漫画「ダメジョのルームシェア」ハルタミミ 感想

f:id:whitebluework:20181103145520p:plain

漫画「ダメジョのルームシェア」ハルタミミ 感想
ネタバレありなので、ご承知の上。

ピッコマにて。連載中。
24才で定職なし、貯金なしのダメ女が、小学生の頃、イジメてた男の子と再会してルームシェアすることになるお話。

1〜10話


主人公は有川マナミ24才。フリーター。
姉とルームシェアしていたが、姉に彼氏ができて急に部屋を出ることになり、一人では家賃を負担できないし、お金がないので引越しもすぐにはできず、ルームメイトを探していたら、バイト先の常連客に友人を紹介される。
その友人は男だけど女の子に興味ないからと言われるも、さすがにルームメイトに知らない男はどうなんだと躊躇していたが、さっさと相手に連絡をとって呼ばれてしまい、現れたのはイケメンの若い男の子。
ドキドキして自己紹介すると、小5まで同じ団地に住んでた岡田篤人(アツト 今は中村)だと言われる。
マナミは思い出して「オカマのアツコ!」と叫び、「色白で泣き虫で弱っちくてナヨナヨしててまるで女の子みたいで、みんなからオカマのアツコって呼ばれてた」と言う。
アツトは「こんな女と一緒に暮らせない」とやめようとするが、アツトにも拾った猫を飼い始めて今住んでいるところをでなければいけないという切羽詰まった事情があったので、とりあえず部屋を見ることにし、お金を貯めてペット可物件に引っ越すまでの半年間、我慢してルームシェアすることにした。

 

マナミはアツトのことを、保育園から小5まで一緒でよく家を行き来して一緒に遊んでいた、小5の時におばさんとアツトが姿を消して音信不通、おじさんの暴力が原因という噂、よくいじめっ子から守ってあげたりしてた、と思い返していた。
そしてマナミはかっこよくなったアツトと恋に落ちたりして等と考えたりしていたが、いきなりアツトに「ひとつだけ言っておく 俺に惚れるなよ 惚れたら罰金10万円 女なんてめんどくせーし 男が好きなわけじゃなくて女が大嫌いなだけ」と言われ、反発して「あんたなんか好きにならない」と言いつつ、マナミも引越し資金を貯めようとルームシェアを承諾する。

マナミがコンビニで男に絡まれているのをアツトが助けてくれる。
マナミがアツトに照れている様子なのを見てアツトは何かをひらめく。
アツトはマナミにわざと優しく接するようになり、マナミに照れた様子も見せ、停電の時にマナミに一緒に寝てやろうかと添い寝し会話するうちに、マナミに俺のことを好きかと聞き、マナミに好きだと言わせる。
そこでアツトはニヤリとしてネタバラシ。ちょっと甘い顔したくらいで好きとか楽勝すぎてつまんねぇ、罰金10万円さっさとよこせ、と言う。
そして「マナミのことはガキの頃から大っ嫌いだ ガキの頃 俺にしたこと覚えてねーのかよ」と言う。

 

流されただけで本当に好きになったわけじゃないと支払いを拒否するマナミに、約束も守れないとは最低だなというアツト。騙すようなことをしてそこまでしてお金がほしいなんてアツトも最低だとマナミは言い返すが、アツトはお金じゃない、昔、アツトにしたことを謝れば許してやろうと思っていたけど、きれいさっぱり忘れているだけじゃなくアツトのことをキモい目(色目)でみてきたから痛い目にあわせてやろうと思った、俺にしたことに比べればかわいいもんだと言われる。
そしてアツトはマナミにもう金を払うまで話しかけるなと言う。

アツトに嫌われるほどのことをしたのを思い出せないマナミだが、翌日、昔住んでいた団地に行ってみた時に昔の友だちに再会し、アツトのことを聞いてみると「ああ、あのマナミがイジメてた子ね」と言われる。
そして、マナミが先頭をきって一番アツトをいじめていたこと、「オカマのアツコ」と命名したのはマナミであること、みんなの前でパンツをおろしたり、本物の女にしてやるといってハサミをもって追いかけ回したり、親の化粧道具持ち出してアツトの顔に塗りたくったりしたこと、先生や近所の大人が通りかかった時だけ急に、いい子ぶっていじめられてるアツトを助けてたこと、等を聞くが思い出せない。
だが橋に来た時に、アツトの死んだおばあちゃんがくれた大切なぬいぐるみを川に投げ落とし、それを拾いに川に入っていったアツトが溺れて死にかけ、しばらく入院し、マナミはアツトの側についていたがそれはアツトを心配してたわけではなく、アツトがチクらないかと見張っていただけだったこと、その後すぐアツトが姿を消してホッとしてアツトのことはもう忘れようと決めたんだということを思い出す。
マナミはアツトの女嫌いの原因は自分なのかと思う。

 

たこ焼きを買って帰りアツトに謝ろうと思うが、アツトはマナミが話しかけても罰金10万円の張り紙をコツコツとたたいて示すだけで話もしてくれない。
けれども、マナミは惚れてはいないけど、10万円じゃ足りないくらいひどいことをアツトにした、それでも前にコンビニで男に絡まれた時に助けてくれてほんとは優しい奴なのかもと思い、アツトと話をして謝るチャンスをつかむために、バイトを3つ掛け持ちしてアツトに10万円払うことを決意する。

眠くてフラつきながらも働いて1ヶ月後の給料日、やっとアツトに10万円を渡せると思ったのに、バーゲンセールにつられて大量に買い物してしまい、久しぶりに会った友人に誘われて飲みに行ってしまい、渡すはずのお金を使い込んで足りなくなる。
また気を引き締め直して働いて1ヶ月後、今度こそアツトに10万円を渡して謝るが、金ですまそうとしているのかとアツトに言われて言い合いをしている時に宅配便が来て、猫のフーコが外に出てしまう。
車に惹かれそうになったフーコをマナミが助け、アツトが礼を言い、少しだけマナミを見直したと言い、仕返しでマナミを騙した事を謝罪する。
マナミは改めて過去のことを謝罪し10万円は受け取って欲しいとアツトに言い、アツトは許したわけじゃないがとりあえず預かっておくと言う。そしてフーコを助けてくれたお礼をしたい、借りを作りたくないからなにか考えておいてくれと言う。
マナミはアツトが昔、遊園地に行ったことがないと言っていたことを思い出し、お礼は遊園地に連れて行ってほしいとアツトに言い、二人で遊園地に行くことになる。

 

アツトは未だに遊園地に行ったことがなく、初めての遊園地にはしゃいで楽しむ。
アツトが遊園地に行ったことがなかったのは、女手一つで昼も夜も働いてくれている母をおいて自分だけ遊ぶ気になれなかったためだった。アツトは高校生になって急にモテはじめ、誘われるがままに何人かの女の子とつき合ったが、相手が興味があるのはアツトの顔だけで、いつもつまらない男だと言われてふられていた。家計の足しにするためバイトばかりして彼女は放ったらかし気味で、母親が入院してからは毎日病院に通い、彼女に自分と母親とどちらが大事なんだと言われて母親だと言ったら学校中にアツトはマザコンだと広められたり等、マナミのことだけでなく、その後も女の子にはいい思い出がなかったため、女嫌いになったとのことだった。

遊園地で、以前、アツトをストーカーしていた女にばったり出会ってしまう。
ストーカー女を追い払うためにアツトはマナミに彼女のふりをするよう頼み、キスをする。
ファーストキスじゃないけどフリでキスまでしたことをマナミは怒るが、アツトのファーストキスはマナミにさせられたクラスの男子とだったという話をきいて、それ以上責められず、新たにアツトへの負い目エピソードを1つ知り謝る。

ストーカー女は元婚約者を見返すためにイケメンのアツトが必要で、アツトの容姿だけが重要なんだと言うのを聞いて、マナミはアツトは顔だけじゃない優しい、いい人なんだとストーカー女に怒鳴って怒る。
それを陰で聞いていたアツト。
遊園地から帰ると、マナミが以前アツトに対抗して貼った「マナミに惚れたら20万円」という張り紙をみつめ、アツトは「俺を惚れさせれば引越し資金の20万円が手に入るぞ、可能性はゼロじゃない」と言い出す。

 

マナミは風邪をひいたアツトを看病する。ジョギングしてきて汗をかいてシャワーを浴びようとしていたアツトを上半身裸で追い出したマナミのせいでもある。(けど寒いなら別の服着ればいいんじゃ?と思ったんだけど・・・)
マナミはバイト先の常連客でアツトの友人のサクマに飲みに誘われ、アツトが何の仕事をしているのか教えてくれるという交換条件で行くことにする(アツトは教えてくれなかった)。
サクマは友達思いのいいヤツだけど女癖は悪くて最低だから行くのはやめろとアツトはマナミを止める。
アツトはサクマにも電話してやめるように言ったので、今までにないアツトの行動にサクマは逆に興味を持つ。マナミはアツトも誘ってみるが断られ、サクマと約束通りに飲みに行き、アツトの仕事がフリーの翻訳家であること、合間に小説を書いて応募していて小説家になるのが夢だということを知る。
サクマは自分の家に行こうとマナミを誘い、強引に連れて行こうとするが、そこへアツトが来て止める。サクマはアツトが近くにいるのに気付いてわざと強引な態度をとってアツトの反応をみただけだったので、冗談だと言ってすぐに帰っていく。

マナミはアツトと一緒に部屋に帰り、自分の散らかった部屋の前でたたずみ、アツトは夢も持って仕事をして部屋もきれいにしてきちんと生活していることを思い、それに比べて自分のダメさを感じて恥ずかしくなって、ボロボロ泣いてしまう。

ここまでの感想


マナミのアツトへの過去の仕打ちは結構酷くて、そりゃあ私だったらここまでのことがあっても許せないくらい根に持つな、と思いました。パンツおろすとか(絵ではズボンまでだったけど)キスさせるとか、あんまり笑ってすませられないレベルだと思う。しかも川で溺れて死にかけた原因を作ったわけで、命の危険まであって、それなのに体の心配じゃなくてチクられるのを心配して見張ってたなんて、最低すぎる。
そして、この二人の恋愛になっていくんだろうけど、今のところマナミのこと全然許せないんだけど?

フーコを助けた件以降、アツトはマナミの言動に徐々にほだされていってますが、アツトもちょっとチョロくないか?と思ってしまう。
まあ確かに小学生の頃のマナミはどうしたんだって感じで、今のマナミは生活&仕事はダメだけど考え方はまともになっているとは思います。
でも今のところ、マナミの小学生の頃の所業は、アツトのことが好きの裏返しでイジメてたってわけじゃなく、ただのイジメなので、マナミはなぜそんなにアツトをイジメてたの?っていう説明がでてきて、納得いく理由じゃないと許す気になれないかもしれない。
今のマナミをみると理由なく人をイジメて喜ぶような質の悪い人ではなさそうなので、なんであんなにアツトをイジメたのかっていうのは謎に思えるくらいだし、マナミも父親を3歳でなくしているようだから、家庭の事情があったっていうのがこれから出てくるのかなぁ。
アツトはほんとに母親が亡くなるまで、大変でかわいそうだったんだなと思います。
アツトの状況で母親を優先させるのは当たり前だし母親が亡くなってしまっているのもかわいそう。
相手も若い子だからしょーがないとはいえ、高校生だったらそのくらい理解できることだと思うので、アツトに寄ってきた子にいい子がいなかったんだね、と思います。
そしてそのアツトの相手がマナミなのか・・・今のところマナミじゃかわいそうなんだけど・・・。

11〜16話

サクマはアツトに昨日のことはアツトの反応を見るためにわざとやったことだと弁解する。
そしてアツトの反応を見て、アツトはマナミに恋してるんじゃないかと言う。
アツトは家に帰りマナミの部屋がいつまでたっても片付けられないでいることや、だらしない格好のマナミをみて、「マナミに恋するなんてないわー」と思う。

お店で出すようなコーヒーをいれてくれたアツトにマナミは、アツトは何でもできるんだなと感心し、バイトじゃなくてちゃんと就職して働くからと宣言するが、アツトに何かやりたいことがみつかったのかと聞かれ、答えられない。
バイト先の女の子に就職のこと、やりたいことがないこと等を相談しているうちに、就職じゃなくて結婚という手もあると言われ、山コン(山登り合コン)を紹介され行くことにする。
マナミは家に帰り、アツトに婚活することにした、山コンに行くと宣言する。

山コンの日、アツトは家で仕事をしていてもマナミのことが気になって全く仕事に身が入らない。

マナミは山コンで、不動産経営(マンション等の家賃収入で生活)をしていて、不労所得で一生遊んで暮らしたいという男性と出会い、合コン後に二人で飲みに行く。
相手の男性は米沢32才、パートナーの女性には家にいて毎日料理を作って食べさせてほしいと家庭的な人を望んでいるのがわかり、マナミは料理も家事も得意だからちょうどいいと大嘘をつく。
そして米沢に住むところを探しているなら部屋があまっているからうちにくればいい、結婚を前提に付き合ってほしいと言われ、マナミはアツトの顔が一瞬浮かぶが、OKする。

家に帰りマナミはアツトに結婚を前提にした彼氏ができたことを告げる。
翌日、マナミは夕食を作りアツトと一緒に食べようとするが、お米を洗剤で洗い、味噌汁に出汁はなし、ハンバーグにいちごシロップを入れるという、食べれないレベルの料理だった。
彼氏が手料理が食べたいと言っていたからというマナミにアツトは自分が使っていた初心者向け料理本を手渡し、時間がある時は自分も一緒に作ってやると言う。
マナミはアツトと一緒に何度も料理を作りそれなりに作れるようになる(麻婆豆腐を手作り)。

そして米沢から初デートのお誘い。アツトは気になってマナミの待ち合わせ場所に気付かれないようについていくが(サクマも暇だからとついてきた)、米沢が車で迎えに来たので、それ以上ついていけなかった。サクマに「マナミのことが好きなんでしょ、結婚すればいいじゃん」と言われるが、アツトは否定。仮にそうだとしても、彼氏は金持ちなようだし、それでいいヤツなら、まだ収入が不安定な自分より彼氏のほうがマナミにいいだろうと言う。

マナミが少しヒールが高めの靴を履いていて並ぶと米沢より背が高くなってしまった。それを気にして米沢はマナミに靴を買ってあげるといい、7万円近くするヒールのほとんどない靴を買ってやる(マナミは買ってもらってからの会話で背を気にして?と気付く)。
その他にも、運転中におばあさんに口汚く注意したり、散歩中の犬をマナミが触ろうとすると汚れると言い、犬が嫌いか聞かれると「大嫌い、キャンキャン吠えると蹴りたくなる」、映画館でマナーモードにしていない前の席の人の椅子を足蹴りして注意したり等、米沢の横暴な面を多々目にし、デート後も「楽しかった」ではなく「疲れた」と感じるが、「働きたくない 毎日遊んで暮らしたい」を叶えてくれる王子様みたいな人なんだから、こんなチャンスを逃すわけにはいかない、がんばろうと思う。

2回目のデートは水族館。米沢から提案してきたのに米沢は全然興味なさそうでマナミが聞くと「女の子は好きそうだから」と答える。マナミにぶつかってきた男の子に米沢がキツイ言い方で注意し、男の子は泣いて去っていったので、「そんな言い方しなくても」と思い、今までも「他人に対する言い方や態度がひどすぎる」と米沢に言うと「マナミちゃんの前だからカッコつけちゃって これからは気をつける」と言ったものの、マナミも謝ると、「マナミちゃんはうんと年下でお金も無いくせにオレに意見するなんておかしいよね」「偉そうな女大っ嫌いなんだよね 理想は三歩下がって俺の後ろを歩く女だから マナミちゃんは黙って大人しく俺の言うこと聞いてればそれでいいの お金に不自由はさせないからさ」と言い放つ。

その後に「お昼食べに行こ」とつかまれそうになった手を、マナミは思わず払ってしまう。
お昼ご飯を食べている二人だが、明らかに米沢は不機嫌な様子。
マナミは米沢とのことを考えている。

結婚して贅沢したければオレには逆らうなってことで
でもそれさえ我慢すれば夢のセレブ生活が
でも私ってそこまでしてこの人と結婚したいかな
最初はやりたい仕事をして夢も追っているアツトをすごいと思って
それに比べてダメな自分が恥ずかしくなって変わろうと思ったはずなのに
やりたいこともできることも私には何一つなかったから
甘い話に飛びついて楽な道に逃げたんだ
自分が変わる努力をするよりも 他人に楽させてもらおうと

と考えていると、米沢は突然「帰るわ」と言って食べ物等もそのままで行ってしまう。
マナミはとっさに食べ物等を片付けるが、途中で追いかける気をなくして座ってしまう。
せっかく水族館に来たのに全然楽しくなかった、アツトとだったら楽しかったのかなと考えていると、男性に声をかけられ、見るとサクマだった。アツトも近くの席に座っていた。
アツトに会いたいと思っていた時にアツトが現れ、思わず泣けてしまうマナミ。
サクマとアツトと一緒にアシカショーを見に行き、アシカの餌やりを子供に譲ってやれよと言うアツトは米沢と全然違って優しいなと思う。
そしてアツトの前で恥ずかしくない自分でいたいから、アツトに少しでも近づきたいから変わろうと思ったんだったということを思い出し、米沢との結婚はやめようと決意する。

すると米沢から「反省して謝る気になったか?なぜ追いかけてこないのか、入り口でずっと待っててあげてるのに何してんの?」というメッセージがくる。
サクマにもそれを見られ、アツトは一緒についていこうかと言うが、マナミは一人で行って別れてくると言う。
マナミは「結婚を前提のおつきあいはなかったことにしてください ごめんなさい 楽な道に逃げるんじゃなくて自分の力で変わろうと思って」と、自分の気持ちを説明して謝るが、米沢は怒り別れをチラつかせて優位に立とうとしているのかとマナミを殴ろうとする。
そこへアツトが止めに入り「女相手に手を挙げるなんて最低のクズ野郎だ」と言う。
そしてアツトは幼馴染で同居人だと説明して米沢に男と同居していることがバレ、ビッチだ等と言われるが、米沢はアツトに「男なら潔く身を引け」と言われて気が収まらず、「今までマナミに使ったお金、10万円を全部返したらチャラにしてやる」と言うがマナミが月々2万円ならと言うと「毎月2万円頭を下げてオレのところに持ってこいよ」と言う。
そこへアツトが10万円の入った封筒を米沢に突きつけ、「やるよ だから二度とマナミの前に現れんな」と言う。お金がちゃんと入ってるのを見た米沢は「いらねえよ たかが10万円でカッコつけんな 冗談に決まってんだろ そんな女こっちから願い下げだよ」と10万円を突き返して怒りながら去っていく。
その10万円は前にマナミがアツトに渡してアツトが預かっておくといったもので、機会があったら返そうと思ってずっと財布に入れて持ってたと言い、マナミに返した。
マナミはアツトに礼を言い、何度も困った時に助けてくれるアツトはヒーローみたいだと思う。
マナミはハローワークに行って仕事を紹介してもらい、10社に履歴書を送ってがんばろうと決意する。

 

ここまでの感想

アツトと一緒に料理を作ってるの結構日が経ってるのかと思ったら、その後で米沢と初デートってことで、そうでもなかったんだーと思った。まあ1週間くらいなのかな。そのくらいでも毎日作ってれば、普通に作れるようにはなるか。

米沢は、おそらく世の女性の大半に嫌われるであろうゲス野郎っぷりでスゴかった。
お金があって、不動産の不労所得だけで生活していけちゃうから、社交性を持つ必要もなく、だとあんなんでもとりあえず生きてはいけるんだね。それにちゃんと山コンの時の話し方をみると本性を隠して外面をつくろうこともできるようだから社交性がないわけじゃなく、本性と彼女に求めるものが俺様なだけなんだね。もう1回目のデート以降、米沢の全部がツッコミどころなので一々言わないけど、最後まで俺様な考え方でスゴかった。
こんな米沢と結婚しようと思う人がまともな人でいるわけがないだろうな。
好きに使えるお金のために米沢の言うことをきくと割り切れる人。
もしくはそんな彼を変えてあげられるほどの運命の人かな。

ということを思うのと同時に、米沢がこれでいい人だったら、マナミが別れられないから米沢はだめな人じゃないといけなかったんだよね、と思います。ここまでのクズ野郎なのもスゴイけど、微妙な感じで嫌なところがある人より、わかりやすくて面白いかも。
マナミが安易な方向にいこうとしたけどダメだったよっていうわかりやすいエピソードでした。

10話までだとまだ子供の頃のことでマナミを許せないって気持ちが強かったけど、ここまで読むと大人になってからは、ダメだけど普通にがんばろうとしているイイ子なので、ダメな女の子との恋愛物語として見れるようになってきた・・・ような気がします。

 

17〜20話

アツトとの同居の半年の期限まで残りあと1ヶ月となり、マナミは不動産屋に部屋を探しに行く。
バストイレ付き4畳半〜6畳で3万円以内の部屋があるが、もっと条件はいいけど事故物件の部屋を見に行く。(そんな物件があるって、ここは首都圏じゃない設定なのかな。首都圏じゃそんな金額無理ダヨネ)

不動産屋の帰り、喫茶店で女性と楽しそうに話しているアツトを見かけて思わず近寄って行ってしまい見つかる。相手の女性に「女嫌いのアツトが女の子とルームメイトなんて」と驚かれると同時に喜ばれ、これからもアツトのことをよろしくと抱きつかれる。
その女性はアツトと同じ大学のサークルの先輩で、今は出版社で翻訳の編集をしていてアツトに翻訳の仕事を出している人。
今日も、アメリカで映画化された本の翻訳を新しく頼もうとしたが、期間が短いのとこのあと部屋探しや引越しでバタバタしてできないからという理由で断られていた。その話を聞いたマナミに「ルームシェアは引き伸ばせばいい やりたいならやりなよ!」と後押しされ、アツトは引き受けることにした。

アツトは前にサクマからマナミが早く引越したくてバイトを3つも掛け持ちしていると聞いていたので、マナミは早くルームシェアを解消したいんだと思っていたが、お互い「嫌なわけではない」と認識する。

 

アツトの大学の先輩は面倒見のいい人で「ミス研の母」と呼ばれていて、ミステリーサークルの男達みんなが惚れていたような人だが、高1のときからつきあってる彼氏がいて先輩は彼氏一筋で大学卒業してすぐその人と結婚したということがわかり、アツトも先輩のことが好きだったのでは?とマナミは思う。

アツトが熱を出し、無理して仕事をしようとするのをマナミが「そんな状態じゃきっと仕事にならないし風邪も長引くだけで全部中途半端になる」といい事を言って、アツトを病院に連れて行く。
アツトはインフルエンザだったのでうつらないように、マナミにバイト後に今日は帰ってこないように言うが、マナミは心配になって家に帰ると、アツトの大学の先輩が家にいる。

先輩は一人のアツトを心配して自分が勝手にきただけだが、彼女がいるのに部屋にあがりこんでごめんなさいとマナミに謝る。が、彼女ではないと言われ、それならなぜ怒るのかと聞かれてしまう。
「他人を勝手に部屋にあげるな」というルールを破ったからだと苦しい言い訳をするマナミ。
そして猫のフーコを呼ぶとアツトがフーコのことを「ハナコ」と呼んでごまかしたことから、先輩の名前が「風子(ふうこ)」だとわかり、フーコは先輩の名前からとったんだということがわかる。
先輩が帰った後に、アツトに先輩のことを好きなのか聞く。
「好きか嫌いかで言えば好きかな」とアツトに言われ、ショックをうけるマナミ。

マナミは先輩のことを、旦那さんがいるのに男の家に上がり込むのはどうなんだとか、アツトの気持ちに気付いた上で、もてあそんでいるのか等と考えてしまい、誘われたランチに行ってはっきりさせようと意気込む。

 

ここまでの感想

この前がマナミの恋愛話だったので今度はアツトなのかなと思いました。
でもマナミの打算的な結婚話とは違って、アツトの方は本気で好きになった人なんだろうなぁと思います。でも最初から相手には彼氏がいるってわかっているから自分にブレーキをかけてて自分でも好きだというのを認めていないのかもしれません。
それに最近アツトはマナミが気になってきていて自分で認めてはいないけど好きになってきてるのも確かだと思うので、アツトの先輩への気持ちは過去に好きだった人なだけなんだろうな。
そして先輩の方も喫茶店での態度をみると本当にアツトを心配して世話を焼いているだけなんだろうなと思います。あれで「実はアツトを男として意識してた」って展開がこの後あったら、そりゃ完全に作者さんがそう見せないように書いてて騙されたってことになって納得いかないですよ。

アツトと先輩話が一段落したら、なぜマナミがアツトをイジメてたのかの詳しい事情がでてくるのかな?そこはやっぱりないとアツトとマナミが最後はくっつくんだろうけどスッキリしないし、現時点でマナミが「好きな子をイジメてた」っていうことになってなくて、イジメてた話を出したなら、そこに何かしらの理由付けがあるはずだと思うので、いずれ絶対出てくると思います。

この作者さんの絵柄、特にアツトの目を見開いた感じの表情を見ると、なんかものすごく見たことある感じがするんだけど、「ハルタミミ」で探しても他の作品は出てきませんでした。
特に珍しい特徴的な絵というわけでもないので、私が読んだことあるのは誰か別の似た絵柄のマンガ家さんのなのかもしれません。