漫画「外科医エリーゼ」原作:yuin 漫画:mini 感想(1)

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【2019.3.30更新】

天才女性外科医が貴族の娘に転生&タイムリープするお話。

天才女性外科医が、異世界の貴族の娘エリーゼに転生するところから始まりますが、これは2回目の転生で、1回目は皇后だったエリーゼが地球に転生して天才女性外科医になりました。
2回目の転生先は、1回目の転生前の15才の自分自身。
2回目の転生は、ある意味タイムリープ。

ピッコマにて。水曜更新で連載中。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

外科医エリーゼ感想一覧

「外科医エリーゼ」感想(1) 1〜32話
「外科医エリーゼ」感想(2) 33〜47話
「外科医エリーゼ」感想(3) 48〜54話

1〜32話

1回目の人生(以下、前前世)では皇太子に一目惚れして結婚し後に皇后になったが、性格が悪く皇帝に愛されず、余計に性格が悪くなり、最後は処刑されてしまう。エリーゼをかばったりした巻き添えで父や兄も処刑されており、エリーゼは反省&後悔して、転生後の地球では人の役に立つ仕事をと思い、外科医になり、天才と言われるまでになった。
おそらく30才の時に飛行機事故で死亡し、気付くと前前世の15才の自分になっていた。
前前世に処刑された年まであと10年、ということは25才の時に処刑されたらしい。

 

前前世で、自分の巻き添えで父や兄が処刑されたり周りに酷く接していたことを後悔していたので、家族に再会できて、とても喜ぶ。
前前世では使用人にも辛く当たり、わがままで性格が悪かったが、転生後はエリーゼが別人のように優しくなったので、使用人達も家族もビックリする。

1回目の人生でこの後起こる出来事を整理していて、もうすぐある誕生祭で皇太子と自分の婚約が発表されることに気付く。前前世の全ての過ちの原因は皇太子との婚約で、自分の一方的な片思いで、強引に結婚まで持ち込み、皇太子の人生の時間も無駄にさせてしまったと申し訳なく思う。
既に1年前に父に頼んで、皇太子と婚約する約束をとりつけるところまできてしまっているので、婚約発表前に婚約を取り消してもらおうと皇帝に会いに行く。

 

皇帝、皇太子、エリーゼの父、エリーゼの4人でのお茶会で、皇帝と皇太子がクリミア遠征の話をし、ついでにエリーゼにも意見を聞いてくる。エリーゼは前前世でこの遠征が失敗したことを知っていた。意見するのを躊躇したが、クリミア遠征で2番目の兄クリスが亡くなったことを思い、それを阻止するため、前前世での結果を元に意見を言う。
大陸東部のモンセル王国、風土病の2つのことに注意するようにと言い、その理由も理路整然と説明するエリーゼに驚くが、納得もいったので、皇帝&皇太子はエリーゼの意見を考慮することにした。

また前前世で持病で早くに亡くなってしまった皇帝が、既にその時の病にかかっているはずなので、エリーゼは皇帝の様子をよく観察し質問もして、糖尿病だと診断する。そして皇帝の侍医のベン子爵が病名を推測できるように皇帝に助言する。

 

そして未熟な自分が未来の皇后になるのは無理だと皇太子との婚約をなかったことにしてほしいとお願いするが、今の遠征への助言などで、皇帝に見直されてしまい、まだ年が若いから不安に思うのも無理はないが心配ないと言われてしまう。

それで正直にもう1つの理由を言うことにして、エリーゼは医者になりたいのだと言う。

皇帝はエリーゼに賭けをしようと提案する。
エリーゼが皇后になるよりも医者としてより価値のある仕事ができるということを、エリーゼの成人まで(あと半年)に証明できたらOKだと言う。
医師の仕事は過酷でもあるので貴族の娘として甘やかされて育ってきたエリーゼはすぐに音を上げるだろうと皇帝は思っている。
エリーゼも皇帝がそう思っていることはわかった上で、なんとしても医師になるためにやり遂げようと決意する。

 

皇帝は侯爵と二人で話があるからと、リンデン皇太子にエリーゼと庭園を散歩してくるように言う。
皇太子と二人になってエリーゼは改めて、小さい頃から今まで皇太子にいろいろ迷惑をかけ、望んでいない婚約の話までしてしまって申し訳ないと謝罪するが、皇太子は「誰が望んでないと言った?」と言う。
エリーゼは「殿下は私のことを嫌っておられるじゃないですか」と言って改めてまた謝罪すると、皇太子は何も言わずに去ってしまった。

皇帝の提案で、エリーゼはクロレンス一族が持っているテレサ病院で働かせてみることになる。
エリーゼは兄二人にも「医者になるとはどういうことだ」等と言われるが、兄二人&母は「どうせすぐに気持ちが変わるだろう」と思う。

 

エリーゼは兄クリスの出勤ついでに図書館に送ってもらい、そこで医学書を読んでこの世界の医学水準がどの程度なのか等を調べることにした。
意外と帝国の医学水準は高く、それは大錬金術師フレミングのおかげで、もしかしてフレミングもエリーゼのように地球から来たのかもとエリーゼは思う。

それからエリーゼが毎日遅くまで図書館で勉強していることに家族はまた驚く。

テレサ病院は貧民救済病院でクロレンス家の援助で運営しているが環境は劣悪で、エリーゼが苦労するであろうことはわかっているので、できれば行かせたくないと父は思い、エリーゼに「皇太子と結婚したくなくて医師になりたいと言い出したのか」と聞くが、エリーゼは本当にこの仕事がしたいのだと答える。

 

エリーゼがクロレンス一族だとわかると平等に扱ってもらえないので、エリーゼの希望で、そこは隠してケイト子爵の推薦で働かせてもらうことにした。
ケイト子爵は、クロレンス侯爵家の封臣。

テレサ病院で働く、グレアム・ファロン(没落したファロン男爵家の長男でテレサ病院の最年少教授である天才医師)は、ケイト子爵が後ろ盾する16才の世間知らずの小娘を任されると聞き、不機嫌になる。
アカデミーにも行っておらず、独学で学んだと言うローゼ(エリーゼはローゼと名乗っている)にグレアムは、子爵の推薦がなければすぐに追い出すのにと思う。

グレアムはローゼをお遊び気分で来た貴族の令嬢と思っているので、少し酷な場所だがどうせ辞めるなら早めに気付かせた方がローゼのためでもあると思い、重い疾患にかかった助かる見込みのない浮浪者達の病室をローゼに担当させる。
ローゼはグレアムの意図はわかったが、医師になるために、とにかくがんばるしかないと思う。

 

衛生管理をしっかりすれば薬や手術よりも手っ取り早く死亡率を下げられるため、ローゼはこの病室担当の召使いみたいな女性2人と一緒に、まず部屋の掃除を始め、見違えるほど部屋がキレイになり、患者たちにも感謝される。
次に患者一人一人の状態を確認していき、傷の死んだ組織をメスを使って除去する手術をして、病室担当の女性2人に驚かれ感心される。

1週間経ち、院長?にローゼの様子を聞かれたグレアムは、すっかりローゼのことを忘れていたが、院長に怒られ、ローゼの様子を確認しに行く。グレアムはローゼがもうやめているだろうと思っていたが、まず部屋が見違えるほどキレイになって患者の目に生気が戻って、雰囲気が違っていることに驚く。
病室担当の女性2人はすっかりローゼに心酔していた。

グレアムはローゼが死んだ組織をメスで手術したと聞き、患者を確認すると失敗どころか、傷口がキレイになっていて栄養輸液も与えられていることに驚いた。他の医師が来たのか尋ねるが、誰も来ていないと言われ、一人で出来るはずがないと思い、本からの知識でやったのだと言うローゼを信じられなかったが、院長にローゼの面倒を見ろと言われていたこともあり、自分の側に置いて真偽を確かめることにした。

 

皇帝をベン医師が診るが相変わらず皇帝の不調の原因がわからない。その場にいた皇太子が、エリーゼの言っていた血中の糖濃度のことをベン医師に伝えると、最近発表された論文に思い当たる症状があると言う。ベン医師が誰に聞いたのか尋ねると、皇帝はエリーゼを医学界に関わらせたくなかったので、ごまかして伝えなかった。

皇帝は皇太子に次の密行(変装してお忍びで領内を視察することだと思われる)は、エリーゼが働くテレサ病院のあるピエール区域に行き、エリーゼの様子を見てくるように言われる。

グレアムはローゼを連れて、わざと難易度の高い患者の診察をして、ローゼに診断を聞いてみたがベテラン医師のように正確な診断に驚く。ローゼは経験もないはずで、そんなことができるはずがないので、グレアムは不思議で仕方がない。世の中には時々こういった、大錬金術師フレミングや80年前に医学の基礎を構築したグラハム伯爵のような天才的存在が現れるが、まさかローゼがそんなはずはないと思う。
グレアムは、今まで偏見で上辺だけを見てローゼを評価していたことをローゼに謝罪し、改めて「これからよろしく頼む」と言う。

 

グレアムはエリーゼに次からは、地球でいうと救急救命室のような救護所に来るように言う。
救護所で、グレアムに言われて、先輩の見習いハンスがエリーゼにいろいろな説明をしていると急患が来る。ハンスはグレアムを呼ぶが、エリーゼは患者の様子を見て気胸を疑い聴診器で診察して緊張性気胸と診断し、グレアムを待たずに処置しないと患者が死亡すると思い、注射針で処置した。
グレアムが来てエリーゼが処置したことを知り、エリーゼを褒めると同時に、なぜ緊急時の対応を未経験のエリーゼができるのかと驚く。知識を持つことは可能だが、応急処置は才能があっても経験がなければ不可能なはず、それが可能なのは「稀に見る真の天才」だとグレアムは思う。

グレアムは没落貴族の長男として生まれ血の滲むような努力の末、今の座まで登りつめた。
グラハム伯爵やフレミングを超える医学者になり家門を輝かせたい一心で努力したが、自分が優れた才能の所持者ではなく、ただ努力をする凡才に過ぎないことをわかっていた。

そしてグレアムは、若くしてこれだけの才能を持つエリーゼがどれだけの高みに到達するのだろうかと思うと、楽しみだと思った。

 

密行中の皇太子は、金髪碧眼になっていた。ロマノフ皇室に受け継がれる超常能力の1つで、変装しているらしい。つまり、カツラ等ではなく超常能力で色を変えているってこと。
アヘン中毒者に襲われ、皇太子に同行していたランドルが銃で撃たれてしまう。

皇太子は一番近くにあるテレサ病院に連れて行くが、弾がひ臓を貫通していて、治療は無理だとグレアムに言われてしまう。皇太子はロマノフ皇室の紋章が描かれたコインを見せて、必ず助けてほしい、礼はいくらでもすると言うが、皇族だと言われても無理だと思いグレアムが断ろうとしたところ、ローゼが最善を尽くすと答える。

ローゼは脾臓を切除すればいいと言って、その方法を説明するが、今までにない発想だし大手術なのでグレアムはすぐに承諾しない。自分なら助けられるし助けたいと熱心に説得しようとすると皇太子が許可する。
手術をするのに、グレアムとローゼともう一人必要になり、ロンと名乗った皇太子が助手をすることになる。

 

グレアムはローゼの手慣れた手術の様子に驚き、素晴らしいメスさばきの完璧な手術に夢を見ているようだと思う。手術は無事に終わった。

皇太子はエリーゼは婚約を避けるために嘘をついていたのだと思っていたが、実際に手術を目の前で見て、あの手さばきは本物だと思う。皇太子がふらついて倒れそうになり、度々めまいを起こしていることを知って、エリーゼは診察を勧めるが、皇太子は診察を受けずに帰ってしまう。

ランドルは皇室十字病院に移ったが、皇室十字病院の院長(ベン子爵)は、エリーゼが書いた、ひ臓摘出手術の報告書を見て驚き、テレサ病院に、この手術をした医師に会いたいとやってくる。
テレサ病院の院長は報告書を読んでおらず、ベン子爵に見せられても、ひ臓摘出手術は、良い発想だが不可能なデタラメだと言うが、皇室十字病院に移ったひ臓負傷患者がいたことを思い出し、その日の執刀はグレアムだとベン子爵に教える。
ベン子爵はグレアムに会いたいと言うが、グレアムはその手術の日以降、無断欠勤をしているという。

 

何日も病院を休んでいるグレアムを心配して、エリーゼはグレアムの家まで会いに行く。
グレアム宅に行くとグレアムの乳母が迎えてくれるが、グレアムは数日前にすごい手術を見て、その研究に没頭していて、部屋から出てこないので、会うのは難しいと言われる。
グレアムは20年前にロンド疫病事件で、グレアムと乳母以外の家族を全員亡くしたらしい。
当時10歳に満たない幼さ、ということなのでグレアムは今20代。
エリーゼは乳母と話をしただけで帰る。

翌日、グレアムは出勤し、以前した手術のことで話があると院長に呼ばれ、ローゼも連れて行く。
院長室に行くとベン子爵がいて、ひ臓摘出手術のことを聞いてくるが、グレアムはその手術を執刀したのはローゼだと答える。院長もベン子爵も病院に来て1ヶ月にも満たない見習いの少女が、そんな大手術をしたとは信じられず、ローゼに手順を説明させるとアカデミーの授業のような説明に驚く。
そしてローゼは本で学び、もっといい治療法があるのではと考えていたことだからできたのだと説明する。院長もローゼがグラハム伯爵やフレミングに匹敵する天才だと考える。

 

そしてグレアムも、ローゼが嘘をついていないこと、才能に溢れていて、グレアムから学ぶことはない十分な実力を持っていると説明する。

それを聞いて、ベン子爵はローゼに皇室十字病院で働く気はないかと誘う。(25話)
しかしローゼはまだ見習いで医師の資格がなく、皇室十字病院は見習いは雇わないじゃないかと院長に言われ、ベン子爵は驚く。
そこで誕生祭の後にある試験を受ければいい、受けるのに必要な教授の推薦はベン子爵、院長、グレアムの3人の推薦を受ければいい、ということでローゼは試験を受けられることになった。

今回の試験は皇帝からの指示で、受験資格がある見習いだけに試験を受けさせること、今年から試験の難易度を上げること、決して実力がないものが合格することのないように、と言われていたが、ひ臓摘出手術のような大手術を成功させたのだから十分に資格はあるということになった。(26話)

ローゼがテレサ病院を出たところで、ロン(変装した皇太子)に会い、まだ症状があるならとロンの手を引いて強引に診察を受けさせる。
ロンは、二ヶ月程前からめまい、疲労感、無気力、食欲不振がある。ローゼが診察のために、手を握ったり首を触ったりするとロンは照れてしまったり他の患者にもそうしてるのかと思ってモヤっとしてしまう。そしてローゼはロンは亜急性甲状腺炎だと診断し、薬を飲めばよくなるが完治に2ヶ月くらいかかるので、3日後にまたきてほしいが、皇室十字病院で治療を受けたいなら報告書を送ると言うと、ロンは3日後にまた来ると言って帰った。(27話)

 

テレサ病院院長(ゴート子爵)は、クロレンス侯爵(エリーゼの父)、皇帝にそれぞれ呼ばれて、ローゼ(エリーゼ)の病院での様子を聞かれ、よくやっているし優秀だと話すと驚かれるが、院長も続けて偉い人に呼ばれてローゼのことを聞かれて驚く。(28話)

ロンの診察。順調に回復しているので処方した薬を飲み続ければ、もう来なくてもいいことになる。診察が短いと感じたり来なくていいことに不満気味のロン。
レン(エリーゼの1番目の兄)によると、皇太子はたまった仕事を放ってしばらく3日毎に診察に通っていたらしい。
そしてエリーゼに礼をしたいことがあるからと、エリーゼの好きなものをレンに聞く。レンはエリーゼは食べることが好きで苺のケーキ等が好きだと答えるが、皇太子はもっと贈り物にふさわしい物、姫君に告白をする時どのような物を贈るのか?と聞いてから、聞く相手を間違えたと思う。

 

皇太子「こういうことは3番目のミハイルが詳しいはず、しかしあの事件を起こした彼らを許すことはできぬ。弟を恨むつもりはないが・・」
と皇太子が言っている事件のことはまだ不明。3番目のミハイルはたぶん今までちょろっと何度か出てきた第三王子。浮気者で有名な第三皇子 剣帝殿下。

レンは宝石はどうかと提案する。皇太子は誠意を見せるにはいい贈り物だと思うが、今のエリーゼが好むだろうかとも思う。
病院で感謝の印としてローゼに宝石を渡そうとすると身に余る贈り物だと言って断られるが、ロンはむしろ予想通り、贅沢や見栄えだけを好んでいた昔とはやはり違う、と思う。

 

それでも借りを返したいというロンにローゼは、苺のケーキがいいと言う。
ロンは「マンゴープリン、バナナタルトも好きだろう」とレンに聞いたことをローゼに言うとローゼは驚く。そしてロンは「これからは好きなだけ食わせてやる」と笑顔で言って去る。
ここのロンの笑顔は今までにない表情で、「すごくいい笑顔」として描かれたんだろうなぁと思うんですが、ちょっと微妙・・・。嘘くさい感じもちょっとしてしまう表情。

家族のみんなは誕生祭の準備で慌しく、病院もお休みなのでエリーゼは本を読んで勉強をしている。
兄クリスに顔色がよくない、休むようにと言われ、大丈夫と言っていたエリーゼだが、誕生祭当日に熱を出してしまう。
エリーゼは自分でも診断するが上気道感染症と言われる。
父には行かなくていいと言われるが、陛下が祝辞を述べられたらすぐ帰るからとエリーゼは誕生祭に出席すると言う。

 

誕生祭で、エリーゼは隅の方の椅子に座って様子を見ていると、皇太子が登場。宴を好まない皇太子がこんなに早く来たと驚かれる。皇太子は誰かを探しているようでキョロキョロし、エリーゼの方をジーッと見るが、エリーゼはまさか自分が見られているとは思わない。

エリーゼの前前世での唯一の友達ミハイルも来るはずだと思い出していると、チャイルド姫に声をかけられる。チャイルドとは一族同士も犬猿の仲で、前前世では皇太子をめぐってよく喧嘩をしていた相手。
今世での今までの意地悪を思い出しエリーゼはチャイルドに謝罪。チャイルドは驚いてポカーンとしてしまう。皇太子の婚約者が発表されるが誰だろうという話をふられ、自分ではないと答えるエリーゼ。
機会があったらお茶をしましょうと言ってチャイルドは去っていく。

宴に出席している男達がエリーゼをチラチラ見ているのが気に入らない皇太子。
エリーゼの体調が悪いのかとレンに聞いてもわからないので自分で見に行こうとすると、フランソエン共和国のルイ・ニコラスがエリーゼに声をかける。
フランソエン共和国の総統シモン・ニコラスの一人息子で、フランソエン共和国のきっての名将、砂漠のサソリ。モンセル王国を利用しクリミア遠征軍の寝首をかこうとしたのもこの男。

 

「私の計画を食い止めたブリチア帝国の軍略家がこのように美しいレディだとは思いもしませんでした」とエリーゼの案だと知っていることに驚く。
一緒に踊ってくれませんかと誘われ、断ると失礼なので誰か止めてくれないかと思っていると、皇太子が「その手を離せ」と声を掛ける。
ルイは2年前に黒い大陸で会って以来だと皇太子に言う。皇太子は空帝と言われていたらしい。
2年前の戦争でお互いの命をかけた因縁の仲。

皇太子に強く言われエリーゼから離れて去っていくルイ。
(皇太子はだいぶ強い調子で言ってたけど、それは失礼じゃないのか?皇太子だからOKなの?それにクリミア遠征で戦ってた相手じゃないの?と思ったけどエリーゼに阻止されて参戦はしなかったから今は敵じゃないから?)

皇太子に踊ってくれるよう言われて踊るエリーゼ。
皇太子のリードは難しいらしく、それに合わせて踊れるように前前世ではエリーゼは必死で練習したらしい。エリーゼが不服そうで嫌なのかと不機嫌になり踊りが乱暴になる皇太子。
踊り終わって、エリーゼに体調が悪いのかと聞き、エリーゼは大丈夫と答えるが、皇太子はエリーゼの額に手を当て熱があることを確認する。
いつからか聞かれ、つい先程からと答えるエリーゼ。
「病院で無理をするから 具合が悪いとわかっていたらダンスなんて・・・」と思う皇太子。
皇太子はエリーゼを皇族専用の休憩ラウンジに連れて行き、ソファで休むように言う。
エリーゼは皇太子は自分を嫌っているはずなのになぜと思い、「私によくしてくださる特別な理由でもあるのですか?」と聞く

 

ここまでの感想

「捨てられた皇妃」と最初の設定が似てます。
皇帝の后になり皇帝に嫌われて処刑され、そこから数年前にタイムリープ。
エリーゼは間にもう1つ人生が挟まりますが、今度は皇后にならないように人生をやり直す、というのも同じです。

ただ、「捨てられた皇妃」は未来の皇帝と仲違いはしないようになったとしても、別の皇后になる女性がいるので、今世では皇妃にならないでしょうが、エリーゼの場合は、他の女性はおらず、未来の皇帝がエリーゼを好きになりつつあるので、皇帝と結ばれるのかも?という方向にいきそうな気がします。

 

エリーゼの性格が前前世とあまりに変わったので、驚いてポカーンとする人続出です。
そしてエリーゼは貴族社会で有名な程、性格が悪かったようですが、それでも父や兄はエリーゼを可愛がってたんだっていうのが、ちょっと驚き。
あんな性格でも、かわいかったの?身内はやっぱりかわいいってことなのか。
見た目以外にいいところがなさそうなエリーゼをあんな甘やかすようにかわいがってたっぽいクリス兄が、よくできるなって思ってしまいました。今のエリーゼならその甘々ぶりは合うけどさ。

そしてエリーゼは超美人として描かれているようですが、私の好みでいうと顔立ちがいまひとつ。
グレアム、皇太子や兄たちはかっこいいけど。

そしてグレアム医師は、十分努力した天才なのに、エリーゼに及ばないと思ってしまうのが、かわいそう。エリーゼは経験がないように見えるから天才すぎて見えちゃうけど、前世でグレアムと同じように努力して天才と言われるようになった、グレアムと同じような人なのに。
エリーゼは実は10年以上の経験があって、この世界より技術の進んだ世界の医療を知ってるからできちゃうだけなのに、と思うと、グレアムが自分を凡才だと思うことなんてないのに!

「外科医エリーゼ」感想(2) 33〜47話

 

 

こちらもオススメ。似た設定のお話です。