漫画「にぶんのいち夫婦」原作:夏川ゆきの 漫画:黒沢明世 感想(1)


<↑試し読み> Renta!

 

優しくてイケメンな旦那とラブラブで幸せな夫婦だと思っていたのに、ある夜、夫のスマホに表示された女からのメッセージを見てしまった事から、夫の浮気を疑い、夫を追求すべきか、知らないふりをして波風立てないでやり過ごした方がいいのか、悩む妻の話。

妻の友人達の夫、恋人の話も絡みながらの愛憎劇。

マンガボックス(アプリ)で連載中。

マンガボックスで配信中の全話が無料で読めますが、古い話はチケット等が必要です。
comico、ピッコマでも配信されているので、1日で何話も読み進めたいなら、全部使って読むといいです。アプリによって配信されている話数が違います。

kindle unlimited ではコミック1巻が無料でした。

ものすごーく続きが気になって、先にマンガボックスで最新の数話を読んでしまいました。
(新しい話はチケット等不要ですぐ読めます)

ちょうど真相がわかるとこまで配信されてたので、やきもきせずにすみました。
まだ連載は終わってないですが、真相がわかるので結構スッキリできました。

コミック、アプリ、電子書籍サイトの分冊版、それぞれで、1話の区切りが異なっているようです。
ここの話数はマンガボックス(アプリ)の話数で書いています。

カッコの中の巻数はコミックに収められている区切りで分けましたが、コミックに書かれている話数とは異なります。例えばコミック1巻は1〜6話となっていますが、マンガボックスの話数で7話まで入っています。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

 

 

「にぶんのいち夫婦」感想(1)
「にぶんのいち夫婦」感想(2)

 

 

1〜7話 (1巻)

中山文(あや)は、アラサー20代で結婚2年目。
夫の和真(かずま)は、優しくてイケメンで仲良しで、幸せいっぱい。

友人達に比べて、幸せな生活を送っていると思っていたが、ある夜、夫のスマホに「立川さとみ」から「今日はたのしかったね」とハートマーク入りのメッセージが表示されているのを見てしまう。

けれどそれを和真に聞けないまま1ヶ月経ち、和真は仕事が忙しいと言って、帰りが遅く、家でご飯を食べない日々が続いていて、文は不安を感じている。
クリスマス・イブの12/24は二人の結婚記念日で、クリスマスはいつものイタリアンの店を予約してディナーを食べようと和真に言われ、喜ぶが、25日と言われて驚く。

24日に会社の納会があって二次会にも顔を出さないといけないから終電にも間に合わないという。
文が、結婚記念日なんだから、終電でいいから帰ってきてと言うが、仕事だからと断られ、立川さとみと泊まるのではと不信感が募る。

文はカスタマーサポートセンターの電話対応のアルバイトをしていて、同僚の樋口に泣いて腫れた顔を指摘された事から、浮気の話をする。
樋口は大学生のアルバイトで、見た目はチャラいが、「男は責められるのが一番嫌、楽しい夫婦でいたいなら事を荒立てないほうがいい」と、落ち着いたアドバイスをする。

 

 

文は仕事から帰った和真に思い切って、自分の態度が悪かった事を謝り、和真も忙しくてイライラしてキツイ言い方をしたと謝って、いい雰囲気になるが、そこでまた文が終電でなんとか帰れないかというと、和真は動きを止めて真顔になる。

だが、早めに帰れるように上司に頼んでみると和真は言ってくれたので、文は自分の無理を聞いてくれた事に喜び、24日は、ワンピースを新調したり、エステや美容院に行ったりと、自分磨きをして、料理もごちそうを作って待っていたが、「部長がつぶれて終電で帰れそうにない」という和真からのメッセージで、全てが無駄になる。

このまま家で和真を待っていたら、和真を泣きながら責めてしまうだろうが、そんな惨めな自分になりたくないと思った文は、家を出てファミレス?で時間を潰す。

家に帰る和真を見かけたが、ニヤけた顔をしているかと思った和真の顔は厳しい表情だった。
文の不在に気づいたらしい和真からメッセージや電話が何度も来たがずべて無視し、朝の8時に仕方なく家に帰った。

鍵を開けると、すぐに和真がドアを開け、心配したと抱きしめられ、ごちそうを作ってくれたのに帰れなかった事を謝罪され、料理がおいしかったと言われたが、和真を許す気にはなれず、一緒にケーキを食べようと誘われたのを断って、シャワーを浴びて寝るといって離れた。

和真は着ていたシャツ1枚を洗濯していて、着ていったコートとスーツは部長が吐いて汚れたので、文を探しに行った時にクリーニングに出したと言われ、文は怪しむ。

翌日、予約していたレストランでクリスマスのディナーに行くが、ニコニコしながら文の機嫌をとろうとするかのような和真とは対象的に、全く楽しむ気になれず、文は無表情のままだった。

 

 

文の高校時代からの友人、優香の新居に、友人の香住、さやかと一緒にお祝いの訪問。
他に文が高校時代から集まっているいつものメンバーは、多恵、菜摘がいるが二人は子持ちで今回は不参加。

香住の彼氏の健は、フリーターで香住の家に同居するヒモのようなダメ男だが、若い女の子と浮気して別れたという話をする。そこから和真の浮気疑惑の話になり、和真のスマホを見ようとしたら、共有していたはずのパスコードが変わっていた事を話し、それはクロだろうと言われる。

香住が、和真のスマホが見れないなら別の方法で調べればといって、SNSで和真のアカウントから同僚のアカウント等をたどって、立川さとみのアカウントを見つけ出してくれる。

立川さとみは、和真と同じ会社の後輩で、若くて小柄な女性らしい感じの女だった。
文は女性にしては背が高い方で、普段化粧っ気もあまりないので、自分と全く違うタイプな事にショックを受ける。

SNSから浮気の証拠を調べる方法を香住から教えてもらう。

帰りが遅いはずだった優香の夫が帰宅し、おどおどした様子の優香と、他の部屋から聞こえる大きな音から、何か優香夫婦に問題がありそうな様子が伺える。

 

 

帰り道、さやかと香住(二人は未婚)が、既婚者の悩みは贅沢だと言っているのを聞いて、二人の方が不自由で煩わしい事もあるが、自由な彼女達にはわからないのだと思う。

その話を職場の同僚、樋口に文が話すと、それはお互いにないものねだりだと言われる。
既婚者は人間関係でがんじがらめなんだいう文に、樋口は「だったら離婚したらしがらみから解放される」と言うが、文が「そんな簡単なものじゃない」と答えると「ほらね、バツイチにはなりたくない、でも自由な独身の友達はうらやましい、ないものねだりでしょ」と言い込められる。

決定的な証拠を見つけるのが怖くて香住が見つけた立川さとみのSNSアカウント等を調べていなかったが、覚悟を決めてネットカフェで調べることにする文。

 

 

8〜15話 (2巻)

立川さとみのSNSから、クリスマスイブの納会は本当にあったが、立川さとみがその後、既婚者の男性と会っていた事がわかる。そしてSNSに載っていたクリスマスプレゼントに彼からもらった時計は、文が和真からもらったのと同じ物だった。

文は精神的にボロボロになり、それ以上、調べることができなかった。

お正月に和真の実家に文も行くが、和真の浮気を疑う文は、和真の立川さとみに触れた手で触られる事に嫌悪感を感じて、ストレスから倒れてしまい、和真の両親から妊娠ではと言われてしまうが否定する。

改めて和真に結婚記念日の事を謝られ、文はまだ自分の事が一番に好きなのかと和真に聞く。
和真は「好きに決まってるじゃん、当たり前でしょ」と言ってくれた。

子どもは浮気相手と張り合う道具じゃないとも思うが、和真ともっと強い繋がりを持って安心したい気持ちから、文は和真に妊活をしようと提案する。

和真はあまり乗り気ではなかったが、別れやすいように身軽でいたいのかと文に言われて、承諾する。

人気のレディースクリニックに二人で行き、検査を受ける。
女性は痛みを伴うものを含めた検査がいくつもあるが、男性は精液採取のみ。
だが、和真も心の準備もなくいきなり個室で精子を出してくれと言われ、採取に時間がかかった事で、部屋の空き待ちの男性に遅いと言われた事や看護師と顔を合わせる気まずさで精神的な負担が大きかった。

 

 

けれど、その話をされてもずっと和真の事でメンタルがボロボロになっている文は和真を思いやることができない。

浮気の疑いを払うことも気にしない事もできないが、確たる証拠も見つからず、文に優しい態度をとる和真を嫌う事もできない。

レディースクリニックで優香に会い、母子手帳を持っているのを見るが、優香は妊娠してないと言って、走り去る。

検査の結果は、二人とも身体に問題はなかったが、避妊せず1年以上妊娠しない場合は不妊だと言われる。不妊治療の半数が原因不明不妊とのこと。
タイミング法をやる事になり、妊娠しやすい日に性交渉をする事になる。

その予定の日、早めに帰宅するよう言われるが部長に捕まって遅くなり、夕食のメニューは亜鉛や葉酸の多いそれ用に考えられたものだと言われ、プレッシャーから和真は性交渉ができず、断る。

この日のためにお金と時間をかけ、痛い検査もしたのにと文は言い募るが、和真はそれでも無理だと断る。
文は自分に色気がないからなのかと言うが、和真は文は悪くない、絶対成功させろと言われるとプレッシャーで無理だと答える。

浮気相手とはしているんじゃないのかと思い、文は女としてダメだと言われている気がして自尊心が削られていく。

 

 

文は、子持ちの友人、多恵、菜摘に会い、妊活の話をして、菜摘に「和真もヘタレだが文も追い詰めすぎだ」と言われる。

そして和真は妊活に乗り気じゃなく文が一方的に妊活宣言した事を話すと、二人からそれはダメだと言われる。

そして、前回集まった時にいなかった二人に、和真の浮気を疑っている事を話す。
でも和真とはうまくやっていきたいから、子どもができれば家族を守ろうと思うだろうと思って子どもをほしい理由を話すが、二人は妊娠中は心の負担も大きいから、まず和真とよく話をするべきだとアドバイス。

そして優香は妊娠しているが夫からモラハラを受けており、子どもを産むか悩んでいると、優香から子持ちの二人は相談を受けていた事を明かす。

浮気もモラハラも男は悪いと自覚してないから、変えるには自覚させる必要があると菜摘はいう。

文が和真に妊活を休もうと思うと話すと、和真はホッとした様子を見せる。

文は温泉旅行に行こうと言い、和真は承諾するが、しばらく日曜日は仕事があるという。

文がアルバイトに行くと、今日はマネージャーがシフトをミスしてオペレーターが余っているから希望者は帰っていい事になっていて、樋口に、一緒に帰る事にして、いつも話を聞いているお礼として奢ってほしい、男一人じゃ行きにくいスイーツの店に行ってほしいと、誘われる。

スイーツ店で、樋口にまた和真の浮気話をし、自分がやってることは最低だと自覚させるにはどうすればいいか聞くと、樋口に「俺と浮気してみます?」と言われる。

 

 

そんなの無理だと話していると、そこへ和真が同僚の高梨とやってくる。
樋口は落ち着いた様子で、同僚の樋口だと自己紹介し、和真も仕事の一部であるかのように学生にとってこの店の価格はどうか等といった会話をする。

和真が席に戻ると、文は樋口に、なぜ和真を煽るような事を言うのかと問うが、悪びれた様子もなく、和真の自分に対する威圧感がハンパない、嫉妬深い、と答える。

樋口は文に、自信を持って、離婚をちらつかせれば旦那は泣いて謝ってくる、という。

文は、和真、高梨と一緒にいる女性が気になるが、家でSNSを確認し、あの女性がやはり立川さとみだとわかる。

和真は家に帰ると、文を抱きしめ、樋口に口説かれているのかと聞いてくる。
樋口は人をからかて冗談言うのが好きなだけで、9歳も年下だしあり得ないと文は言うが、和真は警戒心が足りないと言って、文にキスする。
そのまま数カ月ぶりに和真に抱かれ、気分が高揚するが、「やっぱり文ちゃんが一番だな」と和真に言われて一気に冷め、誰かと比較しての一番なのかと疑ってしまう。

文がぐるぐると考え事をしていると、友人の多恵が、優香から「死にたい」とラインがきたと電話がきて、和真に運転してもらい車で優香の家に向かう。

 

 

16〜17話 (3巻以降)

※コミックの3巻にどこまでの話が収録されているかわからないので、ここからは話の内容で分けてます。


優香の家に行くと、床に割れた食器が散らばるキッチンの片隅に、真っ暗な中、優香が座っていた。

文は優香に声をかけるが「私、無価値な社会のゴミかなぁ」等と夫に言われたらしき言葉を口にする。

多恵から連絡をうけた菜摘も来て、優香に「一生懸命なあんたを出来損ない扱いなんて誰にもできないんだよ」と言うが、優香は自分を責める。
優香から夫の言動を聞き出して菜摘は怒り、旦那から逃げたいか、勝ちたいかと言い、優香の答えを聞いて、じゃあ勝とうと言う。

プライドの高い子供は捨てられるのが一番怖いんだ。

優香を菜摘の家に匿い、夫を困らせ、不当に怒ってる場合じゃないと気付かせるという。

それでも弱気な優香に、勝つためには自分の不安や弱さと戦わなきゃと菜摘は言う。

それを聞いて文も、自分が変わる怖さを受け入れ、傷つきたくない、事を荒立てたくないじゃダメなんだと思う。

 

 

優香は文に病院で会った時に嘘をついた事を謝る。
子供はほしいと思っていたが、妊娠がわかった時、夫と絶対別れられない足かせができたように思えて嬉しいと思えなかった。でもそう考える自分は最低だと思う。
この子が大きくなったら夫のように私を責めるのかと考えてしまう。

お腹の子は優香の子でもあり、優しいお母さんから意地悪な子が産まれるわけがない、きっと優香を大好きで、一番の見方になってくれる、と文は優香に言う。

この子を守れるよう、夫に立ち向かえるくらい強くなるという優香。
優香を菜摘の家に送って、家に帰る文と和真。

家に帰る前にドライブをして夜景を見に行く事になり、優香の夫、モラハラの事等の話をする。
夫婦は恋愛感情がなくなったらただの同居人じゃないか、それでも一緒にいる意味あるのか、等と文が言うと、なぜそんな話になったのかと和真は焦る。

和真は「文と一生一緒にいたい、愛情だって変わらないしずっと守りたい」というが、文は喜べない。

その愛情が他人に向いたら私はいらなくなるよね?

いらなくならないよ。文ちゃんはそんな簡単な存在じゃない。

そう言われても和真を信じることも徹底的に嫌うこともできず、心の置きどころがわからないと文は思う。

和真を愛している。
でも和真が信頼できなくなったら、一生一緒にいられる自信はないわ。

じゃあ信頼されるようにがんばるね。

 

 

18〜19話

優香の夫は、その後、菜摘のところに迎えに行き、菜摘に締め上げられた。
誓約書を書かされ、破ったら昔のツレ集めて「お礼」に行くぞと脅された。

さやかが文に電話をしてきて、和真とうまくいっているのか、エッチもしているのかと聞いてくる。
文がしていると答えると、高校の時、王様ゲームでさやかと文の彼氏がキスをしたら、許せなくてすぐに別れた話を持ち出してきて、潔癖だから他の女に触った男はダメなのかと思ったという。

文は家で和真が買った精力剤のサプリメントを見つけて、激昂しこの間の和真の言葉も嘘に思えて、号泣する。

樋口にまた顔が腫れている事を指摘された仕事帰り、和真の同僚の高梨が現れ、和真と立川さとみができてると言ってくる。

文もこの間一緒にいた若い男(樋口)と遊んでるんじゃないか、俺とも遊ぼうよと言って、高梨は文に迫るが、動けず危ないところを、樋口が高梨を殴って助けてくれる。

樋口は高梨を寸止めで脅して、文の手を引き、走って逃げる。
震える文を気遣って、樋口はカフェに入り、泣くなと言ったけど我慢しろということじゃない、泣きたいなら泣いてください、という。

何が本当で何が嘘か、自分の気持もどうしたらいいのか何もわからないと泣く文に、樋口は浮気調査を手伝うと申し出る。

前に事を荒立てない方がいいと言ったのは撤回する、あやふやなままだと俺もスッキリしないから、徹底的に真相を究明しようというと、文も承諾する。

樋口は和真の会社近くの繁華街で居酒屋等のキャッチのバイトもしていて、街に知り合いがたくさんいるから、その情報網を使うという。

俺、こう見えて有能なんで、どんな結果が出ても目を背けないでくださいよ

20〜21話

文はしばらく実家に戻る事にした。
文の母は、文が社会人になってから離婚して、賃貸住宅で一人暮らしをしていた。

母は5年前の父の浮気を許せず、離婚していて、当時は文は祖母の介護が嫌なだけじゃないかと母を責めたが、今自分が和真の浮気を疑っている立場になって、自分を裏切り苦しめた人の親で、自分と血の繋がりのない人間を気持ちよく介護するなんて難しいと、母の気持ちがわかる気がした。

樋口から不倫の証拠がつかめそうだと連絡が入り、立川さとみが男とホテルに入ったと聞き、樋口と一緒にホテルの近くで出待ちする。

立川さとみが出てきて、後から男性も出てくるが、正体が見えないまま、次の話へ。

和真に告白された時の事を思い出す文。

家に帰ってソファで眠ってしまい、目覚めると和真がいて、チーズリゾットを作ってくれていた。
和真は文の体調を気遣い、土日には仕事があるがもうすぐ落ち着くからと、旅行の話をしようとするが、文はそんな話をする気になれず、疲れてるから休むと言って席を立つ。

 

 

22〜23話

文は高校時代からの友人5人と集まり、優香の妊娠を祝っての飲み会。

文はさやかに和真の浮気がどうなったか聞かれ、作り笑顔で仲良くやっている、旅行に行く予定だと話す。

文は飲みすぎてフラフラでタクシーで、さやかが家まで送っていく。
和真が文を抱きかかえて寝室のベッドに寝かせるが、さやかが寝室について来るので、和真は寝室から出るように言うが、さやかは気にせず、川の字で3人で寝よう等とふざけた事を言う。

和真はさやかに強い調子で帰るように言い、話を続けるのも拒否。
帰り際にさやかは明日の約束を和真に確認する。

文はその会話をすべてレコーダーで録音していた。

文が樋口とホテルで立川さとみの出待ちをした時、出てきた男は和真の同僚の高梨だった。
高梨には妻子がいて、文が和真と出会った合コンの時には既に高梨は結婚していた。
立川さとみの不倫相手は、和真ではなく高梨で、樋口の仲間も見かけているという。

 

 

いろいろな疑問点は本人に聞こうと言って、樋口は動画を撮りながら高梨に声をかけ、立川さとみとの不倫関係を確認する。

そして奥さんのSNSにこの動画のリンクを貼って送ると脅して、なぜ文を騙したのかを聞き出す。
高梨は、和真が立川さとみとできてると言えば文を落とせるとさやかに言われた、和真はさやかと不倫をしていて文を誘惑してくれと頼まれたという。

立川さとみの腕時計は、さやかに人気だからと勧められて高梨が贈った物、和真のSNSの裏アカウントだと思っていたのは、高梨のアカウントで、それを文に教えたのは、さやかだった。
すべてが、さやかに繋がっていく。

最初に文が浮気を疑った立川さとみのメッセージは、フレンドリーでかわいい方がいいからと、彼女は皆にあんな感じでいつも送っているらしい。

和真はずっとさやかと浮気をしていたのかと考えて、許せないと泣く文。

 

 

24〜25話

時間は戻って、文の友人達との飲み会の翌朝。
(1話冒頭と同じシーン)

和真は仕事で遅くなるから夕食はいらないと言って出ていき、文は夕方、樋口と待ち合わせ。
樋口は高梨を脅して、和真の動向を連絡させていて、仕事は18時に終わるというので、やはりその後、和真はさやかと会う予定らしい事がわかる。

樋口に知り合いが多いのは、高校時代に両親の不仲で家に帰るのが嫌でホストの下働きをしていてトラブった時に、助けてもらった本職は華道家のセレブなオネエのおかげで、顔が広くて情報通だという。

飲み会で和真と仲が良いと話したのは、さやかを挑発する作戦で、さやかに送らせて家にこさせ、和真と接触させるためだった。

知らないふりをして旦那が別れるのを待つか、突撃して別れさせるか、二人に制裁を加えて離婚するか、どうするつもりなのかと樋口は文に聞く。

 

 

どんな理由があっても友達と浮気した人とはやっていけないと思い、「別れたい」と答えた文に、樋口は、別れる覚悟があるなら回りくどいことをせずにさっさと決着をつけようと、証拠がなくても脅せば文が損しないような条件を飲ませると言って話を進めようとするが、文は話し合ってからにしたいと樋口を止める。

樋口は意地悪してみただけで躊躇してるならすぐに答えは出さなくていい、死にそうな顔で別れるなんて言うのはやめて、まず信じトォはっきりさせようという。

高梨も来て、樋口は高梨を使って和真の鞄にGPSを仕込んでいた。

高梨も連れて、和真のいるホテルへ行く。
ラウンジでは騒げないので、話し合いのために部屋をとって用意する。

いよいよ、和真とさやかのいるラウンジへ乗り込む。


この後、浮気の真相がわかるクライマックスと、作品の感想は次へ。

 

「にぶんのいち夫婦」感想(2)