漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」作画:Cotton 原作:Siya 感想(2)

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ピッコマにて。月曜更新で連載中。

娼婦の母に育てられた少女が、父親である貴族に売られる。
父は魔族の血を引く赤い目をした一族で・・・。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

「ある日、私は冷血公爵の娘になった」感想(1)
「ある日、私は冷血公爵の娘になった」感想(2)
「ある日、私は冷血公爵の娘になった」感想(3)
「ある日、私は冷血公爵の娘になった」感想(4)

 

17話 首都へ

エステルは首都に立つ前にカルルに手紙を書いて出す。

首都へは大きめの馬車でパパと一緒、エメルは外で護衛。
狭い所が苦手と言ったエステルを心配して馬車は大丈夫かとエメルが聞いてくれるが、エステルにとってはこの大きな馬車は前に住んでいた家と同じくらいの大きさなので、全然大丈夫。感覚の違いに驚く。

首都に行ったらエステルも社交界に出ると言われ、「うまくやれるかな」と言うエステルに、パパは「関係ない」というが、エステルは自分がうまくやれるかあまり気にしてないと受け取って、傷ついてしまう。
パパはそれに気付いて、「お前はいろいろ考えすぎ、私の言葉を深読みする必要はない、お前らしくしていればいい」と言って微笑んでくれる。

エステルからの手紙を読むカルル。
ずっと雨だがパパが寝てくれるので大丈夫な事、エメルがプリンをくれた事、最近ハープを習い始めたのでカルルが帰ったら聞かせてあげたいという事が書いてあって、こんなに冬が待ち遠しいのは初めてだと思うカルル。

 

18話

首都の公爵邸に到着。
エステルは真っ黒な家だと思うが、「近くで見てみろ、きっと気に入る」とパパに言われて、近くで見ると精霊石のかけらが散りばめられていて、夜空の星のようだった。

エステルの部屋は東側の「青金石の間」で、案内されると、キャンディでできた部屋みたいだとエステルは思う。
エステルは壁紙は赤なのにどうして「青金石の間」なのかエメルに聞くと、天上の模様が青金石でできてるからだとわかる。素敵すぎると思うエステル。

 

これからこの屋敷でエステルのお世話をするステファニーとジェーンを紹介される。
下の者に敬語を使わないように言われ、それには従うが、先に私に話しかけるのは大歓迎だというエステル。

エステルはうさぎのぬいぐるみを抱いていて、ジェーンに名前を聞かれて「うさぎ」だと答えると、かわいいお嬢様といって、ジェーンに小さい子向けの言葉を使われ、おこちゃま扱いされる事にちょっとショックをうける。

 

屋敷の図書館に行くとハーデル先生がいて、お勧めの本(童話)を渡される。

部屋に戻って夕食を先にすませて早めに休むか聞かれるが、パパと一緒に食べると答える。
夕食までの間、本を読もうと本を開くとドラゴンの絵があり、エメルにドラゴンは存在するのか聞いてみる。エメルによると大昔にはいたと聞いたが今はいないという。

すぐに夕食の支度ができたと言われ、エメルに「公爵様を意のままに操るなんてすごいですね」と言われるが、エステルはどういう意味かわからない。(エステルのためにパパが夕食を早めたということ)

夕食で、ウトウトしてしまうエステルに、パパは早く寝なさいというと、エステルは「その前に」と言って、パパの頬にキスをして素敵な部屋のお礼をいう。

 

19話

ダンスの練習をするエステル。
舞踏会で人気者になりますよ、と侍女のジェーンに言われるが、そんなの興味ないし社交界デビューなんてまだ早いしねというエステル。
お嬢様の年頃なら舞踏会に出ることに舞い上がってドレスやアクセサリーをねだるのが普通なのに変わってるとジェーンはいう。

ジェーンに騎士達の練武(討ち合い稽古)があると言われて、内緒で見に行く。
公爵家の騎士団は帝国でも選りすぐりの騎士が集まっていて皇室の騎士団と肩を並べる唯一の騎士団。
ジェーンが言うには、団長がめっちゃカッコいいらしい。

 

「団長が聞いたらさぞ喜ぶでしょうね」と後ろでエメルに言われ、二人共驚く。
エステルはエメルが護衛でここにいて、稽古をできないのではと思う。
欠けた剣が飛んでくるが、エメルが掴んでエステル達は無事。
エメルもオーラをまとっているのでケガをしていない。

そして騎士団のみなさんにエステルがいることを気付かれる。
騎士団長アスター・ウィンズがエステルに挨拶し、エステルは稽古の邪魔をした謝罪をするが、ウィンズに事前に連絡をいただければ席を用意する、公爵家初のご令嬢なので皆も会いたいと思っていたから、その方が皆も喜ぶと言われる。

 

夜、パパとエステルの会話
お前の存在はいずれ世間に知れ渡り、皆公爵家を注視しているので、お前が社交界に出ればお前の一挙一動が注目の的になるが、お前がカスティージョであるということだけを覚えておけばいいとパパは言う。

そして社交界なんかでなくてもいい、一生領地で何不自由なく過ごせるのだから、社交界に出るのをやめるか?と言われるが、「パパの言葉で勇気づけられました、心配しないで」とエステルは答える。

 

私を気遣う優しくて温かい言葉
お兄様もアカデミーに行かないなんて言ってくれて、そうだった

アカデミーは首都にあるからカルルに会いに行ってもいいかとパパに聞くと、行くのは構わないが、お前の存在を公表するまでしばらく待ってくれと言われ、エステルは、それまでカルルにいっぱい手紙をだそうと思う。

そして「護衛騎士かえてもいい?」とパパに尋ねる。

 

17〜19話

パパとエステルは首都にやってきました。
カルルのアカデミーも首都にあるらしいので、みんな首都にいるんですね。

パパは言葉少なめだけど、ちゃんとエステルの様子を見てて、気付いてフォローしてくれてます。
雷もそうだったし、今回も馬車の中で誤解してるエステルに説明してくれたり、社交界に出なくてもいいんだと言ってくれたり。

 

パパにもカルルにも、エメルにも他の騎士達、使用人達にもカスティージョに関わるみんなにエステルが愛されてる〜って感じがずっと続いてますが、社交界に出たら敵が出てくるのかな。

ジェーンは、エステルの年頃だったら舞踏会に出ることに舞い上がるって言ってるけど、エステルって10才だよね、そんな早く社交界デビューするもんなの?
その後エステルが自分で言ってるように、まだ早いんじゃないの?
この世界の標準がわからないけど、中世の西洋世界を元にしてる話だとだいたい15〜16才くらいが社交界デビューの年ってよく出てきてる気がするけど。

 

エステルの場合は、特殊な事情で特別に早く社交界デビューするだけなんだよね?
10才だとまだアクセサリーやドレスに興味なくても、半々な感じの年頃な気がするんだけど。
ジェーンもエステルを子供扱いしてたくせに、ここでは違うのか。

 

そしてジェーンは歳が若くて、本来の礼儀作法よりもだいぶ気安くエステルに接してるみたいだけど、「へぇー字も読めるんですかー?」は、使用人の口の聞き方にしてはだいぶ失礼な気がしました。
まあたぶん翻訳で微妙な言葉遣いは、原語とは違うんでしょうけど。

護衛騎士変えるは、エステルがエメルが稽古する時間がないんじゃと気遣ってだけど、そんなーとエメルがガーンってショック受けて、そんな必要はないんだよーって事になるんじゃないかな。

 

「ある日、私は冷血公爵の娘になった」感想(3)