋に取りに行くのにつき合ってもらい、暗いのが怖くて途中で気絶してしまった徳永を車に置いて、真鍋が一人で夜中に数珠を探して見つけてくれたということがあり、今まで人にそんなことをしてもらったことがないと徳永は言って、感謝すると共に、余計に真鍋のことが気になっていく。

真鍋は徳永の寝言が気になり、同僚刑事の斉藤に徳永の誘拐事件について調べてもらう。
すると誘拐ではなく、広い徳永の実家の敷地内にある使っていない倉庫の屋根裏で見つかった失踪事件で、その時におそらく助けに母親が事故死していて、徳永は記憶喪失になって事故前後の数ヶ月のことを覚えていない、ということがわかる。真鍋は徳永の寝言との関連を疑い、何かがあると思う。

徳永の芸能事務所の社長(叔父)がヤクザっぽい人に土下座して謝り、「アレのために20年待っている あいつを拷問してでも思い出させる あと1ヶ月の命だと思え」等と言われていて、徳永のところに盗聴器が仕掛けられてることとかがわかる。
どうも徳永の子供の頃の事件に関わっているっぽい。

 


徳永が真鍋と一緒にドラマの撮影中、撮影機材が倒れてきたのを真鍋がかばい、肩にケガをしてしまう。
この時、徳永が病院に真鍋に会いに行き、治療中で上半身裸の姿を見て、胸が腫れてるヤバイぞと驚くが、真鍋が「女なので」と言ってやっと徳永は真鍋が女だと知る。
ケガで任務続行できないので、他の刑事と交代することになるが、徳永は刑事は交代してもマネージャーを交代するのはダメと言い出す。
交代要員として斉藤が来るが、結局、真鍋も残ることになる。


それにしても徳永が「男同士」と言ってるのを耳にしたり、ドラマの代役で女装した時に「そうしてると本当に女みたいだな」と面と向かって二人きりの時に言われて、男だと思われていたことに気付いたのに、真鍋はそこでなぜ「女です」と言わないんだ?
1回目は言おうとしたのを阻まれた感じだったけど、2回目は明らかに言えたはず。後に徳永がやっと気付いた時に、わざわざ言う必要もないと思ってと言ってるけど、いや、言う必要あるでしょ、明らかに勘違いされてるってわかったら。
気付いたのに言わないのは真鍋が悪いと思う。


撮影中、車の中で眠っている真鍋の顔に徳永がつい触れたところで真鍋が目を覚まし、真鍋は徳永を顔を殴ってしまう。頬に大きく青あざができてしまい、治るまで徳永の撮影はしばらく延期になる。
真鍋はすぐに手が出てしまうようですが、あんな青あざができるくらいって、強く殴りすぎじゃないですか?寝起きでびっくりしてつい、にしては強いな。普段から結構暴力的ってことなのか。

二人がホテルの部屋にいると突然部屋が暗くなり、怪しい男二人が入ってきて、どうやら徳永を狙ってきたらしいことがわかったところで、11話はおしまい。

12話以降は有料なので、また次回続きが配信された時に。

 

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