漫画「ある日、私は冷血公爵の娘になった」作画:Cotton 原作:Siya 感想

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【2019.7.3更新】

ピッコマにて。月曜更新で連載中。

娼婦の母に育てられた少女が、父親である貴族に売られる。
父は魔族の血を引く赤い目をした一族で・・・。

以下、ネタバレありなので、ご承知の上。

 

1〜10話

カスティージョ家へ

娼婦の母は少女を連れて、貴族の父カスティージョのところへ行き、養育費をせびったが、1万ゴールドで少女を買うと言われ、値上げを要求して認められ、2万ゴールドで父に売られる。

今までは狭い部屋の外に出たことがなく、母の仕事中は箱に鍵をかけて閉じ込められる生活をしていたが、これからは、よく食べてよく寝てよく遊ぶのが仕事だと世話係のアニーに言われる。

母からは目の色そのままの「ピンクアイ」と呼ばれていたが、父である公爵に星という意味の「エステル」と名付けられた。現在10歳。
3〜4歳の頃に、22歳、女子大生ユイとしての前世の記憶を思い出し、その記憶のおかげで厳しい生活に耐えられた。

父のカスティージョ家は、魔族の血をひいていて、黒髪に赤い目が特徴。
魔族の特徴は赤い目。カスティージョの血が混ざると赤い目の子供が生まれる。

そう聞いてエステルは、自分は金髪にピンクの目なので、カスティージョ伯爵の子ではなく母が騙したのではないか、伯爵の子じゃないとわかったら追い出されるのではないかと不安になる。

自分はどうなるのか、周りの人に聞いても、それは公爵が決めると言われるが、公爵とは買われた時に会っただけで、その後、ちっとも屋敷に戻ってこない。

 

カルルに会う

日中やることがないので、広い屋敷の中を探索していると、父にそっくりの熱を出して一人で寝ている男の子を見つける。解熱剤をもらって、水に溶かして飲ませるが、目が覚めた男の子に「お前は誰だ、誰も入ってくるなと言ったはずだ」と腕を掴まれて睨まれてしまう。
隙をついて逃げ出すが、世話係のアニーに聞いて、彼が自分の兄だと知って、もしも自分が召使いになったらいじめられるかもしれないと思って、花を持って男の子ところへ会いに行き、勝手に入ったことを謝る。

男の子は、カルルと名乗る。
カルルは皇立アカデミーの3年生、成績はまあまあ、とのこと。
今は休暇で家に帰ってきていて、2週間後にはアカデミーに戻り、3ヶ月後、冬になったらまた家に帰ってくるという。

カルルは意外と優しくて、エステルが屋敷の庭の迷路で迷子になってるのを見かけて助けてくれたり、木に登って降りられなくなったのを助けてくれたりする。
木から助ける時、カルルは黒い霧のようなものを使っていた。
(これはのちに説明が出てくるオーラ)

 

家庭教師ハーデル先生

エステルが字を習いたい、と言うと、元アカデミーの先生のハーデル・クロイツがエステルの家庭教師としてやってくる。エステルはハーデルにカスティージョ家のことについて教えてもらう。

この国の名前はアルカニア帝国。
親皇帝派のカスティージョ家は帝国で唯一の公爵家。
四大侯爵家が団結してはじめて対抗できるほどカスティージョ家は強い。
(皇帝>公爵>侯爵>伯爵)
毒も効かず恐るべき回復力をもつ一族。
戦場にてどす黒いオーラを身にまとい剣を振りかざすその姿はまさに「鬼神」

カスティージョ家と人間は本能的に嫌悪感を感じると言われている。
魔族の血のせいか子供がなかなかできない。
そのため公爵家には様々な身分の奥様がいる。

 

カスティージョ公爵(父)が屋敷に帰ってくる

エステルがカスティージョ家に来て、1ヶ月が経つ頃、やっと公爵(父)が屋敷に帰ってくる。
父は首都にいたらしい。執事と父の間で「魔塔の動きはどうでしたか」「彼らに何が出来る」という会話があるけど、魔塔が何かはまだ不明。

エステルは父に護衛騎士(ナイト)を選ぶように言われる。
カスティージョ家は敵が多いが、エステルは同じ家系なのに鈍くて弱くて回復力がないから、ナイトが必要だという。
エステルは本当は自分は娘じゃないんじゃないかと不安に思っていたので、父にそう言われて嬉しくて泣いてしまう。

赤の系統の目を持つ人間はいないので、ピンクでも赤系であるからカスティージョ家の子である証。
普通は赤い目だが、極稀にエステルのような混ざった子が生まれる。
そういう子はカスティージョの中でもはるかに危険で・・・。

 

エステルはエメル・アストラーダを護衛騎士に決める。
エメルは5年前、12才の頃に公爵家専属の騎士団、ブラックウルフ騎士団(通称オオカミ)に入団、現在17歳。

2ヶ月後に狩猟大会があり、その時にエステルを正式に、紹介?お披露目?か何かする予定。
皇帝は狩猟大会は建前で何か目的が別にあるだろうと公爵は推測している。
おそらく皇帝?が公爵に毎度すり寄ってくるので、「あいつはデゴロ(男色家)か?」と公爵はイラツイている。

カルルに馬に乗せてもらって、前に行こうとしてたどり着けずに暗くなって捜索されてしまった、橋のところに連れて行ってもらう。エメルも一緒。エステルはカルルの前に座って一緒に馬に乗る。
カスティージョ家の敷地はとても広く、エステルが歩いてたどり着けなかった橋も敷地内だし、周りには森もある。近くの村は橋から馬でさらに20分ぐらいのところにある。

 

精霊石とオーラ

川には精霊石のかけらがたくさん落ちている。
上流に精霊石の鉱山があって、鉱山はカスティージョの所有だが、高価で貴重な石なので皇帝が管理している。
精霊石とは自然のパワーが不思議な形で凝縮された石で、色々な魔法道具を作ったりオーラを増幅(強くする)、安定させるのに使われる。
だが、川に落ちているようなかけらには何の力もない。
カルルが言うには「夜には見もの」で、きれいらしい。

エメルとカルルの剣にも精霊石がついている。
カルルがいうには「父と自分には必要ないがあった方が使いやすいだけ」とのこと。

 

オーラとは騎士が使う強い力のこと。
外の力を体内に集めた力のことで、精霊石が自然のチカラを集めるのと同じ原理。
人によってオーラの色が違う。
オーラを使えるようになるには少なくとも10年の剣の修業が必要だが、一生かけても使えない者もいるので、才能も必要。

エステルはエメルに「オーラを見せて」と言い見せてくれるが、本来はそれを頼むのは失礼にあたるとのこと。
エメルのオーラはエメルの目の色と同じ、きれいな金色。
エメルは13歳でマスターになった(マスターが何かは不明)。
カルルのオーラの色は黒でカスティージョ家のオーラの色は代々、黒。
カルルは4歳で初めてオーラを発現させた。

カルルが木から降りれないエステルを助けた時使ってたのはオーラだったんですね。カスティージョの特殊能力なのかなと思ってたけど、違ったみたいです。

 

混ざった子、エステル

エステルがハーデルに質問。
カスティージョは、魔族の血が恐れられているため、皇帝にはなれない。
もちろん魔族ではない。
だが、エステルは「混ざった」人なので、人間としてみられるから、皇帝になれる。
魔道士いわく魔族と人間は種族が異なるため、新しい生命は生まれない。(子供は作れない)
だが混ざっているエステルは、カスティージョ家が人間であることを証明する存在。
エステルはカスティージョの最強の武器(カード)であると同時に弱点でもある。
エステルの存在が世間に公表されれば注目の的になる。嫁候補としても。
今まで生まれた混ざった人は男の子ばかりで女の子のデータがない。

エステルは、自分もカスティージョだから剣の才能があるかもしれない、剣を習いたいというが、カルルにもエメルにも反対される。
エメルには、もう少し大きくなってから、弓ならちょうどいいのでは、と勧められる。

 

1〜10話感想

時々出てくるカタカナの言葉がなんなのかが、よくわかりません。
例えば、カザン(名前)、ルトニー(家庭教師)など。
言葉自体の意味は書いてあるけど、なぜエステルがわからない言葉として出てくるのか、公用語とは別の言葉を意味してるのか。

タイトルが冷血伯爵ってなってますが、他の人達からそう思われてるのかもしれないけど、人柄は全然冷血な感じじゃないです。初回登場時は、エステルを金で買ったりして冷血っぽい感じだけど、7話以降で再登場した感じでは、エステルに優しいし、エステルが泣くと動揺してるし、コミカルな感じもあって、いい人です。

そして毎回、エステルを自分の膝に乗せて、話をしたりデザートを食べていたり、今まで一緒に暮らしてなかったけど、しっかりエステルに愛情を持ってかわいがってる様子なのも、ほのぼのしていいです。
兄さまのカルルも、ツンデレな感じで、エステルをかわいがってます。
家庭教師のハーデルも護衛騎士エメルもいい人だし、今のところ、主要登場人物はみんなエステルをかわいがってくれてるいい人ばかりで、いいです。
嫌な奴だったは実の母親だけ。

一応、エステルは転生設定なんですが、今のところ若者っぽい言葉を使う場面がちょこっと出てくるだけ。

カスティージョ家の魔族の血を引く設定も、魔族と人間に子供を作れないなら、血はひいてないはずってことになるけど、そこら辺どうなのか、まだ謎です。

絵柄も好き、公爵もカルルもカッコいい!
この後、どういう方向に話が進んでいくのかまだまだ序盤でよくわかりませんが、楽しみです。

 

11〜12話

エステルはエメルに、カルルの所にはよく来るのに、公爵(エステル父)には会いに行かないのかと聞かれ、忙しそうだから邪魔しちゃ悪いと思って(心の中で、嫌われたくないと思ってる)というが、エメルもカルルも父は喜ぶという。

そしてカルルがエステルに、プレゼントと言いかけて「残りものだ」と言って、見た目もかわいくおいしいお菓子をあげる。エメルにもあげようかというが、まだ死にたくないからと断る。
カルルはすっかりツンデレ。

エステルがカルルにギュッと抱きついて、「アカデミー行かなきゃダメですか?」と聞くと、あっさり「じゃあ行かない」というカルル。
引き止める言葉を言ったものの、行かないと言われて困るエステルは、話題をアカデミーの友達の話に変える。

 

カルルの友達は1人はおしゃべり、もう1人はダンマリで、めんどーなのが2人いるとのこと。
名前はゼオン・エンカスト、リドル・ルステ・アルキナ。
ダンマリの方は、パパより地位が高い=皇族らしい。

エメルによるとカルルはエステルの前では丸くなるという。
いつも神経を尖らせていては疲れてしまうので、カルルにとってもいいことだと。

エステルはパパの執務室のドアを少し開けて覗くが、やっぱり入るのはやめようかとウダウダしてるとパパの方がエステル達に気付いて入るように言う。

それでもエステルがためらっていると、ひょいっとエステルを抱き上げる。
執事の?ケルソンがやつれていて、エステルが大丈夫かと声をかけると、山積みの書類を終わらせるまで公爵(パパ)を見張っているようにとお願いされ、ケルソンは仮眠を取りに行く。

 

エステルを膝の上に乗せながら、パパは書類仕事。
エステルはパパが書いてるのを見て、パパの名前がアインだというのを知る。
そのうちにエステルはパパの膝の上で眠ってしまう。

パパが書類の山を全部片付けたのを見て、ケルソンが感激する。
そして寝ているエステルを見て、将来帝国一の美貌の持ち主となるでしょうという。

パパ「だからこそ不安が尽きぬ、さらに混ざった子ならばなおさらだ」
特に魔塔の連中は危険らしい。
エメルは命をかけてエステルを守るという。

エステルが目覚め、カルルも呼んできてみんなでティータイム。
パパにアカデミーはどうか聞かれ、「以前ほど深刻ではない」と答えるカルルに、エステルがどういうことなのか聞くと、カルルは「人間が多すぎる」と答える。

カスティージョは本能的に人間を嫌うらしい。
同じように人間もカスティージョに不快感を覚えるそうだ。
けれど、エステルは違う。

人間に不快感を感じないなんて俺にはわからないというカルルに、パパは「いずれお前にもわかるときがくる」という。

 

11〜12話 感想

特に話に大きな進展はなく、屋敷でほのぼのな日々です。
エステルが他の人達に知られる事になるといろいろ大変な事が起こってくるのかな。
ってのがちょっと匂わされつつ、今は平穏な生活を満喫する時期なんでしょうか。

パパもカルルも見た目はクールだけど、しっかりエステルを可愛がってていいです。
特にパパは、会ってまだあまり経ってないと思えないくらい当たり前な感じに普通にエステルを膝の上に乗せてるのにちょっと驚きます。とてもいいですけどね。

あと、カルルはエステルのほっぺたが気に入ってるみたいで、毎度エステルのほっぺをつまんでます。エメルも前にさわってました。

カスティージョの謎もまだまだわからないし。
カルルがエステルに最初に会った時に、熱出して寝込んでて、人を遠ざけてたのは何だったのかってのが気になります。